Adobe Photoshop Expressに人物専用のレタッチ機能を追加しました
オールインワンのモバイル写真編集アプリであるAdobe Photoshop Expressに新機能「レタッチ」を追加しました。自撮りやポートレートなど人物撮影が盛んな現代のSNSにおける写真活用のニーズに応え、顔や自撮りのレタッチ専用に設計されたツールを提供します。
出典: Adobe Stock / deagreez.
本日、オールインワンのモバイル写真編集アプリであるAdobe Photoshop Expressに新機能「レタッチ」を追加しました。自撮りやポートレートなど人物撮影が盛んな現代のSNSにおける写真活用のニーズに応え、顔や自撮りのレタッチ専用に設計されたツールを提供します。実際に、最新のユーザー調査によると、この機能に最も多くのリクエストが寄せられていました。この新機能には、肌のスムージングのような期待通りの機能も、カリカチュアのような楽しい驚きの機能も含まれています。自撮りでも集合写真でも、Adobe PhotoshopとAdobe Senseiによる顔検出テクノロジーが写真の中の人物の顔を認識し、簡単かつ迅速にレタッチできるので、思いのままに自分を表現することができます。
肌をスムーズに
顔の特徴的な要素を均してしまうことなく、オリジナルの写真や自撮りの雰囲気を保ちながら自然かつ高品質な肌のスムーズ化処理をおこなう機能です。搭載されたスライダーを使って好みの「スムーズ」レベルを選べます。人物の顔のパーツを直感的に認識し、すべてのエクスペリエンスをシームレスかつ簡単にするために、アドビのコアイメージングテクノロジーが活用されています。
「肌をスムーズに」の効果
コンテンツに応じた修復
修復ツールがこれまで以上に精密かつパワフルになり、さらに使いやすくなりました。「コンテンツに応じた」とあるように、このツールでは、除去したり置き換えたりするオブジェクトや範囲を選択すると写真に写っているものを認識し、その領域を埋めるために何をすべきかをインテリジェントに判断します。「スポット修復」と「パッチ」の2つのオプションがあり、ブラシ、不透明度、フェザー、ブレンドを調整することで微調整が可能です。
「スポット修復」の例
顔立ちを調整
唇、鼻、目など、写真に写っている顔のパーツを認識し、どれでも好きなパーツをスライド操作だけでレタッチできます。レタッチの対象を各パーツに絞ることも、顔全体を操作することもできます。例えば、頭部全体を回転させたり、向きを変えたり、あるいは輪郭だけを修正したり、笑顔の度合いを調整したり、パーツの形を変えたりなど、さまざまなことが可能です。
頭部全体を回転
カリカチュア
私は子供の頃、アーティストに自分のカリカチュア(誇張した似顔絵)を描いてもらうのが好きでしたが、今ならAdobe Photoshop Expressを使って自分で作成でき、その過程も楽しめます。目、鼻、額など、顔のパーツを誇張するスライダーを用意しています。
カリカチュアの作例
その他の機能
- ゆがみツール:Adobe Photoshopの人気機能のひとつである「ゆがみツール」が、ワンタップで簡単に使えるようになりました。画像のどこでも好きな部分の形を変えたり、膨らませたり、ねじったりすることができます。効果を抑えめにするか、誇張するかはユーザー次第。画像のレタッチだけでなく、アーティスティックでユニークなエフェクトをゼロから生み出すのにも最適なツールです。
- テキストやステッカーの追加:Adobe Photoshop Expressの他の機能と同様に、テキストやステッカーを追加して画像をカスタマイズし、写真を共有することができます。
クリエイティブな表現をモバイルに
私たちの目標は、使って楽しく、直感的な機能を皆さんに提供し、クリエイティブな表現を後押しすることです。私たちは常にこの課題に取り組み、身近で簡単でありながらパワフルで、自らを表現するのに役立つツールやコンテンツをお届けし続けたいと思っています。Adobe Photoshop Expressはこちらから無料でダウンロードできます。
最後に
世界中の多くの人々がコロナ禍の影響を受けている中、私たちの思いが皆さんと共にあることを覚えておいてください。特に、このような困難な状況の中でAdobe Photoshop Expressのプロダクト開発に取り組むインドのエンジニアリングパートナーの皆さんの貢献によってこれらの魔法が実現できたことに、改めて感謝いたします。
この記事は2021年6月8日(米国時間)に公開された Photoshop Express launches Retouch Features の抄訳です。