顧客体験の提供を加速させる、Adobe Experience Managerの新機能を発表

Creative Cloudとの統合や人口知能(AI)の活用により、デジタルコンテンツの制作から効率的なアセット管理、webサイトの構築まで迅速な顧客体験の提供を支援

Illustration of several arms reaching out and pusing buttons on different devices.

By Adobe Comms

Posted on 05-18-2021

素晴らしい顧客体験を提供すれば、お客様が再訪し、家族や友人に口コミで広げてくれる可能性が高まります。これが、すべての企業が思い描く顧客体験管理(CXM)の成功イメージですが、実際によく耳にするのは悪い体験の話です。例えばそれは、企業が重要な取引を失ってしまったということかもしれません。あるいは、提示したコンテンツが顧客に無関係だったり、興味を引かないものだったりしたために、顧客からのフィードバックが得られないということかもしれません。

このような課題の原因のひとつは、ほとんどの企業が、自分たちが作っているコンテンツが顧客にとって魅力的でないことに気付いていないことです。そして、もうひとつの理由は、企業が部門間の分断に悩まされていることです。つまり、顧客体験の提供に携わるさまざまな部門が、それぞれの意思決定がカスタマージャーニー全体に与える影響について認識していないのです。

今日のデジタル化した経済において、消費者が卓越した顧客体験を求め続ける中、企業にとっては、魅力的なコンテンツを作成するだけでなく、それを適切な顧客に適切なタイミングで提供することが重要になっています。今年のAdobe Summitでは、この状況を踏まえたAdobe Experience Managerの新しいイノベーションを発表しました。この新機能は、人工知能(AI)と自動化によって多様なペルソナに最適化されたデジタルアセットのバリエーションを迅速に作成するだけでなく、組織内の誰もが最適なコンテンツにアクセスして提供できるように、業務プロセスを民主化します。

Adobe Creative Cloudの機能をネイティブに利用できるコンテンツ制作の自動化機能「Adobe Experience Manager Assets as a Cloud Service」を発表

企業のコンテンツ制作における問題点のひとつは、管理しているすべてのデジタルチャネルそれぞれに最適化されたバリエーションの作成に膨大な時間と手作業が必要になることです。webサイト、ブログ、ソーシャルメディアチャネル、ディスプレイ広告など、数え上げればきりがありません。チャネルの数が増えれば増えるほど、コンテンツのバリエーションを作るための反復的な作業にさらに多くの時間と資源を費やさなければならなくなり、結果的にビジネスの成長に貢献する他の重要な業務からマーケティングチームを遠ざけることになります。

アドビでは、多くのコンテンツを迅速に作り出し、適切なターゲットに届け、パフォーマンスの結果につなげることを「コンテンツベロシティ」と呼んでいますが、今回この能力を増強するために、Adobe Experience Manager Assets as a Cloud Serviceの新機能としてContent Automationを発表しました。これは、Creative Cloudを活用したコンテンツ自動作成機能で、マーケターやコンテンツ制作チームはひとつのマスターファイルをもとに、Adobe PhotoshopLightroomでよく使われる画像編集機能を活用しながら、さまざまなチャネルに最適化された高品質なクリエイティブアセットを簡単に自動作成できるようになります。例えば、あるアパレルブランドが店頭での商品訴求のため、ビーチで撮影した商品写真すべてから背景を削除したいとします。画像をAdobe Experience Manager Assetsにアップロードすれば、アプリケーションを移動することなく背景の削除を簡単に自動化することができます。この新しい統合機能には、初めからPhotoshopとLightroomでよく使われる機能が数十種類含まれています。つまり、Experience Manager Assetsの画面上で、膨大な数の画像に高品質のLightroomフィルターを適用したり、一連のPhotoshopアクションを記録してアセットに一括適用したり、自動トーン補正、自動傾き補正、画像の切り出し、スマートオブジェクトの置き換えなど、さまざまな画像編集が可能になるのです。

Experience Manager AssetsからCreative Cloudでよく使われる画像編集機能にアクセスできるため、マーケター自身が、本番公開可能なレベルのデジタルアセットの作成を簡単に自動化することができます。

Creative CloudとAdobe Experience Manager Assetsの統合により、無限の可能性が広がることを期待しています。Under Armorでは、常にPhotoshopアクションを実行して、透かしの適用、画像サイズの再サンプリング、カラープロファイルの変換、特定のフィルターやレイヤー効果の適用などの作業を行っています。Experience Manager Assetsでこれらの機能を利用できるようになれば、時間とリソースを大幅に節約できるだけでなく、最高のアセットを単一のソースで管理できるようになります。

Under Armorのクリエイティブオペレーション責任者 ジェフリー ラッシュ(Jeffrey Lash)

Adobe Experience Manager AssetsからネイティブにCreative Cloudの機能を利用できるこの機能は、2021年5月に一般提供を予定しています。詳細はこちら(英語)の記事をご覧ください。

Adobe Sesneiでデジタルアセット管理 Experience Manager Assetsを強化

企業の多くが、あらゆるチャネルにおいてパーソナライズされ、自分と関連性の高いコンテンツを貪欲に求める消費者の欲求にさらされているという事実は、今日のデジタルオンリーな現実を物語っています。彼らは、常に新しいコンテンツを生み出すだけでなく、作成したコンテンツすべてを管理し、さまざまな社内チームがデジタルアセット管理プラットフォーム(DAM)上で最適なコンテンツを簡単に検索できるよう、アセットすべてに適切にタグ付けするという、一見不可能な作業を強いられています。

この、デジタルアセットへの適切なタグ付けという作業に費やされていた膨大な時間を省くため、アドビのAI(人工知能)および機械学習テクノロジーであるAdobe Senseiのさらに高度な活用によってExperience Manager Assetsを強化し、関連メタデータの適用を自動化しました。この統合により、企業のDAMにアップロードされているコンテンツに対して、単一の集約型アセットリポジトリでのアセット管理と発見が改善されます。具体的な機能は以下のとおりです。

カラータグは2021年後半に提供開始予定で、テキスト用のスマートタグはすでに一般提供を開始しています。

新しい顧客体験の作成をスピードアップするAdobe Experience Manager Sitesの機能強化

世界的なパンデミックの到来は、コンテンツの俊敏性のニーズをこれまで以上に際立たせることになりました。今日の企業には、最新の情報を取り入れた新しいコンテンツを迅速に作成したり、既存のコンテンツを継続的に更新したりできる仕組みが不可欠です。これまでは、顧客体験の作成と更新をITチームに過度に依存する体制や、異なるKPIを追う部門間の分断によって、マーケターは、新しい顧客体験を迅速に提供することが難しくなっていました。しかし、本番公開レベルのコンポーネント、スタイルシステム、そして画像編集ツールがAdobe Experience Manager Sitesに搭載されたことで、企業はブランディングに則した顧客体験をより迅速かつシンプルに提供できるようになりました。また、今後提供を予定している「Quick Site Creation」機能により、マーケターはバックエンドのweb開発なしでデザインを迅速に実装し、webページをはじめとする魅力的な顧客体験を数か月ではなく数日で提供できるようになります。さらに、異なるブランドや顧客体験のタイプを横断して再利用できる、カスタマイズ可能なサイトテンプレートも活用可能になり、これをコンテンツ担当者の手でパーソナライズするだけで、本番公開レベルのサイトを作成できます。加えて、Adobe Experience Managerの新しいフロントエンド開発ワークフローでは、開発者がコーディング環境でスタイルやデザインをカスタマイズし、コンテンツ担当者が制作作業中であっても、その変更をAEMに反映させることが可能になります。

このようなAdobe Experience Manager Sitesの新機能により、企業は、特定のキャンペーンを目的としたマイクロサイトの迅速な立ち上げからグローバルな企業規模の展開まで、魅力的な顧客体験の構築をより柔軟にコントロールできるようになりました。

Inserting image...Adobe Experience Manager Sitesは、webサイトの構築をテンプレート化することで、魅力的なカスタマーエクスペリエンスをより早く提供します。

Adobe Experience Manager Sitesの新機能は、2021年後半に一般提供を開始する予定です。

*本記事は2021年4月22日に、アドビの戦略&プロダクト担当バイス プレジデントであるLoni Stark(ロニ スターク)が投稿したブログの抄訳です。

Topics: デジタルトランスフォーメーション, Adobe Summit, 体験構築とコンテンツ活用,

Products: Adobe Sensei, Creative Cloud, Experience Cloud, Lightroom, Photoshop, Experience Manager,