プロダンスチーム CyberAgent Legitがダンス映像制作に挑戦!<S T E P 01 撮影編>

ひと味加えたダンス動画を作りたい方はもちろん、映像制作初心者の方必見!プロダンスチームが自身の映像を使って動画制作に挑戦する様子をお届けします。ぜひご自身でも一緒に動画制作に挑戦してみましょう。

ポーズをとる男性グループ
自動的に生成された説明

この連載では、CyberAgent Legitのメンバーが、ダンス動画の撮影からPremiere ProとAfter Effectsを使った編集まで、かっこいい映像制作に挑戦する様子をお届けします!

ひと味加えたダンス動画を作りたい方はもちろん、映像制作初心者の方も、一緒に挑戦してみませんか?

<連載内容(予定)>

Step1 完成イメージが大事!コツをおさえて撮影してみよう →今回はここ!

Step2 Premiere Proでダンス映像を編集してみよう 〜基礎編〜

Step3 Premiere Proでダンス映像を編集してみよう 〜応用編〜

Step4 After Effectsでダンス映像にアニメーションを入れてみよう 〜分身編〜

Step5 After Effectsでダンス映像にアニメーションを入れてみよう 〜フラットアニメーション合成編〜

Step6 After Effectsでダンス映像にアニメーションを入れてみよう 〜テキストアニメーション合成編〜

最終回 6つのStep総まとめ

Step1 完成イメージが大事!コツをおさえて撮影してみよう

第1回目は、素材となるダンス動画の撮影を行っていきます。

講師は映像ディレクターの SHOSUKE SASAKI さん。また、鉄棒ダンスパフォーマーでありながら映像制作も行っている上西 隆史さんも、サポート役として来てくださいました。

テキスト
中程度の精度で自動的に生成された説明

映像制作に挑戦していただくのは、第一生命D LEAGUEで活躍されているプロダンスチームCyberAgent Legitのみなさんです。

グラフィカル ユーザー インターフェイス, アプリケーション
自動的に生成された説明

※enaさんはお仕事のため、今回のワークショップは欠席です。

それでは撮影ワークショップの様子を見ていきましょう!

1.撮影の前に 映像の完成イメージを固めよう

病室にいる人々
中程度の精度で自動的に生成された説明

SASAKIさん:

まず映像を作る上で大切なのは、完成作品のイメージを持っておくこと!

ただ、’(イメージした)この映像を撮るためにはどうしたら良いだろう’と考えるのが、難しいところですよね。

使えそうなアイディアを探したり、よりレベルアップした映像を撮りたい場合は、普段から多くの映像を見ておくことがおすすめです。

グラフィカル ユーザー インターフェイス, Web サイト
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このように日常的にアイディアを探して、ストックする癖をつけておくと、自分の作りたいイメージが浮かびやすくなり、映像の技術も上達していくと思います。

実際に映像を作る際には、公開するメディアを事前に選び、縦型で撮るか、横型で撮るかを決めて、完成形のイメージを固定しておきましょう。

ダンサーとしてどう見せたいかイメージをちゃんと持っていれば、映像でも意思を伝えやすくなります。最初に完成イメージを決めておくことを、大切にしてみてください!

2.撮影準備 イメージをもとに機材や撮影方法を選ぼう

SASAKIさん:

自分が作りたい世界観を表現するためには、イメージを元にして、どこでどう撮影するか事前に決めておくことが大切です。今日このスタジオでどう撮影していくか、一緒に考えていきましょう!

機材や撮影方法についても、どんな編集を加えたいのかを考え、最適な映像を撮ることのできる手段を選ぶことが大切です。

テキスト
自動的に生成された説明

SONY α6400

https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-6400/

DJI PSC 2 Pro コンボ

https://store.dji.com/jp/product/rsc-2?vid=96771

SONY GP-VPT2BT

https://www.sony.jp/ichigan/products/GP-VPT2BT/

SASAKIさん:

それでは、実際にカメラを触りながら撮影のイメージを固めていきましょう!

3.撮影の手順 画面に映る情報量や光を見極めよう

今回の撮影場所は、コンクリートで囲まれた空間に、大きな鏡のあるダンススタジオ。

屋内, 建物, 立つ, 飛行機 が含まれている画像
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SASAKIさん:

映像を撮るときに大切なのは、画面の中に映る情報の整理整頓。ダンサーを中心にして、カメラと地面は水平を保つと綺麗に撮れます。

そして画面内の情報量を減らすため、ダンサーに寄ります。ダンサーをより大きく映すためにはアップにして寄るのも良いですが、おすすめはカメラごとダンサーに近づく方法。こうすることで、迫力ある映像が撮れます!

立ちダンスを撮るときは、上から撮ってしまうと画面内の地面の容量が多くなってしまって高さを強調できないので、ローアングルでの撮影がおすすめです。

グラフィカル ユーザー インターフェイス
自動的に生成された説明

SASAKIさん:

見せたいダンス表現に合わせて、照明と自分の位置関係を考えて撮るのがポイントです。

上西さん:

街中で撮る場合は、照明をあてられないことが多いですよね。その場合は、撮影場所にある様々な光をどう使うかが大切になってきます。その場にある光源を見極めて、自分がどの位置に立つかを決めるようにしましょう。

SASAKIさん:

カット割りの素材には、ベースとして全身を映したもの、その他に手や足下などの注目してほしい動きを寄りで撮っておいて、組み合わせるのも良いと思います。

4.テスト撮影開始! イメージをカタチにしよう

ここからはCyberAgent Legitのメンバーが2人1組になって、Instagramの15秒リール用の映像を撮っていきます!

Kotoriさん・TRACEYさんチーム

人, 屋外, 男, 座る が含まれている画像
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普段、ダンス動画は撮ってもらうことが多く、今回使用しているα6400のような機材で撮影することは初めてという2人。カメラはローアングルで固定し、After Effectsでアニメーションを入れることをイメージしたパフォーマンスをされていました。

FISHBOYさん・地獄さんチーム

屋内, 建物, 人, 男 が含まれている画像
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スタビライザーの回転を利用した、迫力ある動きが特徴の動画を撮っています。

スポットライトをダンサーに当てており、地獄さんは「カメラに向かって蹴りを入れた瞬間に場面が変わる」という編集を考えてパフォーマンスしていました。

TAKUMIさん・BBOY SHOSEIさんチーム

トリックをしているスケートボーダー
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カメラをローアングルで固定し、アクロバティックなパフォーマンスで2人のダンサーの入れ替えを強調した映像を撮影。

BBOY SHOSEIさんがカメラの手前から画面の中へ飛び込んでいく表現に、どのような編集を行なっていくのか楽しみな素材となりそうです。

SORAさん・KAI→さんチーム

黒い服を着ている男性
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鏡を使った合成演出をイメージしたパフォーマンスを撮影した様子。後の合成編集のため、カメラは固定した状態で撮影しました。鏡とダンサーが近すぎると編集でマスクを切り取るのが大変なため、鏡との距離を保つという工夫も見られました。

SASAKIさん:

今回撮影したものは皆さん本当に上手だったので、次回の編集でどんな表現をやりたいか、イメージを固めておいてほしいと思います。

映像に興味を持ってもらったら、表現の引き出しもやりたいことも疑問点ももっと増えていくと思うので、これからもいろんな映像に目を向けてみてください。

上西さん:

今回触った機材は皆さんあまり使い慣れていないと思いますが、何を映像で伝えたいか決めて、自分のこれまでの経験も生かしながら、どんどん機材を使ってくれると嬉しいです。

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