次世代のマーケティングおよびメディアのプロを育成する
Adobe Experience Cloudを活用し、最先端のマーケティングテクノロジーの現場で学生が経験を積み、即戦力として社会に出られるための教育的取り組みを行っている事例です。
体験型教育は、学生を実社会のキャリアに備えさせる最適な手法として周知されており、米国の大学で幅広く採用されています。East Tennessee State University(ETSU)では、デジタルマーケティングの分野で学生が活躍できるようになることに重点を置き、体験型教育に注力しています。
ETSUはAdobe Experience Cloudと提携することで、最先端のマーケティングテクノロジーの現場で学生が経験を積めるようにしています。ブランドとメディア戦略の学際的な修士課程によって、学生の就職率が高まり、民間企業による支援対象としてETSUの人気も上昇しています。地元や地域、全米の企業から70人の専門家がアドバイザーとして、ETSUと連携しています。
マーケティングスキルのギャップを埋めるETSU。
マーケティング分析やアド(広告)テクノロジーに関わる人材確保に苦労している企業と協力し、ETSUは率先して、学生との間に人材採用の新たなルートを構築することにしました。
「本学では、業界全体に広がる知識のギャップを埋めるために、ブランドとメディア戦略の課程を設立しました」と、ETSUのメディアコミュニケーション学部の学部長、Stephen Marshall博士は述べています。「私たちは、学生がデジタルマーケティングの基礎と、パーソナライズエクスペリエンスの構築について学ぶことで、卒業後すぐに即戦力として活躍できるようにサポートしています」
学生は、Adobe Experience Managerでオンラインコンテンツを作成し、Adobe Analyticsで顧客データを分析し、Adobe Targetで様々なターゲットに対して、それぞれに適したマーケティング戦略とコンテンツをテストできます。
「企業側が求めているのは学位だけではありません。実務に対応できるスキルと経験を持つ人材を採用したいと思っています」と、Marshall博士は言います。「企業はETSU卒業生を採用することに価値を見出しています。ETSU卒業生は、Adobe Experience Cloudを使用した経験があり、即戦力として、最新のデジタル戦略を活用し、企業と顧客を繋げることができるのです。」
このような特別課程を設置したことは、すでにETSUの入学者数に大きな影響を与えており、またより多くの民間企業の支援を招致することにも役立っています。
高等教育のリーダーとしての地位を固めるETSU
「本学で採用する体験型学習の手法に学生が魅力を感じていることは、過去2年間の大学院課程の学生数が増加していることからも実証されています」と、ETSUの准教授でBucDigital学部のリーダー、Melanie B. Richards博士は述べています。
ETSUのメディアコミュニケーション学部の大学院入学者数は、ブランドとメディア戦略課程の創設以来、24人から75人に増えています。ETSUでは同時に、起業家のような資金調達方法を取り入れており、学生、民間セクター、産業界、機関投資家からの投資により利益を生み出しています。
「多くの企業がAdobe Experience Cloudを利用していますが、本学の体験型教育のレベルに達しているプログラムはほとんどありません」と、Marshall博士は言っています。「私たちは、採用企業と入学希望者のどちらも魅了する素晴らしい教育機会を創出しています。このプログラムは実社会に即した、とても役立つ内容だからです」
詳しくは、こちら(英語)をご覧ください。