2022年6月フォト製品アップデートのご紹介
提供:Benjamin Warde
2022年6月の、Adobe LightroomとAdobe Lightroom Classicを含むフォト製品の最新アップデートをご紹介します。このアップデートは本日より段階的にリリースされ、今週末には全ユーザーにご利用いただける予定です。Adobe Lightroomのビデオ対応を含む、素晴らしい新機能のすべてをご紹介します。
ビデオ
(Adobe Lightroom Mac/Win版、 iOS版、 Android版)
Adobe Lightroomが動画に対応しました
写真を美しく仕上げるために日頃使い慣れている編集コントロールが、そのまま動画編集でも使えるようになりました。Adobe Lightroomの編集機能を使ってビデオクリップを最高の状態に調整できるほか、写真とビデオの間で編集設定のコピー&ペーストが可能なため、写真とビデオの両方で一貫したルックを実現できます。また、プレミアムプリセットやAdobe LightroomのAIが提案するおすすめのプリセットも使えます。さらに、ビデオクリップの最初や最後をトリミングして、最も重要なシーンだけを残すこともできます。
「新しいビデオ機能はとても気に入っています。私はビデオと写真の両方のコンテンツを制作しているので、この新機能のおかげで、異なるアプリやソフトウェアを行ったり来たりすることなく、1つのアプリですべてをおこなえるようになりました。まさにゲームチェンジャーです!」
Tristan Zhou, Lightroom Ambassador
プリセット
「プリセットの適用量」スライダー、AIを搭載したアダプティブプリセット、プレミアムプリセットパックの追加など、プリセット関連機能をさらに強化しました。
プリセット適用量スライダー
(Adobe Camera Raw(ACR)、Adobe Lightroom Classic、Adobe Lightroom Mac/Win版、 iOS版、 Android版、 Adobe Lightroom web版)
写真やビデオに適用するプリセットの強度が調整可能になりました。適用したプリセットの効果が少しきつすぎる、あるいは弱すぎると感じた時、自分の好みの仕上がりに簡単に調整できます。
「プリセット適用量スライダーが大好きです! バッチ編集をすることが多いので、これを待っていました。このプリセット量スライダーは、編集にかかる時間を大幅に短縮してくれます」
ピヤタット プリムトントラクル(Piyatat Primtongtrakul)氏、Lightroomアンバサダー
アダプティブプリセット
(ACR、Adobe Lightroom Classic、Adobe Lightroom Mac/Win版)
アダプティブプリセットは、まったく新しいタイプのプリセットです。「空を選択」や「被写体を選択」に搭載されたパワフルかつ高度なAIマスク機能をベースに、写真の特定の領域だけを自動的に選択してプリセットを適用できるようになりました。今回追加される2つのアダプティブプリセットは、空をドラマチックにするプリセットと、被写体を鮮やかにするプリセットです。AIマスクの威力がワンクリックで実感できます。
プレミアムプリセット
(ACR、Adobe Lightroom Classic、Adobe Lightroom Mac/Win版、 iOS版、 Android版、 Adobe Lightroom web版)
今回のリリースでは、活躍中の最高のフォトグラファーによって手作りされた新しいプレミアムプリセットパックを5つ追加しました。
- 「ポートレート:白黒」は、 アイーシャ カジム(Ayesha Kazim)氏によって作成された、モノクロポートレート用の美しいプリセットです。
- 「ポートレート:エッジ感」は、ジェシー ジェイ(Jessy J)氏によって作成されたこれらのプリセットは、ポートレート表現を次のレベルへと導きます。
- 「ポートレート:グループ」 は、チェルシー ルバール(Chelsi LeBarre)氏によって特別に作られたこれらのプリセットは、集合写真を際立たせ、友人や家族の写真写りをいつでもベストな状態にしてくれます。
- 「被写体:コンサート」は、ミーガン サンプトン(MeganSumpton)氏が提供するプリセットで、これらを使えばコンサートやその他のライブパフォーマンスの写真を驚くほど美しく仕上げることができます。
- 「ビデオ:クリエイティブ」は、ステュー マシュウィッツ(StuMaschwitz)氏がAdobe Lightroomに新しく搭載されたビデオ機能に合わせて作成した、スタイリッシュでクリエイティブなプリセットで、ビデオとの相性を考慮して最適化されています。
赤目補正
(ACR、Adobe Lightroom Mac/Win版)
AIによる自動赤目補正機能
フラッシュ撮影では人物の目が赤く光ってしまうことがありますが、そんな時にワンクリックで赤目を除去できるようになりました。写真内で赤目を探し、手作業で1つひとつ囲む必要はもうありません。Adobe LightroomのAIが自動的に対象をすべて見つけ、必要に応じて赤目を除去します。
比較表示
(Adobe Lightroom Mac/Win版)
並べて比較
Adobe Lightroomに比較表示が追加されました。並べた写真を比較しながら最高の一枚を選び出すことができます。
コミュニティ検索
(Adobe Lightroom Mac/Win版、 Android版、 Adobe Lightroom web版)
Lightroomコミュニティで、あなたにぴったりのものを探しましょう
「見つける」セクションは、Adobe Lightroomを通じてつながるコミュニティメンバーが集う場所です。このコミュニティ内で、興味のあるトピックや、フォローしたいフォトグラファーや友人を簡単に検索できるようになりました。
コミュニティリミックス
(iOS版、 Android版、 Adobe Lightroom web版)
コミュニティのさまざまなメンバーがどのように写真を編集しているかを学んだり、編集に参加してみましょう
昨年秋にMac/Win版のAdobe Lightroomに搭載されたコミュニティリミックスが、モバイル版とウェブ版のAdobe Lightroomでも利用できるようになりました。全く新しい方法でLightroomコミュニティと関わりましょう。自分独自の編集をコミュニティで共有したり、他のユーザーに別バージョンの編集に挑戦してもらったり、画像として表現された芸術的なビジョンを共有したりすることができます。こうした遊びの余地を設けることで、世界中からまったく新しい視点が集まってきます。
その他のアップデートAIマスクの一括コピーおよびペースト機能
(ACR、Adobe Lightroom Classic、Adobe Lightroom Mac/Win版)
AI搭載の「空を選択」および「被写体を選択」マスクを他の写真にコピー&ペーストすると、写真に合わせて自動的にマスクが再計算されるようになりました。写真ごとにマスクを適用する必要はありません。これにより、強力なAI機能をバッチ編集のワークフローに取り入れることができます。
マスクグループ反転
(ACR、Adobe Lightroom Classic、Adobe Lightroom Mac/Win版、 iOS版、 Android版)
マスクグループの反転が可能になり、写真の特定部分への編集をより簡単におこなえるようになりました。
進む/戻るボタン
(Adobe Lightroom Mac/Win版)
Adobe Lightroomデスクトップ版では、ウェブブラウザと同様にAdobe Lightroom内を簡単に移動できる進む/戻るボタンが追加されました。
ローカルストレージの管理
Adobe Lightroomは、写真の保存に使用するハードディスクの容量をより細かく管理できるようになり、コンピューターの空き容量確保のためにキャッシュを削除できるようになりました。
この記事は2022年6月14日(米国時間)に公開されたJune 2022 photography releasesの抄訳です。