スキルと時間を活かすオンライン時代のクリエイティブな副業スタイルとは?

by Takashi Iwamoto

Posted on 12-23-2020

社会の変化、技術の進化のなかで、人々の生活スタイルは大きな変革期を迎えています。
そのひとつが「働きかた」です。ひとつの会社で勤め上げるケースだけでなく、転職によってスキルアップ、キャリアップを図る、複数の会社に所属して働く、特定の会社に属さずプロジェクト単位でチームに参加する、時間やスキルを活かして副業をする等々、自分の目的に合わせた多様な働きかたが一般的になってきています。

ここでは、「知識・スキル・経験」を売り買いできるスキルマーケットサービス・coconala(ココナラ)の協力を得て、Adobe Creative Cloudを駆使して、デザインを副業にしている3名にインタビュー。
デザインに興味を持ち、副業を始めたきっかけや副業をするメリットを聞きました。

“好き”を仕事に変えて、日々のモチベーションUP!

1人目は普段は会社員として働きながら、ナレーター、声優としても活動。さらに副業としてロゴデザインを行なう、hit2neoさんです。そもそも、hit2neoさんがデザインアプリケーションに触れることになったきっかけはなんだったのでしょうか。

「もともとイラストを描くのが好きで、中学生のときに買ってもらったペンタブレットにAdobe Photoshop Elementsがついていたんです。思い返すと、これが最初に出会ったデザインアプリケーションですね。
将来は、絵を描いたりアニメが作れたりしたらいいなと思いながら、独学でアプリケーションの使いかたを勉強していましたが、高校卒業後、広告やCMといったビジュアルコミュニケーションを学べる学校に進学し、そこで本格的にAdobe PhotoshopAdobe Illustratorの使いかたを学びました」

卒業後も習得したアプリケーションスキルを活かし、友人に頼まれたイラストやロゴデザインを引き受けていたhit2neoさんにひとつの転機が訪れます。

「デザインは好きですし、喜んでもらえるなら……と無償で引き受けていたのですが、あるとき、作ったものに対して報酬を払ってくださる人がいて。わたしはそれがお金になる、お金にできるとは思っていなかったので、びっくりしてしまったんです。
ちょうどそのころに、そうしたスキルを仕事につなげることができるココナラのことを知り、自分が好きなデザインやイラストで仕事ができるならと思い切って登録をしました」

自分のスキルは対価を得られるもの。hit2neoさんが副業を始めるきっかけにはそうした気づきがありました。

「でも登録したからといってすぐにお仕事をいただけるわけでもなく、何をやったらいいのかもわからなくて。最初に考えたのが“スタンプ風おなまえ画像”というものでした。テンプレートを用意して、お名前やモチーフを指定してもらい、わたしはそれをデザインするというものなのですが、想像以上の依頼をいただいて。
ココナラのランキングにも入ったことで、さらに依頼をいただくようになりました。わたしは目立ちたがり屋なので、これはモチベーションになりましたね(笑)。
依頼を受けているデザイン以外にも、“こういうデザインもお願いできる?”という相談がくるようになったことで、出品するデザインの幅も少しずつ広がっていきました。依頼いただくみなさまの力があって、わたしも成長できたと思っています」

hit2neoさんが手がけた仕事・作品

会社員としての仕事に、声優の仕事。二足ならぬ三足のわらじを履いて副業のデザインを続けるねっこさんのモチベーションはどこにあるのでしょうか

「わたしには特別な趣味もなかったので、副業のデザインが日々のモチベーションになっているんです。
納期という縛りはありますが、好きなイラストを描いたりデザインをしてお金をいただける。生活にもメリハリがつきますよね。
いまはスマホのアプリでも創作できる時代なので、デザインやものづくりに少しでも興味があるのなら、一歩、アクションを起こしてみると何かの仕事につながるんじゃないかなと思っています」

ココナラ登録名:hit2neo https://profile.coconala.com/users/10387

育児中でも副業のデザインで自分の時間を

2人目は子育てをしながら、副業でデザインの仕事をするkumattoma(くまっとま)さんです。

「以前は会社に勤めていましたが、夫の転職をきっかけに退職をしました。デザインを仕事にしようとしたきっかけは、住む場所が変わっても続けられて、長く続ければスキルアップできるような仕事がいいなと思ったからです。いまは副業として、Webのバナーデザインをしています」

それまではデザインアプリケーションを使ったことがなかったというkumattomaさんは、どのようにそのスキルを身につけたのでしょうか。

「ママ向けのWebデザイナー講座でAdobe Photoshopを学びました。プロフェッショナル向けツールだと思っていたので、それを使えるようになるのかと思うとワクワクしましたね」

ココナラに登録したkumattomaさんですが、Photoshop歴ではほかの登録者には敵いません。
そうしたときに仕事を取れるようにするにはどうしたらいいか。kumattomaさんは研究を重ねました。

「仕事を多く受けているユーザーの書きかたを参考にしながら、自分はなにができるのか、できる限りわかりやすい説明を心がけました。プロフィールもわたしの人柄も伝わるように意識しています。
まだ経験が浅いぶん、ご依頼いただくお客さまの不安を解消できるように、ポートフォリオを充実させて、自分のできることを伝えるようにしています」

kumattomaさんが手がけた仕事・作品

育児に多忙な日々を送るなかでも、kumattomaさんは未来を見据えて自身のスキルを磨き続けています。

「副業としてデザインできる時間帯は、おもに子どもを寝かしつけたあとなのですが、仕事のないときでも参加しているFacebookのコミュニティで出されるデザインの課題に取り組んでいます。
思うようにデザインができなくて挫折しそうなときもありますが、わからないことを気軽に質問することもできるので、スキルアップをするうえで、とても頼りにしています」

副業としてのデザインは、いまの生活にも変化を与えるきっかけになりました。

「副業としてデザインを始めてよかったと思うのは、“自分の時間が持てる”ということです。
もちろん、遊びに行ってリフレッシュするのも好きなのですが、デザインはやればやるほど身について、未来にも活かすことができます。なにより、ご依頼に対してお客さまと一緒にイメージを作り上げて、見えるかたちにするという過程が楽しくて。実際に自分がデザインしたヘッダーをwebサイトに貼ってくださっているのを見るとうれしくなります。
今後はコーディングやWordPressも学び、Webサイトも制作していきたいと思っています」

ココナラ登録名:kumattoma https://profile.coconala.com/users/1857599

デザインを始めてから、街を見る目が変わった

3人目は物流会社にマネージャーとして勤めながら、副業としてロゴデザインや映像制作を手がけるstudiotomzさんです。まずはデザインアプリケーションを使うようになった経緯から伺いました。

「ステッカーを作ろうと思ったとき、勝手がわからずにExcelで作ったデータで入稿したら、Illustratorデータでお願いしますと言われてしまって。それがIllustratorを知るきっかけでした。
実際にIllustratorを触ってみると、難しいことはわからなくても感性できれいなかたちが作れることが楽しくて、仕事のあとに毎日1、2時間、ひたすらロゴを作り続けていましたね。
基礎知識がないのでとにかくたくさん触って、自分が知りたい表現はインターネットで調べて。ショートカットやTipsはノートに書きとめていましたが、使い続けるうちにノートを見返さなくても操作を覚えられるようになりました」

自己流ながらも“好き”が高じて、日に日にデザインスキル、アプリケーションスキルを高めていったstudiotomzさんは、ココナラを通じて自身の創作を副業として活かしていきました。

「Illustratorを使ってロゴデザインをしているうちに、“LINE用のアイコンを作ってくれないか”と頼まれたことがあって、“いいよ”と引き受けて渡したらすごく喜んでもらえたんです。これはモチベーションにつながりました。
ココナラに登録してからは、直しの多いクライアントさんもいましたが、そうした経験を通して、自分のデザインスキルも上がっていったと思います」

studiotomzさんが手がけた仕事・作品

副業というとスキマ時間を活用したものと思いがちですが、studiotomzさんがクリエイティブに注ぐ情熱は相当なもの。会社員としての仕事もあるなかで、どうしてそこまで力を入れることができるのでしょうか。

「お金のためでも、時間があるからでもなく、作るのが好きなんですよね。デザインは副業というより、“これも本業”という気持ちで取り組んでいます。自分がいいと思ったデザインができて、クライアントさんにもそれが伝わって、“いいね”と言われる。それがなによりもうれしいんです。
でも、作るのが好きだからといって、自分のデザインを押し付けるような一方通行にはしたくないので、できる限り、相手の要望や希望を引き出すように心がけています。僕は営業マンなので、そうしたコミュニケーションは得意だと思いますよ。最終的にできあがったものが“僕のデザイン”ではなく、“相手と僕の共同作品”になってくれればいいなと思いながら、毎回デザインをしています」

Illustratorをきっかけにデザインアプリケーションを使うようになったstudiotomzさんですが、現在は、Photoshop、Adobe After EffectsAdobe Premiere Proをも操り、その制作領域を広げています。

「映像もAfter EffectsやPremiere Proを使うと、明らかに表現が変わる。それが楽しいんです。
副業でデザインをするようになってからは、街を見る目が変わりました。目についたものを、“どうして、このデザインにしたのかな?”と考えるようになったのも、Illustratorに出会えたからです。
今後はAdobe DimensionAdobe Animateなどにも取り組んでみたいですね、楽しそうなものは全部やりたくなっちゃうんです(笑)」

ココナラ登録名:studiotomz https://profile.coconala.com/users/1561189

これまでのインタビューを見ると、デザインスキルを活かしてクリエイティブな副業にする、その動機や目的は三者三様であることがわかります。
自分ができることを、できる範囲で、できるときにやる。自分のスタイルにあわせて、自由に組み立てられるのが副業のメリットでもあります。

“アドビのアプリはプロフェッショナル向けのツールだけに、難しいのでは? 自分には無理なのでは?”
そう不安に思う人もいるでしょう。
しかし、ここで紹介した皆さんが口を揃えて話すように、プロ向けのツールだからこそ、対価を得るにふさわしい十二分な機能と表現力を備えており、それは自分自身にとっても、クライアントにとっても安心感につながるのです。
“使いこなせるかな?”と不安になったら、まず、自分がやってみたい表現をwebで検索してみましょう。
チュートリアルや解説動画など、多くの情報がアドビから発信されていますし、世界中のクリエイターからもアプリケーションの使いかたや表現のTipsが発信されています。そうした情報をチェックし、実践していくだけでもクリエイティブのスキルは確実に高まるはず。
そして、ユーザーが多いということは、それだけ語り合う仲間が増えるということでもあります。わからないこと、知りたいことは尋ねられる場もたくさん用意されています。

“こうしなければならない”というルールに縛られず、自分の“好き”を追求してみましょう。
そのとき、多くのアプリケーションとサービスが用意されているCreative Cloudがあれば、興味のあるデザインにすぐに取り組み始めることができるはずです。

(記事協力:ココナラ

Topics: クリエイティブ, デザイン, グラフィックデザイン, ユーザー事例, 働き方改革

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