10年のブランクを超えてデジタルデビュー。スキマ時間にイラストで副業|副業事例インタビュー01

Adobe Creative Cloudを駆使して、デザインを副業にするワーカーにインタビュー。副業を始めたきっかけや、副業をするメリットについて聞きました。

長崎の写真

社会の変化によって人々の生活スタイルが大きく変わりつつあるいま、オフィスワーカーの働きかたにも変化が訪れています。
通勤はリモートワークに代わり、ミーティングや商談がオンラインで行なわれるようになったことは、暮らす場所、働く場所、そして働く時間の選択肢を増やすきっかけとなり、これを機に人生設計を見直す人たちも現れています。
そうしたなか、いま注目を集めているのが、デザイン、イラスト、写真、webや動画制作等のスキルを活かした“クリエイティブ系の副業”です。
ここでは、ユーザー数424万人、全国69万社が利用するクラウドソーシングサービス・クラウドワークス(CrowdWorks)の協力を得て、Adobe Creative Cloudを駆使して、デザインを副業にするワーカーにインタビュー。副業を始めたきっかけや、副業をするメリットについて聞きました。

10年のブランクを経て再びイラストの世界へ

今回、話を伺ったのは、長崎で子育てをしながらイラストをメインに副業に取り組むrakkasei_cwさん(登録名/以降rakkasei)です。
rakkaseiさんは2021年初めにクラウドワークスに登録した、言わば副業初心者。さらに、PhotoshopやIllustratorも学び始めたばかりです。
それでも定期的な受注を得られている理由はどこにあるのでしょうか。まずはrakkaseiさんとイラストの関わりから聞きました。

「学生時代から20代前半までは寝る間も惜しんでイラストを描いては、同人誌を作って即売会にも参加していました。
ただ、そのころは“これを仕事にしたい”“イラストレーターになりたい”というふうにはまったく思っていませんでした。
当時はアナログで描いていましたし、そのあと10年くらい、ほとんど絵を描かない時期があったのですが、2020年末くらいから子どもの塗り絵用に線画を描くようになって。それがきっかけでパソコンと液晶タブレットを買い揃えて、デジタルでイラストを描くようになりました」

子どものために描いた塗り絵用線画

アナログでのイラスト経験こそあったものの、10年のブランクがあるなかで、デジタルイラストレーションにチャレンジ。最初こそ操作にとまどいはあったものの、すぐに勘を取り戻すことができました。

「液晶タブレットはアナログと変わりなく描くことができました。レイヤーも使える、やり直しも簡単と、いいことばかりですね。
描きはじめのころは、pixivに投稿していたのですが描くうちに、これを仕事にできないか、と考えるようになって。
サービスがたくさんあるなかで、検索上位にあり、かつ口コミでも評価の高かったクラウドワークスさんに登録することにしました」

rakkaseiさんの作品

Photoshop、Illustratorとの出会い

クラウドワークスへの登録は、rakkaseiさんにもうひとつの転機をもたらします。それがクラウドワークスが開催する学習プログラム「クラウドカレッジ」でした。

「『バナー作成コース』を受講すると、Adobe Illustrator、Adobe Photoshop等のアプリケーションの使いかたをを学べるだけでなく、Adobe Creative Cloudが3ヶ月間無料で使うことができました。
たくさんのアプリケーションがあるなかで、“自分にはどのアプリが向いているんだろう”と考えるきっかけになったのがよかったですね。
ただ、Illustratorはやっぱり難しくて、最初はちょっとした操作でもつまづいていたのですが、『Illustratorことはじめ』のようなアドビ公式のチュートリアルを毎日少しずつ進めることでスキルが上がっていくことを実感できました。実際の仕事でも、“これは動画で見たな”と思うこともありますし、初心者に寄り添ってくれる内容でとても役に立っています」

日々の学びで着実にスキルアップを続けるrakkaseiさんですが、Photoshop歴、Illustrator歴で見れば初心者そのもの。それでも仕事が取れるようにと、工夫を重ねたことがいまの受注につながっています。

「複数のサービスに登録することも考えましたが、スキルがないのにいろいろなところに登録しても仕事につながるとは考えられませんでした。それよりクラウドワークスひとつに絞って、ポートフォリオを充実させようと思ったんです。
クラウドワークスのポートフォリオには最初、pixivにアップしていたようなイラストを掲載していたのですが、これでは仕事に結びつきにくいと考えて、いまどんなイラストの案件が求められているのかを調査しました。
たとえばアイコンの需要が多いなら、それにあわせてポートフォリオを変えていくことで、頼みやすく見えるように工夫をしました」

rakkaseiさんの作品

コンペはスキルアップ&学びの機会に

rakkaseiさんは需要に対する入念な調査のみならず、クラウドワークスのコンペ案件にも積極的に参加することで、経験を積みながら学びを続けています。

「コンペ案件ならアプリケーションの使用歴を問わず、クオリティで見ていただけると思ったからです。イラストだけでなく、バナーデザインやパッケージデザイン等、いろいろ応募しています。
お題と期限があるデザインのトレーニングと捉えて、とにかくアウトプットをしていくことが大事だと思って取り組んでいます。
仮に採用されなかったとしても、コンペでは参加者のデザインを見ることができるので、採用されたデザインを見て自分に何が足りなかったのか、このデザインが採用されたのはなぜなのかを考えていけば、次のデザインに活かすこともできると思っています」

これまで受けた仕事のなかには、普段、“簡単な背景イラスト”として考えていた金額に対して、写真から起こす複雑なイラストだからと6倍の金額でオーダーが入ったこともあったそうです。

「“リアルに、豪華に仕上げてください”というリクエストだったのですが、金額にビックリしましたね(笑)。自分に仕上げられるのか不安もありましたが、無事に納品することができました。
イラストレーターとして仕事をするなんて、同人誌を作っているころには想像もしませんでしたが、お仕事をいただいて、『次もまたよろしくお願いします』と言っていただけると本当にうれしくなります。
塗り絵のためにひさしぶりに絵を描いて、デジタルでも描いてみようと思わなかったら、こんな経験はできなかったと思います」

クラウドワークスで依頼を受けて描いた背景イラスト ©株式会社Ys

デジタルで絵を描き、IllustratorやPhotoshopを使いはじめてから、わずか数ヶ月の間に副業として収入を得るまでに至ったrakkaseiさん。
イラストの経験こそあっても、そのスピードは驚異的です。
それを支えたのは、クラウドワークスのサポートとAdobe Creative Cloud、チュートリアルをはじめとしたラーニングコンテンツの数々……そしてなにより副業をするというrakkaseiさんの意欲にほかなりません。

はじめるきっかけに理由はいりません。
“こういうことができたら”“こういうことがやってみたい”……そうした想いをAdobe Creative Cloudで実現しましょう。そして身につけたスキルで“クリエイティブな副業”を始めてみませんか?

CrowdWorks x Adobe共同セミナー「いつやるの?今でしょ!-Illustrator初心者でも始められる、初めての副業」

rakkaseiさんが登壇する副業をテーマにしたセミナーが、2021年5月29日に開催されます。

といった内容にプラスして、実際にIllustratorを使って副業をされているワーカーをゲストスピーカーにお招きして、リアルな体験談をお話しいただきます。

などの疑問、お悩みをお持ちの方は、ぜひご参加ください。

[セミナーコンテンツ]

  1. Illustrator初心者から始める副業基礎基本
  2. ワーカートークセッション〜私の副業への取り組み 〜
  3. Illustratorを使って副業していくためのTips紹介!〜実際の案件を見ながら解説します〜

対象者]初心者・未経験者も安心してご参加いただけます。
開催日時]2021年5月29日(土)13:00〜15:00
参加費]無料(事前登録制)
定員]3,000名

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(記事協力:クラウドカレッジ