「Adobe Premiere Meet-Up 2025」開催レポート|ユーザーと開発者が共に創る映像制作の未来

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2025年11月16日(日)、『Adobe Premiere Meet-Up 2025』がアドビ東京オフィスにて開催されました。本イベントは、映像制作の第一線で活躍するユーザーと、アドビ本社の開発メンバーが一堂に会し、Adobe Premiereの現在と未来について深く語り合う場です。当日は、映画・番組編集者、ディレクター、ビデオグラファー、インフルエンサー、講師など、北海道から九州まで全国各地から40名程のプロフェッショナルが参加。アドビからは、米国本社より開発・マーケティング担当者が来日し、日本のスタッフと共に参加者との交流を行いました。

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米国本社からも多数参加

製品ロードマップに影響を与える、日本の映像クリエイターの声

イベントの冒頭、進行役を務めるアドビ株式会社 映像製品担当の田中玲子が挨拶に立ち、このミートアップの意義について触れました。日本は独自の映像表現文化を持つ国であり、Premiereユーザーグループを中心としたコミュニティからは、製品の機能向上についてどの国よりも専門的で、かつ深く熟考されたリクエストが活発に寄せられています。

「今日はダイレクトにその声を聞かせてください。皆様からのフィードバックは、製品のロードマップと機能の優先順位付けに直接影響を与えることになるでしょう」という言葉通り、単なる新機能紹介にとどまらない、ユーザーと開発者のコラボレーションが本イベントの最大の目的です。

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進行役の田中玲子よりご挨拶

全員参加型クリエイティブチャレンジで会場が一体に

本格的なセッションの前に、まずはアイスブレイクとして全員参加型のクリエイティブチャレンジが行われました。参加者は4〜5名のグループに分かれ、スマートフォンを使って互いに自己紹介やアピール動画を撮影し合います。

編集には話題の新製品Premiere iPhone版を使用。各チームとも、プロならではのちょっとした演出や工夫を凝らし、短時間で1本の動画にまとめ上げました。上映会では、Premiere iPhone版のスピーチを強調機能によってクリアになった音声と、さすがのプロクオリティといえる編集技術に会場中が笑顔に包まれ、初対面のメンバー同士も一気に打ち解けました。

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スマホのカメラで撮影し、そのままPremiere iPhone版で編集

PremiereにおけるモーションとAIの進化

本社メンバーによるプレゼンテーションでは、まずシニアプロダクトマーケティングマネージャーのジェイソン・ドラス(Jason Druss)が登壇し、「Premiere におけるモーション表現の進化」について紹介されました。

注目すべきは、9月にアドビの仲間入りをしたFilm Impactによって開発された技術の統合です。これにより、90種類以上の進化したエフェクトとトランジションがPremiereに搭載されました。綿密に設計された”使えるエフェクト”が多く含まれるだけでなく、エフェクトのパラメーターをランダム化して新たな効果を生む「Surprise Me」ボタンが、表現の幅を無限に広げます。また、リアルタイムGPUアクセラレーションへの対応により、数十レイヤーのPNG素材を重ねた合成編集もスムーズに行えることが実演されました。

続いて、新しいAIアシストによるオブジェクトマスクツール(ベータ)も紹介され、複雑なオブジェクトのトラッキングとマスキングが驚くほど簡単かつ高精度に行える様子に、会場からは感嘆の声が上がりました。

新搭載されたエフェクトの、GPUを活かした性能をアピールするジェイソン

映像制作と生成AI「Adobe Firefly」の活用

シニアストラテジックデベロップメントマネージャーのモーガン・プリゴロッキ(Morgan Prygrocki)による「Firefly活用方法」のセッションでは、Fireflyボードを中心に新機能の説明と実践的な活用法が紹介されました。生成AIの飛躍的な進化は映像制作のワークフローそのものを変えつつあるため、参加者の関心も非常に高いトピックとなりました。

Fireflyの最新機能と映像制作における活用を語るモーガン

開発者と直接対話するアイデアディスカッション

今回はアドビスタッフがファシリテーターを務めるワークショップ形式でのディスカッションが行われました。5つのチームに分かれた参加者は、機能面からUI/UX、そして夢の映像制作ワークフローに至るまで、日々の映像制作で感じる課題やアイデアを付箋紙に記入していきます。ボードに貼られ分類された無数の意見の中から、各チームが「代表とする1つのリクエスト」を選出。それを開発者の前で発表し、その場でフィードバックを受けるという、非常に濃密なやり取りが行われました。映像プロフェッショナルの鋭い視点は、今後の製品開発の大きな刺激となったことでしょう。

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参加者全員の声が尊重されたアイデアディスカッション

参加者同士やアドビのメンバーと活発な交流

長時間のセッション終了後は、懇親会が行われました。美味しい食事と飲み物を片手に、セッション中には話しきれなかったトピックについて、参加者同士やアドビのメンバーと活発な交流が続きました。

抽選会では超レアな最新のPremiere&Aftere Effectsグッズがプレゼントされ、最後は全員での記念撮影。最後まで笑顔の絶えない素晴らしい時間となりました。

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リラックスした会場では盛んな交流が行われ、後半ではレアなグッズをめぐる熱い戦いも!

今後のPremiereの進化に期待

イベント終了後のアンケートでは、「非常に有意義なフィードバックができた」「米国本社のビデオチームと直接話せたのは貴重な経験」「今後も製品が良くなっていく確信が持てた」といった、満足度の高い声を数多くいただきました。

長丁場のイベントにも関わらず、途中退席される方もおらず、最初から最後まで会場全体が高い熱量に包まれていたのが印象的でした。

『Adobe Premiere Meet-Up 2025』を通じて共有された日本のクリエイターの情熱とアイデアは、間違いなく次世代のPremiereを形づくる重要な要素となります。これからも、みなさんと共に成長し、進化し続けるPremiereにご期待ください!

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誰よりもPremiereをよく知る参加者からの声が、次世代のPremiereと映像制作の未来を創造