5月16日「沖縄市子ども議会」にてCreative Problem Solvingのワークショップ実施決定!
2014年度から発足した、子ども達が地元の課題を調査し解決策を提案する『沖縄市子ども議会』にて、オープンソース化されたDesign Jimoto 未来ビジョンワークシート with SDGsによるワークショップ開催決定!
初夏らしいお天気が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?Creative Cloud Community Managerの武井です。
2014年度に沖縄市で発足した、子ども達が地元の課題を調査し解決策を提案する『沖縄市子ども議会』にて、オープンソース化されたDesign Jimoto 未来ビジョンワークシート with SDGsによるワークショップ開催が決定しました。状況を考慮し、オンラインにて沖縄の生徒さんたちに向けたワークショップを実施します。
町の課題を考える「沖縄市子ども議会」
沖縄市では2014年度から毎年、子ども達が市の課題を調査し解決策を提案する子ども議会を開催し、年間通して議員を務める市内の中学生に任命状が手渡され、8月と12月に予定されている議会に向けて活動するとのことです。本プログラムを運営するのは、沖縄のシリコンバレー的存在としてスタートアップの支援・集結を担うイノベーションのメッカと言われるLagoonも運営する琉球ミライ株式会社の皆さん。沖縄市子ども議会(マイプロジェクト沖縄市)についてはこちら。
実施に至る背景
現在の長引く不安定な状況下では、平常時も存在していた社会課題が更に激しく浮き彫りになることを改めて肌で感じています。
そんな中、「貧困のない、誰もが活き活きと生きられる社会」を掲げ、マイクロファイナンスの観点から貧困問題に向き合う、グラミン日本の代表百野氏より連絡をもらい、今回の沖縄市子ども議会にて「貧困問題」をテーマに「Design Jimoto 未来ビジョンワークシート with SDGs」 によるデザインのプロセスを体系化して社会問題に向き合うワークショップを実施する運びとなりました。
グラミン日本が目指す社会
グラミン日本の理念は、次のような社会に日本の社会を変えていくことです。
- 貧困のない、誰もが活き活きと生きられる社会
- 貧困・生活困窮に陥った時、そこから脱却する助けがセーフティネット/ソフトインフラとして整備されている社会
- 生業的な起業(プチ起業/小商い)が普通にできる社会
- Job SeekerよりJob Creatorが活躍できる社会
- 地域・コミュニティがお互いに助け合い、共感のある社会
- ユヌス・ソーシャルビジネス7原則(※)が実践される社会
- 会社が、株主だけでなく経営者、社員、取引先、顧客、地域・コミュニティなど全ステークホルダーに貢献する社会
(※)ユヌス・ソーシャルビジネス7原則
- 利益の最大化ではなく、社会問題の解決こそが目的であること
- 財務的に持続可能であること
- 投資家は投資額を回収するが、それ以上の配当は分配されないこと
- 投資額以上の利益はソーシャルビジネスの拡大や改善のために使うこと
- 環境へ配慮すること
- スタッフは標準以上の労働条件・給料を得ること
- 楽しみながら仕事をすること
- グラミン日本は、ユヌス・ソーシャルビジネス7原則に基づいて設立され、運営されます。
Design Jimoto 未来ビジョンワークシート with SDGsとは?
本ワークショップで活用するのは、誰でも簡単にデザインのプロセスを通じて自分たちの身の回りの問題を深ぼることのできるワークシート「Design Jimoto 未来ビジョンワークシートwith SDGs」、社会課題に向き合うコミュニティーの場づくりや解決アイディア出しだけでなく、企業内でのチームビルディングや新規事業のアイディア出し、学校での活用も始まっています。
- オンラインでの会議・イベントで活用の場合 → Adobe XD フォーマットのワークシート活用 (*Adobe XDの体験版をダウンロードして利用可)
- リアルで集まる話し合いや、対面ワークショップなどで活用 → PDFフォーマットのワークシート活用 (A4サイズ印刷可能)
ワークシート活用希望の方はこちら👇
Design Jimoto 未来ビジョンワークシート with SDGs 活用リクエストフォームより必要事項入力の上、本ワークシートをダウンロードして下さい。
イベント概要
日程:5月16日(日)
※子ども議会に任命された中学生対象の非公開イベントとなりますが、後日イベントレポートで当日の様子を紹介する予定です。
主催:沖縄市役所 ・沖縄市こども議会運営事務局(琉球ミライ株式会社)
共催:一般社団法人グラミン日本・アドビ
実施場所: Lagoon
難しい課題だからこそ、継続的に取り組むためにもポジティブに向き合える仕組み作りが鍵となりますね。沖縄市内の参加中学生たちと一緒に「貧困問題」についての理解を深め、今回のワークショップを通してどんな解決に繋がるアイディアが出てくるのかを楽しみにしています。