デザインに関わる方に向けて、今後のキャリアについて考える“X DESIGNERS CAREER FES(クロス デザイナーズ キャリアフェス)”を開催しました!

Adobe XD ユーザーフェスを通じて築いてきた「デザイナー同士がつながる場」をさらに広げたい……そんな思いから、デザインに携わるあらゆる立場の人々が集まり、キャリアやデザインの未来について語り合う「X DESIGNERS CAREER FES(クロス デザイナーズ キャリアフェス)」を 2024 年 12 月 15 日(日)に開催しました!

X DESIGNERS CAREER FES とは?

「X DESIGNERS CAREER FES」は、デザインに携わるあらゆる立場の人々が、キャリアやデザインの未来について語り合うイベントです。これからデザイナーを目指す方、キャリアに悩む現役デザイナー、デザイナーを支えるマネージャーや経営者など、多様な視点を持つ参加者が集まりました。

イベントは「ワールドカフェ形式」で進行。1 テーブル 1 テーマで 15 分間のディスカッションを行い、参加者は 3 つのテーブルを巡ります。最後には、ディスカッションで得た気づきや印象深かったことを全員で共有しました。

▶︎ ワールドカフェ形式とは

参加者が複数のテーブルを回りながら、テーマごとに自由に会話を楽しむ形式のイベントです。リラックスした雰囲気で、意見交換や新たな発見が生まれやすいのが特徴です。

トークテーマごとに印象に残ったこと

デザイナーキャリア × デザイナーの年収

このテーブルでは、デザイナーのキャリアと年収について話し合いました。

主なトーク内容は参加者自身の経歴紹介で、それぞれ異なる道を歩みながらも、自分の目標に向かって努力を続けている姿が印象的でした。

会社員、フリーランス、起業家という 3 つの立場から年収の目安を共有した結果、年収を上げるには「会社員<フリーランス<起業」という傾向が見られました。しかし、最終的には各々の生活スタイルや価値観によって「いくら稼げば幸せなのか」「自分は何を目指したいのか」を考え、目標を立てて行動することが重要であるという結論となりました。

インハウスデザイナー&フリーランスデザイナーの仕事の違いって?

このテーブルでは、インハウスデザイナーとフリーランスデザイナー、それぞれの働き方について議論しました。冒頭では、どちらの働き方が良いのか、メリットやデメリットを比較するような形で話が始まりました。しかし、対話を深めるうちに「雇用形態の違い」よりも「UX デザインの 5 段階モデルのどの部分を担当しているか」のほうが、働き方を語る上でより重要ではないかという意見が浮かび上がりました。

また、参加者の多くがインハウスとフリーランスの両方の働き方を経験してみたいと考えていたのも印象的でした。どちらか一方にこだわらず、それぞれの特性を活かしながら自分らしいキャリアを築きたいという思いが感じられました。

セルフブランディングどうしてる?必要?

このテーブルでは「デザイナーにとってセルフブランディングは本当に必要なのか?」をテーマに話し合いました。「信頼性の向上」「自分の見え方をコントロールできる」「社内でのコミュニケーションが円滑になる」といったセルフブランディングのメリットが挙げられました。

セルフブランディングを意識的に行うことで自分の周囲にポジティブな影響を与えられるだけでなく、仕事や人間関係をスムーズに進める助けになる、という意見でまとまりました。このテーマを通じて、デザイナーとして「自分をどう見せるか」を考えることが、キャリアや日常においていかに重要であるかを改めて感じる機会となりました。

デザイナーの日常、普段どんなことしてる?

このテーブルでは、デザイナーのワークライフバランスについて話し合いました。リモートワークやフレックス制度のおかげで、育児や介護と仕事を両立しやすくなっているという意見が目立ちました。

「ON と OFF の切り替え」については、常に ON で働くのが心地良い人と、完全に OFF にしてリフレッシュしたい人、それぞれのスタイルが見られました。

最終的には、ワークライフバランスは「環境 ✕ ポジション ÷ 個人」で決まるという考え方が共有され、新しい視点を得る場となりました。

便利なツール、使えるようになったほうが良いツールってある?

このテーブルでは、Figma や Slack といった定番ツールから、生成 AI やタスク管理ツールの活用法まで幅広く意見交換が行われました。職種ごとの得意・苦手なツールについて話し合う中で、ツール以上に「モチベーション維持の方法」も重要なポイントとして挙がりました。

特に、生成 AI の可能性と課題が注目され、チームやワークフローへの理解が、より良い仕事につながることを再確認する場となりました。

デザイナーからこんな役職になれるよ

このテーブルでは、デザイナーが長く働いた先に広がるキャリアについて話し合いました。デザイナーとして積んだ経験によって、進める役職やポジションはさまざまですが、自分が目指したい方向性に合わせてスキルや知識を磨くことが大切だという意見が多く挙がりました。

最終的には「どんな肩書や役職に就いても、自分のやりたいことを忘れないことが大事」という結論に至りました。キャリアの選択肢を知りつつ、自分の価値観を見失わないことが幸せな働き方につながると感じることができました。

おわりに

今回のイベントでは「もっと時間が欲しかった」「さらに深く話し合いたい」という声をいただき、スタッフ一同とても励まされました。次回は「もっと掘り下げてほしい」と多くリクエストをいただいたテーマを中心に、より充実した内容でイベントを企画する予定です。

デザイナー同士で語り合い、みなさんのキャリアや日常に新たな発見をもたらせるよう、さらにパワーアップしてお届けします!

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次回、皆さんと直接お会いできることを心から楽しみにしています!