AEM Assets as a Cloud Serviceのアセットマイクロサービス(Tech Blog)
Miki Hagiwara
07-01-2021
Adobe Experience Manager Assets as a Cloud Serviceは、大規模なアセットの管理やダイナミックメディア操作を処理するために、アセットマイクロサービスが独自の役割を果たしています。今回はこのアセットマイクロサービスについて紹介させていただきます。
Adobe Experience Manager Assets as a Cloud Serviceは、大規模なアセットの管理やダイナミックメディアの操作を処理するために、クラウドネイティブなソリューションを提供します。この投稿では、Adobe Experience Manager Assets as a Cloud Serviceの利点と、クラウドサービスに独自に実装されたこのアセットマイクロサービスが、アセット処理のパフォーマンスと速度にどの様に貢献しているか紹介させていただきます。
まず、Adobe Experience Manager Assets as a Cloud Serviceとアセットマイクロサービスについては、両方が常に最新の機能を備えていると言うことがポイントです。Adobeは、AEM Assetsとアセットマイクロサービスの両方に日次のホットフィックスのリリースと同様に、アセットマイクロサービスの基本イメージを日次でアップデートしています。さらに、Adobe Experience Manager Assets as a Cloud Serviceでは新機能を月次でリリースし、アセットマイクロサービスは新機能を週次でリリースしています。
Adobe Experience Manager Assets as a Cloud Serviceのアーキテクチャーは、アセット処理のパフォーマンスを向上させるために独自の設計が実装されています。具体的には、Webブラウザーなどのクライアントからアップロード要求がAdobe Experience Managerに送信された後、バイナリアセットはクラウドストレージに直接アップロードされます。これが完了するとAEMに通知が行われ、AEMからアセット処理要求がアセットマイクロサービスに送信されます。アセットマイクロサービスはクラウドネイティブな方法で、アセットを処理します。処理プロファイルはAEMプラクティショナー(AEM実務担当者)によりAEM Assets上で構成され、生成するレンディションやその他のタスクが指定されます。