充実のビデオコレクション! Adobe Stockのビデオ素材が2,000万点を突破
2015年から販売したAdobe Stockのビデオ素材コレクションが2000万点を突破!またこの春新たにMaxon社のコレクションも販売開始しました。これからも成長するAdobe Stockのビデオコレクションに注目ください。
イメージ:Adobe Stock/Stu Ballinger
Adobe Stockで提供しているビデオ素材コレクションの本数が、このたび2,000万本を超えました。1本の長さをわずか5秒程度とみなしても、すべての素材を続けて視聴すると190年もかかる量です。圧倒されそうな数字ですが、それは今のデジタル社会において動画が持っている重要性の大きさを示すものであり、また、世の中の誰もが映像制作の手段を手にしたことの表れでもあります。
思えば、動画がインターネット上の最も基本的な情報伝達手段として普及し始めたのは、2005年にYouTubeが登場したときかもしれません。YouTubeはわずか数ヶ月で1日あたり800万回という視聴数を達成し、いちやく人気のサービスとなりました。その後、2007年には初代iPhoneが登場し、Netflixによるストリーミングサービスの提供も始まります。2010年代に入る頃までには、Vine、Instagram、Twitter、Facebookなど様々なアプリによる動画サービスも充実し、一日中たびたび画面や動画を操作し続けるのが私たちの日常になりました。今や動画は、SNS上の動画広告出稿料だけでも400億ドルを超えるほどの巨大なビジネスになっています。
Adobe Stockは、2015年にビデオ素材を扱い始めてから急速に成長し、アドビを取り巻く世界の中でも主要な位置を占めるサービスの1つになりました。Adobe Stockのストックビデオライブラリが拡充するのと並行して、Premiere Proなど動画編集ツールの使いやすさも進化しています。
「検索、プレビュー、ダウンロード、購入までの操作をユーザーがアプリ上で直接実行できるようになり、クリエイティブ作業の工程をスムーズに進めやすくなりました」と、Adobe Stockのコンテンツ開発マネージャーであるDennis Radekeは言います。企業ブランドやクリエイティブ作者がオーディエンスへのコンテンツ発信に使える手段が増えたことで、動画のニーズも劇的に増大しています。
Adobe Stockなら、ショッピングカートを持つチンチラウサギのグリーンバック映像だろうと、いくつもの大鍋を焚き火にかけてハンガリー料理のグラーシュをつくる様子だろうと、ジャガイモバズーカを撃つ男の子の超スローモーション映像だろうと手に入ります。
Radekeはこう語っています。「2,000万本ものクリップを利用できるAdobe Stockのコレクションには、かつてないレベルの奥深さと幅広さがあります。どんなアイデアに合うクリップをお探しの方も、ぴったりの素材をきっと見つけられるでしょう。
イメージ:Adobe Stock/Banana Republic
2,000万本ものクリップが揃ったことは、動画制作という活動の手段がインターネット上で「すべての人に解放された」状況を象徴する出来事ともいえます。
Adobe Stockでモーション部門の責任者を務めるTom Spotaは、「20年か25年前には、動画制作はその道のプロやマスメディアにしかできないものでした。今は、スマートフォンを持っている人なら誰でも美しい動画作品をつくれます」と語ります。また、インターネット、ストリーミングサービス、SNSによって膨大な数の動画配布手段・閲覧手段が生まれたことも別の要因として挙げられると言います。
Radekeは、「動画がこの世界の主要な情報発信メディアになりつつある」こと、そして「あらゆる状況のもとで生み出されるクリエイティブがAdobe Stockの成功に貢献している」ことを指摘します。カメラの小型化と低価格化は(際限なく)進み、また、HEVCコーデックなどの革新技術によって4K、6K、さらに8Kコンテンツさえも、ハードディスクに楽々と収まるコンパクトサイズで扱えるようになっています。
アーティストやクリエイターの活発なコミュニティが刺激しあって動画素材の充実に貢献し、それを求める利用者の市場も拡大している今の状況により、Adobe Stockは、きわめてユニークなビジュアル活動の場となりました。つくりたい作品がドキュメンタリーであれ、広告であれ、または動画日記であれ、Adobe Stockなら、豪華な4K映像素材を入手できるだけでなく、モーショングラフィックス、精選された書体やフォント、ビジュアルエフェクトなどの素材もスムーズに組み合わせることができます。
イメージ:Adobe Stock/Gorodenkoff.
Maxon collectionとDevinSuperTrampの動画に広がる無限のフロンティア
記念すべき2,000万本達成のニュースとあわせて、Adobe Stockは、Maxonの協力による新しい精選動画コレクションを発表します。これは、現在世の中に出回っているクリエイティブ作品の驚異的な多彩さをそのまま表現した、概念的・抽象的なものから「実写としか思えないほどリアル」なものまでを含む幅広いコレクションです。
「3Dアプリの豊かな可能性がわかるビデオ素材群ですね。このコレクションには、気が遠くなるほどの限りない創造力が詰め込まれています」とRadekeは語っています。
Mitch Myers氏などのアーティストが3Dグラフィックスで作成した宇宙映像には、NASAが地球外で撮影した写真と見分けがつかないほどの本物感と、映画『インターステラー』などの一場面のような壮大さがあります。一方、Vladislav Solovjov氏によるアニメーションは、まるで幻覚作用を備えているようで、幾何学的・物理学的・運動力学的法則のねじ曲がった空間に入り込んだ気分にさせられます。Maximeなどのスタジオが生み出すリキッドグラフィックス作品は、はっとするほどのリアルさと、どこか夢のような、眠気を誘うような雰囲気を兼ね備えています。
イメージ:Adobe Stock/RocknRoller Studios
Adobe Stockは、Maxonが技巧をこらして表現した3Dグラフィックスワールドを取り上げる一方、撮影の名手であるDevinSuperTrampやGorodenkoffとのパートナー関係も継続しています。全世界が旅に飢えているパンデミック状況の中で、DevinSuperTrampのようなアーティストは、世界有数のとびきり美しい景色をこっそり体験できる覗き窓の提供者となっています。
生活と仕事の両方でオンラインビデオがますます不可欠な存在になっている状況を考えると、2,000万本という数字は、アドビにとって通過点の1つにすぎないと言ってよいでしょう。
「ビデオという媒体には常にイノベーションが起きています。フレームサイズの大型化、色深度の精細化、コーデック技術やストリーミング配信技術の進歩など、どれもがイノベーションです」とRadekeは言います。
そうした発展を促す推進力の大部分を生み出すのは、ビデオ映像やモーショングラフィックスのクリエイターであり、日常生活の中でシームレスにアニメーションを活用する方法を次々に見つけ出すクライアントなのです。是非今後もビデオコレクションの拡大に注目ください。
Adobe StockのMaxonコレクションはこちらからご覧ください。
いかがでしたでしょうか?Adobe Stockでは、ビデオ作品の購入にはクレジットパックをお勧めしています。事前に購入したクレジットを好きな時に好きなアセットに交換して使えるだけでなく、まとめて購入することでお得にラインセンス取得していただくことが可能になります。Adobe Stockのプランページから詳細御確認ください。
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この記事は2021年3月17日にMalcolm Thorndike Nicholsonにより作成&公開されたYears of video: Adobe Stock reaches 20 million videosの抄訳です。