スキマ時間もスマホでスキルアップ!未経験から短期間でデザインを副業に|副業事例インタビュー03

Adobe Creative Cloudを駆使して、デザインを副業にするワーカーにインタビュー。副業を始めたきっかけや、副業をするメリットについて聞きました。

グラフィカル ユーザー インターフェイス, アプリケーション
自動的に生成された説明

社会の変化によって人々の生活スタイルが大きく変わりつつあるいま、働きかたやライフワークバランスを見直してみたい、そう考えている人も多いのではないでしょうか。
そうしたなか、いま注目を集めているのが、デザイン、イラスト、写真、webや動画制作等のクリエイティブスキルです。PCスキルアップのため、キャリアアップのため、趣味の創作活動をより突き詰めるため……クリエイティブツールを学ぶ理由は人それぞれですが、中でもいま増えているのがこうしたスキルを活かして、“クリエイティブな副業”をするというケースです。
ここでは、ユーザー数443万人、全国72万社が利用するクラウドソーシングサービス・クラウドワークス(CrowdWorks)の協力を得て、Adobe Creative Cloudを駆使して、デザインを副業にするワーカーにインタビュー。副業を始めたきっかけや、副業をするメリットについて聞きました。

“先につながる”スキルを求めてデザインの道へ

今回、話を伺ったのは、群馬県で主婦業をしながらデザインを副業にしている、ななファクトリーさん(登録名)です。
デザインの副業というと、専門性が強く、経験がないとなかなか仕事が取れないのではないかと思われがちですが、ななファクトリーさんはまったくのデザイン未経験からスタート。それでも、わずか4か月で受注を果たし、その後も継続的に仕事を受けています。
ななファクトリーさんは、なぜ副業にデザインを選び、短期間で仕事に結びつけることができたのでしょうか。その経緯から聞きました。

ノートパソコンで作業をしている女性
中程度の精度で自動的に生成された説明

ななファクトリーさんの制作環境

「大学ではコンピュータの設計等を学んでいて、その後就職した会社では、半導体の設計などをするエンジニアとして勤めていました。“設計”といっても、はんだごてを使うようなものではなく、プログラムの部分ですね。そういう意味ではパソコンに触れる時間が長い仕事でしたが、IT系のエンジニアと違って、デザイナーと仕事をすることも、クリエイティブ系のアプリに触れることも一切ありませんでした。
この会社には15年くらい勤めたのですが、通勤時間が長く、育児期間に使える時短制度にも年数の制限があったこともあり、育児と仕事の両立が難しくなってきたんです。それがきっかけで退職を決め、近くの高校で事務職をすることにしました」

ここでの仕事は、Excel等オフィスアプリを使った資料作成。家から近く、勤務時間も決まっているため、生活のリズムは安定したものの、ななファクトリーさんの心中には、“このまま、この仕事を続けていていいのだろうか……”という気持ちがありました。

「資料作成の仕事を続けていても、先につながる感じがしなかったんです。同じ時間を使うのなら、経験を積むことでスキルアップできる仕事をしたい、自分が打ち込めるものを仕事にしたいと思うようになりました。事務職といっても、子どもが熱を出したり、イベントがあるとお休みをいただく必要があり、できるものなら家で仕事をしたいとも考えていました。
そのころからクラウドワークスに登録をして、どんな仕事があるのか、どんな仕事ならできるかをチェックするようになりました。そのとき、デザイン系の仕事も目にはしたのですが、どれもAdobe Photoshop、Adobe Illustratorを使えることが前提で、書いてあることの意味がまったくわからなくて。これは無理だな……と諦めていましたね」

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, アプリケーション, メール
自動的に生成された説明

クラウドワークス・ななファクトリーさんのページ

家でできる仕事、続けることでスキルアップにつながる仕事、そして自分が打ち込める仕事。理想の仕事像を思い描くなかで、ななファクトリーさんは、とあるブログに惹かれるようになります。

「家でできる仕事を調べていると、独学でwebデザイナーになったというブログを書かれている方がたくさんいて。楽しそうだな、自分でもできたらいいなと思いながら読んでいたんです。
それがきっかけで、いろいろなwebサイトをデザインに注目しながら見ていくと、デザインがいいサイトもあれば、わかりにくい、使いにくいサイトもあり、わたしのような素人目にも“もうちょっときれいに作ればいいのに”と思えるところもあったりして。徐々に、webデザインに興味を持つようになりました」

目を惹く理由、使いやすい理由を紐解き、見極める観察眼は、webデザインをするうえで重要な素養ですが、ななファクトリーさんは、漫然とwebサイトを利用するのではなく、そのページを俯瞰して、分析的に見ていくことで、そうした眼を無意識のうちに養っていたと言えるでしょう。
ななファクトリーさんはこうして少しずつ、デザインの世界に足を踏み入れることになりました。

スキマ時間も活用! 独学でデザインアプリを習得

webデザインに興味を持ったななファクトリーさんが最初に目指したもの。それはPhotoshopの使いかたを覚えることでした。

「Photoshopから始めたのは、独学でデザイナーになった方のブログを見ていると、どなたも“Photoshopが基本”と書かれていたからです。
正直、Adobe Creative Cloudの料金は、そのときの自分には高いと感じていましたが、それよりも、PhotoshopやIllustratorを使えるようになって、その先に得られる世界を知ってみたいという好奇心が大きくて。使いこなせるようになったら自分もうれしいという期待を込めて、まずは体験版で1週間試してみようと思いました。
最初はどこを押せば何ができるのかもわかりませんでしたが、本を見ながら操作をしていくと、写真の加工はもちろん、髪の毛のような複雑な切り抜きもかんたんにできる。“自分のような素人でもこんなにきれいにできるんだ”と感動して、契約を決めました」

テキスト, カレンダー
自動的に生成された説明

独学には欠かせない、ななファクトリーさんのデザイン参考書

ななファクトリーさんはAdobe Creative Cloudを使い始めてから、一気にデザイン力とアプリのスキルを高めていきます。その学びかたはどのようなものだったのでしょうか。

「世の中にある、プロが作ったデザインを真似していました。機能でわからないことがあったらネットで検索して、試して……の繰り返しです。目的の表現にたどり着くまでにいくつもの記事を調べることもありますが、同じようにできたときは達成感を感じますね。
やりかたを調べるだけならスマホだけあればできるので、主婦業の合間のスキマ時間に気になる表現を調べておいて、パソコンで作業できる時間になったらそれを試してみるというふうに少しずつ学んでいきました」

そうした細かい時間の積み重ねが実を結び、Photoshopを学んで2ヶ月ほど経ったころには、実際に世にあるデザインと同じクオリティを再現できるようになります。

「そのころからクラウドワークスのコンペ案件に参加するようになりました。応募し始めて2か月くらいは採用に至りませんでしたが、Photoshopを使い始めて4か月目のとき、はじめて、振袖展示会のチラシ制作で採用いただけて。もう、これまでにないくらいうれしかったです。自分にとっても、採用実績0が1になる、その意味はとても大きかったですね」

カレンダー
自動的に生成された説明

ななファクトリーさんがクラウドワークスで受注・納品したデザイン

短時間でそこまで上達できた背景には、プロと同様のフォントが使えるAdobe Fontsを活用したこと、足りない時間とスキルを埋めたために素材集をうまく使ったことも重要なポイント。特にAdobe Fontsは、クライアントにデータ納品する際にもフォントの有無を確認しなくて済むという点も大きなメリットになっていると言います。
それから半年、ななファクトリーさんが現在にいたるまでに獲得した件数は14件。Photoshopに触れて1年も経たないうちにコンスタントに仕事を受注できるまでになりました。

「14件のなかにはコンペで採用されたものもあれば、ご依頼いただいたクライアントさんから継続してお仕事をいただいているケースもあります。1回限りの仕事も多いなかで、“また次もお願いする予定です”というメッセージをいただくと、がんばってよかったなと思います」

こうして着実に実績を積み重ねているななファクトリーさんには、デザインだけでなく、日々気をつけていることがあると言います。

「クライアントとのコミュニケーションは、基本的にメッセージベースなのですが、文章はていねいに書いて、早く返信するということを常に意識しています。デザインは初心者なので、せめてそこはしっかりしようと心がけています。
デザインを提案する際も、お客さまが過去に採用された実績を調べて、どういうデザインを求めているのかを分析してから取り組むようにしています。自分があまり好きなタイプのデザインじゃなかったとしても、相手に気に入ってもらえるものが作れなければ、採用していただくことはできませんから」

カレンダー
中程度の精度で自動的に生成された説明

ななファクトリーさんの自主制作作品

デザインを副業にしたことで、ななファクトリーさんの生活はどのように変わったのでしょうか。そしてこれから何を目指すのでしょうか。

「Photoshopに触れて、クラウドワークスで副業するようになって、もうすぐ1年になりますが、毎日が充実していて、あっという間に時間が過ぎていきます。
デザインを知れば知るほど勉強したいことも増えるのですが、いまはそれが楽しいんです。新しいテクニックを調べるうちに、自分のスキルが上がっていくという実感がありますから。この達成感は、事務職を続けていたら、感じることができなかったと思います。
今後は、Adobe XDも勉強して、当初の目標だったwebデザインにも挑戦をしたいと思っています」

先につながるスキルを身につけたい。そうした気持ちから取り組み始めたデザインの仕事は、ななファクトリーさんの生活を、気持ちを一変させるきっかけを作ったと言えるでしょう。

グラフィカル ユーザー インターフェイス, アプリケーション
自動的に生成された説明

Photoshop、Illustratorを使ったwebデザインの自主制作

“こういうことができたら”“こういうことがやってみたい”……そうした想いをAdobe CreativeCloudで実現してみませんか? そして、身につけたスキルで“クリエイティブな副業”を始めてみましょう。

CrowdWorks x Adobe共同セミナー「いつやるの? 今でしょ! デザイン初心者から始められる、初めての副業 その2 -仕事を受注するためのコツ、心構え-」

ななファクトリーさんが登壇する副業をテーマにしたセミナーが、2021年7月31日に開催されます。
2回目となる今回の副業セミナーでは、前回からさらに一歩踏み込んで、「仕事の受注につなげるためのコツ、心構え」をテーマにお送りします。

といった内容に加えて、どういう点を見て発注先を決めているのかといった、発注者側の視点も紹介する予定です。

ほかにも、副業についての疑問やお悩みをお持ちの方、ぜひご参加ください。

[対象者]初心者・未経験者も安心してご参加いただけます。
[開催日時]2021年7月31日(土)13:00〜15:00
[参加費]無料(事前登録制)
[定員]3,000名

イベントの詳細・お申し込みは こちらのwebページ からご確認いただけます。

ご参加、ご視聴にはAdobe ID(無料)でのお申し込みが必要となります。
Adobe IDをお持ちでない方は登録と同時に新規に作成することができます。
Adobe IDに関して詳しくはこちらを参照ください。
https://helpx.adobe.com/jp/x-productkb/policy-pricing/5907.html

[第1回目のアーカイブ]

前回のセミナーの様子は、アドビ公式YouTubeチャンネルからご視聴頂けます。

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ

(記事協力:クラウドカレッジ