アドビ、コンテンツ管理とデジタル顧客体験を強化する新しい開発者向けツールを公開

by Adobe Comms

Posted on 02-16-2021

Adobe Experience Managerの新機能を発表 ~ヘッドレスCMSとコマース統合フレームワーク(CIF)~

アドビは、コンテンツこそが顧客体験の源泉であることを理解しています。これまで以上に世界がオンラインでつながっている現在、顧客体験の作成とカスタマイズをいかに迅速におこなえるかが問われます。なぜなら、カスタマージャーニー全体にわたって顧客に適切なコンテンツを届けるためには、そうした能力が欠かせないからです。また、アプリのような利便性を持つ没入型の顧客体験は今や必須であり、その中核を担っているのは開発者です。

しかし、開発者は、あらゆるタッチポイント(最先端のWeb環境、スマートウォッチ、ネイティブアプリなど)を横断した一貫性のあるコンテンツの提供に苦労しています。なぜなら、コンテンツが異なる場所に分散されており、開発者が容易にアクセスして、消費者の期待に応える新しいアプリのような顧客体験を生み出すことが困難だからです。

アドビは、デジタル顧客体験の開発者が一堂に会するバーチャルカンファレンス「Adobe Developers Live」にて、顧客体験を作成・管理するAdobe Experience Cloudの新機能を発表しました。具体的には、Adobe Experience Managerに新しく搭載されたヘッドレスCMS(コンテンツ管理システム)機能と、コマース統合フレームワーク(CIF)のアップデートです。前者は開発者によるシームレスなコンテンツ配信を可能にし、後者はコンテンツとコマースを組み合わせたショッピングアプリのような顧客体験の作成を実現します。

Adobe Experience Cloudの一部であるAdobe Experience Manager as a Cloud Serviceは、デジタル顧客体験管理のための業界で最も先進的なクラウドネイティブソリューションとして、マーケターや開発者が求める豊富な組み込み機能とコンテンツカスタマイズオプションを、SaaSのような俊敏性で提供します。****

Adobe Experience Managerの新ヘッドレスCMS機能

今回の新機能では、コンテンツのヘッドレス型配信用にGraphQL対応のAPIを導入し、開発者が簡単に複数のタッチポイントにコンテンツを配信できるようになりました。GraphQLは、アプリケーションに依存しない業界標準のクエリ言語で、コンテンツをAPI経由で取得します。開発者がこれを使えば、必要なコンテンツを正確に取得できるだけでなく、1回のクエリ発行だけで、要求に含まれるコンテンツすべてを入れ子状態で取得することもできます。行き来するリクエストの回数が減り、消費帯域幅も減少するので、アプリ全体のパフォーマンスも向上します。

Adobe Experience Managerはまた、必要に応じてヘッドレス型からハイブリッド型のコンテンツ配信に拡張できる俊敏性を提供するため、マーケティングチームと開発者の協力体制で顧客体験とコンテンツベロシティ(顧客の要求に応えられる迅速なコンテンツ作成と配信)を向上させることも可能です。

GraphQLの採用により、開発者は任意のフレームワークを介してあらゆるタッチポイントにコンテンツを配信できるようになります。例えば、モバイルアプリであれば、開発者はアプリからGraphQL API経由でAdobe Experience Manager上のマーケティングコンテンツを取得します。すると、パーソナライズされたコンテンツがアプリに送られ、UIがレンダリングされます。これに加え、マーケターもAdobe Experience ManagerのオーサリングUIを使用して、複数のデバイスやタッチポイントにまたがるマーケティングコンテンツを柔軟に追加し編集できるため、時間とリソースを節約できます。

コマース統合フレームワークとの統合が容易に

アドビのCommerce Integration Framework(CIF)を使って、Magentoやその他のコマースソリューションが提供するコマースサービスにAdobe Experience Managerの機能を統合して拡張できるようになりました。CIFは、簡単に拡張できる豊富なAPIをベースに構築されており、Adobe Experience Managerに搭載されているオーサリング環境を活用してシームレスなストアフロント構築が可能になるため、市場投入までの時間短縮やコストの低減を実現します。

スマートでサステイナブルな水処理ソリューションを世界中の家庭や企業に提供しているPentairは、アドビのCIFを活用して、コマースとコンテンツソリューションをスケジュール通りに、予算内で、そしてサービスを一瞬たりとも中断することなく統合しました。

同社のデジタルカスタマー担当バイスプレジデントであるパトリック テイマー(Patrick Theimer)氏は、次のように述べています。「アドビのフレームワークを介してコンテンツとコマースのソリューションを統合することで、当社の事業に沿ったエンタープライズソリューションが実現しました。CIFを活用することで、データやアナリティクスなどの資産を組織全体で共有し、包括的な顧客体験を提供できます。この統合により、企業横断の共通プラットフォームがもたらす効率性と効果を得ることができました。」

アドビのソリューションを活用して優れた顧客体験を提供しているPentair社の事例については、こちらをご覧ください(英語)。

*本記事は、2021年2月9日にAdobe Experience Manager のプロダクトマーケティングを担当しているジョシュ ファン トンダー(Josh van Tonder)が投稿したブログの抄訳版です。

Topics: デジタルトランスフォーメーション, デジタルコマース

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