クリエイティビティの可能性を信じて:引き続きアドビが2021年サンダンス映画祭をサポート
「クリエイティビティ」それは今現在のように最も困難な時代においても、力強く前進していけるものです。そしてクリエイティビティには私たちをつなぎ、勇気を与え、背中を押してくれるような力があります。
アドビには、一人一人の人が、周囲に発信すべき何らかのストーリーを持っていると信じており、当社と同じく多様なクリエイターの支援を使命とするサンダンスの長年のパートナーであることに誇りを持っています。サンダンスと共同で行っているこの取り組みに対する意義はこれまでになく高まっており、パワフルで先進的かつ鋭利な作品の数々を創り出す映画制作者たちを2021年サンダンス映画祭で祝福できることを嬉しく思います。
私たちは過去数十年にわたりインディペンデント映画の制作者たちを支援してきました。Adobe Premiere Proは、サンダンスで3年連続して最も使用された編集ソフトウェアであり、今年も『Amy Tan: Unintended Memior』、『Cryptozoo』、『How It Ends』、『John and the Hole』、『R#J』、『Wild Indian』を含む、68%の出品作がPremiere Proで制作されました。また、2021年出品作の89%で、After EffectsやPhotoshopなどのAdobe Creative Cloudツールが使われています。さらに、アドビとして、ダイバーシティとインクルージョンを一層推進するため、インクルーシブではない表現が使われている用語を改訂(英語)し、リファレンスに用いる画像をさらに多様化します。これは、Premiere Pro、After Effects、Auditionに共通して実施する予定です。
次世代アーティスト支援プログラムであるSundance Ignite x Adobeフェローシップ(英語)の創設パートナーとして、アドビはキャリアを開始したばかりの多様な声の持ち主たちに、彼らが自分のストーリーを語るためのツール、インスピレーション、メンターシップ、リソースを提供しています。今年の映画祭では、Sundance Ignite x Adobeフェローに選出された2人の短編映画が初上映されます。Sundance Ignite x Adobeフェローのナタリー A チャオ(Natalie A. Chao)氏は、短編映画『To Know Her』を、2016年のSundance Ignite x Adobeフェローであるマイルズ ウォーレン(Miles Warren)氏は、短編映画『Bruiser』を出品しています。
また、米国時間2021年2月1日(月)には、サンダンスのIgnite Day(英語)がアドビの後援で開催されます。若手クリエイターの支援を目的としたイベントで、映画制作者のラーメル ロス(RaMell Ross)、ケリー ワーキア(Kerry Warkia)、ケイシャ レイ ウィザースプーン(Keisha Rae Witherspoon)各氏が参加するIgniteパネルが予定されています。パネルでは、歴史的に疎外されてきたコミュニティのストーリーテリングの伝統、そして、彼らがどのようにして、これまで十分に聞き届けられることがなかった人びとの語りを後押しするのかを一緒に探ります。
さらに、サンダンス・インスティテュートの卒業生の作品にスポットを当てたアドビ制作のムーピークリップ『When I Tell the Story』を、映画祭に伴い公開します。ロ ハーバー(Ro Haber)(2019年Momentumフェロー)、ナタリー エリカ ジェームズ(Natalie Erika James)(2021年Momentumフェロー兼2021年サンダンス映画祭出品)、アンバー フェアーズ(Amber Fares)(2019年Momentum フェロー)、レイチェル モートン(Rachael Moton)(2019年Sundance Ignite x Adobeフェロー)各氏の作品が紹介され、共同監督兼編集をキャロル グエン(Carol Nguyen)氏(2018年Sundance Ignite x Adobeフェロー)が担当しています。
実際に集まって交流することはできなくても、私たちはこの映画祭の意義あるひとときをコミュニティの皆さんと分かち合いたいと思っています。独立系映画サイトIndieWireとの提携も継続しており、今年はバーチャルIndieWireスタジオ(英語)を開設して、映画制作における多様性の重要性や、逆境においてもクリエイティブであり続けるために必要なことについて映画制作者たちと対話します。
米国時間2021年1月29日(金)には、サンダンスで最も期待されている2つの作品の制作者をお招きしたバーチャルパネル(英語)も開催します。ダリル ワイン(Daryl Wein)氏(『How It Ends』)とラム グエン(Lam Nguyen)氏(『R#J』)が、遠隔環境下の映画制作がもたらす課題と機会、そして、つながりがこれまで以上に重要になる時代に人々を結びつけるためにクリエイティビティが果たせる重要な役割について語ります。
私たちは、誰もが内に秘めているクリエイティビティを祝福するという仕事を続けています。その意味で、サンダンスに参加する映画制作者の素晴らしい作品が公開され、祝福されることを今年も楽しみにしています。
ムービークリップ『When I tell the Story』は、クリエイティブエージェンシーの72andSunny Los Angelesとのパートナーシップで制作されました。
アドビは、多様な機会の創出に取り組んでいます。独自のインタビュー動画シリーズ「Create Change(英語)」では、専門分野が異なるクリエイターたちがそれぞれの作品を通じてどのようなインパクトを与えているのかを知ることができます。また、誰もが互いのストーリーから刺激を受け、学び、公開できる、アドビWebサイトのDiverse Voices(英語)セクションもぜひご覧ください。
関連ブログ
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- アドビ、黒人作家のクリエイティビティを称えるムービークリップを公開(英語)
- 2020年Sundance Ignite x Adobeフェローのご紹介(英語)
この記事は2021年1月27日(米国時間)に公開されたCelebrating Creativity at 2021 Sundance Film Festivalの抄訳です。
多様な声を世界に届けるために
https://creativecloud.adobe.com/discover/article/diverse-voices?locale=en
自分と同じような人種・文化的背景をもつ、他のクリエイターたちに触れることはとても重要です。そして、視点が増えれば増えるほど、世界は生き生きとしてきます。