高速&高品質なプリントと手厚い保証で医療・流通・小売の現場をサポートする OKI COREFIDO+Adobe Embedded Print Engine
高耐久・高品質・低コストを実現した「COREFIDO」
おもにコスト削減、環境保全、業務効率化を目的とした「ペーパーレス化」の流れは、近年のDX推進、改正電子帳簿保存法施行の後押しを受けて、急速に早まっています。
では、プリントの需要はなくなってしまったのかと言えば、そんなことはありません。医療・流通・小売・公共の現場ではいまなお、紙による出力は欠かせないものになっています。
この記事では、Adobe Embedded Print Engine (以降、AEPEと表記) 搭載によって、さらに正確かつ安定したプリントが可能になった、沖電気工業株式会社のプリンター「COREFIDO(コアフィード)」シリーズを紹介します。
沖電気工業株式会社(以降、OKIと表記)は、1881年(明治14年)に創業した「明工舎」を前身とする日本を代表する電機メーカーのひとつです。その事業領域は社会インフラからオフィス向けプロダクトまで多岐にわたり、私たちは生活の随所で、OKIの製品に触れています。
プリント分野での歴史も長く、1940年代からテレタイプライター、ドットプリンター、ラインプリンター等の開発に取り組み、デザイン・印刷の現場がデジタルへと変わり始めた1990年には、アドビのページ記述言語・PostScriptに対応した「MICROLINE 801PS」を発表。以降、OKIの「MICROLINE」シリーズは、DTP時代を代表する名機として高い評価を受けています。
7年間の手厚い保証が受けられる「COREFIDO」 シリーズ
「COREFIDO」(コアフィード)は、2008年にOKIプリンターの新ブランドとして誕生した、ビジネスユースに最適化されたシリーズです。安定稼働・メンテナンス性・印字品質を兼ね備えた設計により、日々、大量のプリントが必要な現場での生産性向上に貢献しています。
2025年9月には、従来、A3カラー機だけを対象にしていた7年間無償保証「COREFIDO EX」を全カテゴリに拡大。その内容は、購入日を基準に7年間の無償保証、およびメンテナンス品無償提供が受けられるという、非常に手厚いものになっています。※詳細は下記リンク参照
以降、2025年9月に発表された「COREFIDO」シリーズ・6機種のうち、AEPEを搭載したA4モノクロLEDプリンター「B433dn」「B513dn」、A4カラーLEDプリンター「C651dnw」の3機種を中心に、特長と使用例を解説します。
OKI「COREFIDO」シリーズ
(左から)A4モノクロLEDプリンター「B433dn」「B513dn」、A4カラーLEDプリンター「C651dnw」
※7年間無償保証・メンテナンス品7年間無償提供の詳細について
「COREFIDO EX 7年間無償保証」
「COREFIDO EX メンテナンス品7年間無償提供」
AEPE搭載で信頼性を高めつつ、開発コスト削減に成功
AEPEは、PDF、PostScript3を含むさまざまな印刷形式(ページ記述言語)のネイティブ処理を可能にする、アドビのプリントテクノロジーです。ビジネスシーンにおけるドキュメントの標準フォーマット・PDFをより正確に再現するとともに、柔軟なプリントワークフローの構築を可能にします。
[参考]Adobe Embedded Print Engine
現行の「COREFIDO」シリーズのうち、ここで紹介している「B433dn」「B513dn」「C651dnw」の3機種は、アドビ純正のRIP・AEPEを採用しています。今回、「COREFIDO」シリーズの新機種にAEPEを採用した理由は何だったのでしょうか。
「アドビ純正RIPは、これまでクリエイティブプロ向け『MICROLINE VINCI』シリーズや、ラベルプリンター『PLAVI Pro1050/Pro1040』には搭載されていましたが、『COREFIDO』のようなオフィス機にはエミュレーションRIPしか搭載していませんでした。
今回、3機種にAEPEを搭載したのは、処理速度の向上が見込めること/PDFをより正確に、安全にプリントできること/アドビ純正RIPを搭載することで商品価値が上がり、お客さまにも安心してお使いいただけるのではないか、と考えたからです。
また、アドビ純正RIPとエミュレーションRIP、ふたつのRIPを開発するよりも、アドビ純正RIPに一本化したほうが開発コストとライセンス費用をトータルで減らすことができることも、導入を決めた理由のひとつです」(三好小百合さん)
構造、デザインが一新された「B433dn」「B513dn」
「B433dn」「B513dn」は、高生産性を備えるコンパクト機というコンセプトはそのままに、前機種「B432dnw」「B512dn(日本未発売)」から構造、デザインを一新したA4モノクロLEDプリンターです。
2機種の違いは、おもにサイズ/標準トレイ容量/プリント速度にあり、「B433dn」はコンパクトさを重視したモデル、「B513dn」は生産性を重視したモデルと言えるでしょう。
今回のモデルチェンジがユーザーにもたらす最大の恩恵は、装置寿命が5年・20万ページから7年・60万ページへと大幅に延びたことです。
この圧倒的な長寿命化はどのようにして実現したのでしょうか。OKIで「COREFIDO」シリーズを担当する三好小百合さんに解説いただきました。
「前機種では、定着器や給紙ローラーなどの部品をユーザーが交換することができず、部品の寿命=製品寿命となっていました。
今回の『B433dn』『B513dn』では筐体のサイズを変えることなく、これらの部品をメンテナンス品としてユーザーが交換できる構造へと変更したことで、装置寿命は5年・20万ページから7年・60万ページと、より長くお使いいただけるようになりました。
本体構造の変更によりメンテナンス性も向上しており、トップカバーにフリップトップ・フルフロントアクセスを採用することで、消耗品やメンテナンス品の交換はもちろん、紙詰まりの対処等もしやすいように改良を加えています」(三好小百合さん)
沖電気工業株式会社 産業営業本部 産業営業統括室 プリンター 推進チーム チームリーダー 三好小百合さん
「B433dn」のトップカバーを開けた状態。手前はトナー、奥は定着器ユニット。いずれもアクセス性はよく、ユーザーが触る部分は青く色分けされているため、交換に迷うことがない。トップカバーは折りたたみ可能な2段階の開閉式になっており、トナーの交換だけなら、手前を開けるだけでよい構造になっている
AEPEに対応し、通信機能を強化した「C651dnw」
A4カラーLEDプリンター「C651dnw」は、従来機種「C650dnw」をマイナーチェンジしたモデルです。基本的なスペックは変わらないものの、随所に改良が加えられています。
「『C651dnw』は、OKI独自の「Space Saving Technology」(スペースセービングテクノロジー)によって、コンパクトな筐体で高い生産性とメンテナンス性を両立したA4カラー機です。
前機種から一番大きな変更点は、ほかの『COREFIDO』シリーズと同じように、長期保証が5年から7年に延長されたことですが、『B433dn』『B513dn』同様、アドビ純正RIPをあらたに搭載し、MopriaTMやWi-Fi Directに対応するなど通信面での機能強化も行なっています」(三好小百合さん)
「C651dnw」のトップカバーを開けた状態(左)。上はCMYK各色のトナー(消耗品)、下はイメージドラム(消耗品)。さらに引き上げるとベルトユニット(メンテナンス品)にアクセスできる(右)
薬袋から小さな値札、店内バナーまでプリントできる対応力
コンパクトでパワフルな「COREFIDO」シリーズ。
新たに登場した「B433dn」「B513dn」「C651dnw」はどのような現場で活躍が期待されているのでしょうか。
「これまでのA4機は、おもに医療機関や地方自治体、小売の現場での書類、帳票出力にお使いいただいているので、AEPEを搭載した3機種も同じような現場をターゲットに考えています。
医療機関では、処方箋、診療明細、領収書のようにモノクロ機で対応できる書類もあれば、処方した薬を写真つきで説明する書類や薬袋にカラーでロゴを入れたいなど、カラー機が必要なケースもあります。
また、小売の現場では名刺サイズから長尺まで出せる『C651dnw』は用紙対応力を活かして、店内POPや値札、熨斗などの出力にお使いいただきたいですね」
幅広い用紙対応力、サイズ対応力によって、業務におけるさまざまなプリントに活用が可能
※機種によって印刷可能な用紙は異なります。詳細はOKIホームページからご確認ください。
手差しの「マルチパーパストレイ」を使用した場合のプリントサイズ。最大値は3機種共通、カラー機「C651dnw」は名刺サイズまで単票でプリントできる