PhotoshopとAdobe Experience Manager: APIで加速する創造性

本日、私たちはAdobe PhotoshopとLightroomが持つ世界最高水準のイメージング技術を、Adobe Experience Manager Assetsにネイティブに統合したことを発表でき、大変嬉しく思います。

By Miki Hagiwara

Posted on 06-10-2021

本日、私たちは、Adobe PhotoshopとLightroomが持つ世界トップクラスのイメージング技術を、世界のトップブランドが何億ものアセットを管理・保存するために使用しているAdobe Experience Manager Assetsにネイティブに統合して、Creative CloudとExperience Cloudの間にこれまでにない強力なコネクションが構築できたことを発表でき、大変嬉しく思います。

Photoshopのパワーをアセットが保存されたAEMに持ち込むことで、クリエイティブチームやマーケティングチームが大規模な画像編集を自動化できるようになりました。背景の除去、スマートオブジェクトの置き換え、さらにはPhotoshopアクションによるスクリプティングなどの複雑な操作を、何千ものファイルにワンクリックで適用できます。

例えば、あなたがアートディレクターで、オンラインや印刷物のカタログに掲載する膨大な数の商品画像を作成しなければいけないとします。これまでは対象ユーザーやコンテンツ毎に複数の作業フローを管理する必要がありましたが、Photoshop APIとの連携によりAdobe Experience Manager Assetsから離れることなく、必要なアセットを必要なフォーマット、解像度、サイズで作成することができます。デスクトップソフトウェアは必要ありません。

実際、この統合により、従来のデスクトップソフトウェアでは実現できなかった新しいワークフローが可能になります。

AEM Assetsの操作画面(個々のボトルの画像)

AEM Assetsの操作画面(テンプレートに配置されたボトルの画像)

こちらはCoca-Cola社のマーケティングチームの事例になりますが、Photoshop APIのスマートオブジェクト置換機能を使用して、新しいサステナビリティキャンペーンを迅速に作成しています。

最初に、個々のラベルが貼り付けられたペットボトルの画像を選択して背景から切り出し、それをブランド固有のガイドラインに沿ってカラーコーディネートされたキャンペーンのテンプレートに配置するという処理です。これらはすべてネイティブのAEMのインターフェース上で数秒以内に完了することができます。

この新機能は、2021年5月にAdobe Experience Manager Assetsを通じて一般リリースされています。詳細については、こちらの投稿をご覧ください

WebやモバイルにおけるPhotoshop API

このエキサイティングな統合は、PhotoshopとLightroomの強力なAPIによって実現されていますが、これらのAPIは、皆さんが経験したことのある他の製品の機能も推進しています。

例えば、Adobe Sparkの背景除去ツールです。このツールには、最新のPhotoshopに搭載されている被写体選択と同じAdobe SenseiのAIテクノロジーが使用されています。Photoshop APIはSparkの画像切り出しワークフローを強化し、髪の毛などの難しい被写体さえもPhotoshopで得られる様な素晴らしい結果を得ることができます — すべてワンクリックで。

Adobe Sparkによる背景画像の切り抜き(処理前)Adobe Sparkによる背景画像の切り抜き(処理後)

ちなみにPhotoshop APIはCreative Cloudアプリのようなモバイルアプリでも利用することができ、クイックアクションメニューからタップするだけでPhotoshopマジックが使えます。

 

また、他の企業もAPIの利用を開始しています。Dreamship社は、急速に成長しているEコマースプラットフォームのバーチャルモックアップを作成するために、Photoshopの機能を必要としていましたが、このAPIをいち早く採用した企業のひとつです。Dreamship社のCTOであるEli McNutt氏は次のように述べています。

「当社のワークフローは複雑で、複数のレイヤーを使ったり、画像を変形させたりしています(例えば、画像をマグカップに巻きつけるなど。)。Adobeはすべてのアセットの元ファイル(source of truth)となるPhotoshop形式のファイルを操ることができる、唯一のブランドです。」

Dreamship社についての詳細、彼らがPhotoshop APIの機能を部分的に利用することで昨年の1年間に収益を12倍に伸ばした事例については、こちらをご覧ください(英語)。

クリエイティビティーを発揮する場所

クリエイティブな仕事をしている人たちは、インスピレーションがあらゆる場所に存在することを知っています。そして、エンジニアリングおよびプロダクトチームとしての私たちの責任は、Photoshopがあなたのすぐそばにある様にすることです。

お気に入りのモバイルアプリでクリックしたり、バックグラウンドで動作するサーバーで何千ものファイルを処理したり、Photoshopが必要な場所に存在することで生まれる未来を想像してみてください。

もしくは、一旦、未来のことは忘れて - 昨年のリモート ワーク(およびリモート クリエイティビティー)が私たちに何かを教えてくれたかを思い出してください。それはお客様がどこにいても、信頼性が高く忠実な方法で、頼りになるツールにアクセスできる必要があるということです。

これが私たちの課題であり、私たちが築きたい未来です。 しかし、それは私たちだけでは実現できません。是非、Adobe.IOのPhotoshop開発者プログラムに登録してください

常時、最新のデモやドキュメントへのリンク、その他すばらしいリソースを提供しています。私たちはあなたのフィードバックにより成長しており、あなたが創作したものを見るのが待ちきれません。私たちの開発者やエンジニアは「Hello world!」が持論です。

この記事は2021年4月に公開されたPhotoshop and Adobe Experience Manager: Accelerating creativity through APIsを抄訳したものです。

Topics:デジタルトランスフォーメーション, 体験構築とコンテンツ活用, DX 活用事例,コンテンツ管理,

Products: Creative Cloud, Experience Cloud, Lightroom, Photoshop, Spark, Experience Manager,