Adobe Analyticsによる調査:米国の国内線支出額が10億ドル減少する一方で、航空券価格の上昇続く

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提供:Adobe Stock / Viictor

アドビでは、航空業界の業績回復についてのインサイト得るため、分析ソリューション「Adobe Analytics」で米国における国内線のオンライン予約に関する新たなデータを追跡し続けています。本調査は、米国の航空会社上位10社のうち6社における1,500億回以上のweb サイト訪問と消費者との直接取引を分析した、同種の指標の中で最も包括的なレポートです。

2022年4月の国内線予約におけるオンライン支出額は78億ドルで、前月(2022年3月、88億ドル)と比較して13%減となっています。これは、消費者支出が10億ドル以上減少したことを意味します。また、全体の予約件数は17%減少しています。

国内航空需要は前月から減少したものの、依然としてパンデミック前の水準を上回っています。4月のオンライン支出額は、2019年4月と比較して23%増、予約数は5%増です。2022年に入ってから、消費者はオンラインで国内航空旅行に合計288億ドルを支払っています。これは、2021年の最初の4か月間の支出額(139億ドル)の2倍以上です。

航空券の価格は、2022年4月も高止まりし、2019年の水準より27%、前月比では8%上昇しました。パンデミック以前(2019年)の水準を上回る価格上昇はこれで3か月連続となりました(2022年3月は2019年水準の20%増、2022年2月は同5%増)。2019年の水準を3%下回っていた2022年1月とは対照的です。

航空券の価格の上昇は、引き続き消費者の購買力に影響を及ぼしており、2022年4月のオンライン支出額が2019年比で23%増であるのに対し、実際の予約数は5%増にとどまっています。この大きなギャップは、消費者が同じサービスに対して以前よりかなり多くの料金を支払っていることを示しています。

アドビのデジタルインサイト担当リードアナリストであるヴィヴェク パンドゥヤ(Vivek Pandya)は、次のように述べています。「先行き不透明な経済環境が、一部の消費者に旅行プランの見直しを迫っています。しかし、メモリアルデーの予約数は減少しているものの、夏の旅行シーズンではパンデミック以前のレベルを上回っていることから、プランの完全なキャンセルではなく、延期を選択した消費者もいることがうかがえます。」

メモリアルデーの週末(5月27日~30日)の国内予約数は、2019年の同時期と比較して13%減少しており、オンライン支出は12%減少しています。一方で、夏の旅行シーズン(2022年6月~2022年8月)の国内予約数は2019年と比較して2%増加し、支出額も3%増加しています。

目的地別で見ると、2022年5月から6月の米国内旅行先の上位10か所(予約数ではなく搭乗者数に基づく)は、以下の通りです。

調査方法:アドビは、米国の航空会社トップ10社のうち6社を含む、旅行、レジャー、ホスピタリティサイトへの1,500億件以上の訪問をカバーするAdobe Analyticsによる分析に基づき、同種のテクノロジー企業による指標のなかで最も包括的なインサイトを提供します。

*本記事は、アドビが2022年5月12日に投稿したブログの抄訳です。