【インタビュー】ソフトウェア企業のビジネス資料の作成を効率化したAcrobat Pro

Tooon株式会社

青いシャツを着ている男性 自動的に生成された説明

杉山裕磨

1995年生まれ。熊本県合志市出身。長崎国際大学在学中に福岡県にてTooon株式会社を創業。2019年に同社を休眠し、株式会社クオンに入社。キャラクターのSNS戦略、企画を担当。退社後、Tooon株式会社を復活。イラストレーターやデザイナー、エンジニアなど個人事業主向けに、主にオンラインでのビジネス取引の負担をなくすwebサービスの「Tooon」を開発。「世界がより幸せで溢れる場所にしたい。個人に眠る才能や挑戦が惜しみなく発揮される世界へ。踏み出した挑戦への一歩が望まない形で消費されることのない世界へ。そんな未来を実現するための事業を作っていく。」という企業理念を掲げ、地方で活動するクリエイターの活動環境の改善を目指し日々奔走する。

目指すはクリエイターの活動環境の改善。今回は、Tooon株式会社の代表を務める杉山さんにお話を伺いました。

すべての人が好きなこと、得意なことに集中できる環境をつくりたい

Q.杉山さんが起業したTooon株式会社とはどんな会社なのか、教えてください。

杉山さん「『個性が輝く社会を実現する』をビジョンとした、スタートアップ企業です。ただ働くだけではなくて、自分の特徴や個性、得意なことをちゃんと社会に還元できるような環境をつくる。それを実現したいと思って働いています。

会社名と同じく『Tooon』というサービスがメインの事業となります。『Tooon』はフリーランスの人たち、その中でもイラストレーターや、デザイナー、エンジニアなど、いわゆるクリエイターと呼ばれる人たちがメインターゲットとなります。エンジニアならエンジニアリング、デザイナーならデザインなど、各クリエイターには自分が得意な部分や、市場価値が高い部分がありますよね。でもそれ以外にも、クライアントとの契約やポートフォリオの製作といった雑務もやらなければいけません。『Tooon』は、クリエイターとしてより多くの時間を使えるように、そういった雑務などの部分をオールインワンで自動化する業務管理サービスです」

Q.杉山さんはなぜ、フリーランスの方々を支援するサービスを立ち上げたのでしょうか。

杉山さん「小さい頃から、何者かになっている人をカッコいいと思っていたんです。僕自身も学生の頃は起業家になりたいとか、その前はエンジニアになりたいとか、何かしらになるというのはずっと思っていました。企業家になると決めた時に、どうやって収益を上げたらいいのかと考えました。僕、エンタテイメントが好きなんです。社会にポジティブで、喜怒哀楽でいう喜びを広げていく人たち。そんな人たちと、世界線にいたいと思ったんです」

そして杉山さんは、“何者かになっている人たち”を見続ける中で、ある気づきがあったと言います。

杉山さん「そういう人たちが、トラブルに巻き込まれていたり、困っていたりという事態をよく目にしたんです。『なんでこういうことで躓いているんだろう』『もっとこうできたらいいのに』。それが僕に見えているということは、それが僕のやるべきことなんだと思いました。

僕は、起業もひとつの表現方法だと思っています。どんなクリエイターさんでも、何もかも1人で好き勝手やっているというわけではありません。僕の中でTooonの事業は、個人に眠る才能や挑戦が望まない形で消費されない土壌、世界を作るというクリエーションです」

Q.では、Tooonの目指す目標を教えてください。

杉山さん「目標としてはやはり、すべての人が好きなことと得意なことに集中できる状態を作りたい、というところです。好きじゃないこと、得意じゃないことって、ほとんどのケースで生産性がすごく低いですよね。それが努力の範疇ならもちろんやるべきですが、ただ嫌なことや我慢することに時間、お金、精神的なものなど何かしらのコストを払うべきじゃない。もっとやるべきことがあると思っています。より多くの人たちが自分の特徴的な部分に集中できる環境が、日本においても世界においても、ちょっとずつ実現できたらいいですね」

ノートパソコンを操作する少年 自動的に生成された説明

Acrobat Pro導入でAiデータが見られるように

Q.杉山さんは普段、Tooonの中でどのような業務を担当されているのでしょうか。

杉山さん「リソースがまだ多くないので、資金調達など経営周り以外にも色々とやっています。プロダクトの開発は開発チームに任せていますが、クオリティや要件定義など、入り口と出口は僕が抑えています。あと大事な部分としては、会社の中と外とのコミュニケーションをとることですね。経営者にとって、マーケットに対する感覚を養うことって、とても大切なことだと思っています」

Q.では普段の業務の中で、どんなシーンでPDFを活用されていますか。

杉山さん「投資家様向けの資料、会社資料、サービス資料。提案書に契約書。それから『Tooon』を使っている方向けのポートフォリオ。誰かにデータを送るときは、社内でも社外でも基本的にPDFにしています。パワーポイントのデータをそのまま送ると、フォントや改行などが崩れてしまうことがあるんです。PDFにすればデザインの崩れがなくなるので、伝えたいことをちゃんと伝えるために、PDFに変換するようにしています」

Q.Adobe Acrobat Proを導入して、改善された点はありますか。

杉山さん「一番は、AIデータなど、Adobe製品の他のデータが見られるようになったことですね。デザイナーからAIデータのままいただくことがあるのですが、Adobe Creative Cloudを入れていないので、これまでは見ることができなかったんです。Acrobat Proを入れただけで、そういったデータをPDFに変換してくれるようになったので助かっています。デザイナーさんに『PDFにして送ってください』とお願いする必要がなくなり、お互いの業務が効率化されました」

ノートパソコンで作業をしている人 自動的に生成された説明

Q.他にも活用している機能はありますか。

杉山さん「ビジュアルメインの資料を扱うことも多いので、データの圧縮機能にはお世話になっています。他にもページの編集、たとえば別のファイルからページだけ持ってきたり、逆にページを切り離したりという機能もよく使います。順番を入れ替えることも多いですね」

Q.では最後に、Acrobat Proで今後使ってみたい機能があったら教えてください。

杉山さん電子サインを、もう少しうまく使ってみたいですね。採用や外部の方との連携に役立てたいと思っています」

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