これからSNSに動画をアップしたい!おすすめのカメラとは?

みなさんこんにちは、SNS映像クリエイターのJonsAn / じょんさん(TikTok : @john_pocket_vlog)です。本日から「これからあなたもSNS動画クリエイター!知ると捗る動画制作のコト」と題して6回のブログを公開していきます。さて、昨今SNSに動画をアップロードする人が増えてきて、もはや誰もが簡単に映像クリエイターになれる時代がやってきました。一方で、これからSNSにアップする動画を作ろうとはするものの情報が溢れすぎていて、何から手をつけてよいか分からない! という状況に陥る可能性もあります。そこで、SNSに動画をアップして3年目になる私が、今までの経験を踏まえて皆さんにSNS動画に役立つエッセンスをお届けしたいと思います。

はじめてのSNSにおすすめのカメラとは?

今回は、SNSの動画制作におすすめのカメラを紹介しようと思います。動画を作り始めるにあたって最初にカメラを選定して、画質の向上を目的にすることもあると思います。しかし、用途によって選ぶべきカメラも異なりますので、ぜひ参考にしてみてください。

【スマートフォン】最初はこれで大丈夫!お手軽Vlogや料理、商品紹介まで幅広く撮れる!

最初は皆さんが持っているであろうスマートフォンで問題なく撮影ができます。最近のスマートフォンはとても綺麗に撮影ができますし、音質も悪くありません。まずは手始めにスマートフォンでの撮影をおすすめします。

その際に、カメラの設定にて解像度やフレームレート(fps)の調整ができることが多いので、一般的に多くの用途におすすめできる設定をお伝えします。

それは 解像度1080p、フレームレート60fps です。

解像度について

解像度を1080pにする理由ですが、これはちょうど良い解像度と言えるからです。1080pよりも解像度の高い4Kを選べるスマートフォンも多いのですが、4Kを選ぶと高精細になる一方で 動画の容量も大きくなってしまい、結果的にスマートフォンの容量を圧迫してしまう ことになります。また、4Kにせずとも1080pもあれば各種SNSで見る分には十分綺麗な画質が保たれます。

フレームレートについて

次に、フレームレートを60fpsにする理由ですが、こちらは 最近のSNS動画の多くはこのフレームレートが使われることが多い ためです。Vlogや商品レビュー、料理やメイク動画などなど、様々なコンテンツに相性の良いフレームレートだと思います。

基本的には上記の設定かつスマートフォンでの動画制作で問題ありませんが、少しでもクオリティが高い動画を撮りたい!という方もいると思いますので、おすすめのカメラもここから紹介していきます。

【ミラーレスカメラ】スマートフォンの撮影からレベルアップ!ボケの表現、高画質のVlogやシネマティック表現にこだわる方向け!

高画質のVlogやシネマティック表現にこだわって、スマートフォンから一段レベルアップしたい方にはミラーレスカメラをおすすめします。

A camera on a table Description automatically generated with medium confidence

ミラーレスカメラは様々なレンズを付け替えることにより、撮影の幅がスマートフォンよりも広くなります。例えば、ボケを利用した立体感 のある表現や、多種多様なレンズフィルターを使用したり撮影後の色味の編集で シネマティックな質感 を表現したり、撮影中にズームをスムーズに行ったりなどが挙げられます。
初心者向けにも数多くのミラーレスカメラが発売されていますので、実際に触ってみての感じだったり、周りで使っている人が多いメーカーを選んだりなど、好きな要素で選ぶと良いと思います。

【小型3軸ジンバルカメラ】外で楽に長時間撮影したい人へ!

続いては、長時間にわたる外での撮影を楽に行えるカメラをピックアップします。

一見すると全くカメラに見えない、面白い形をしているこのカメラ。このようにレンズが本体の上部にあり、縦・横・回転方向のブレを極力抑えてくれるようなカメラを「3軸ジンバルカメラ」と言います。実際に使用してみると 上に飛び出たレンズの部分だけが握った手から顔を出す 特徴があります。また、重量も軽い機種が多いため、撮影している時は棒状の物体を握っているという感覚だけでずっと撮影ができます。スマートフォンや通常のカメラで撮るよりも長い時間の撮影が楽に行えます。

【アクションカメラ】アクロバティックな瞬間や視点から撮りたい人へ!

次は、激しいスポーツやアクロバティックな瞬間、様々な視点から撮れるアクションカメラを紹介します。

A camera on a stand Description automatically generated with medium confidence

非常に小さく、かつ頑丈なカメラです。また、多種多様なアタッチメントを装着して、ヘルメットや帽子・胸などに装着してまるで自分が見ているかのような視点(POVと言います)で撮影ができたり、自転車やバイクなどに接続してアクロバティックな瞬間を撮影をすることもできます。

(番外編)【スマートフォン用3軸ジンバル】スマートフォンでの撮影で手ブレが気になるなら

主に外での撮影時の問題点になりますが、スマートフォンで手持ち撮影をしているとせっかく撮れた映像に手ブレが発生して見づらくなってしまう時があります。そういった問題を解決する スマートフォン用のジンバル も紹介します。

A picture containing person, outdoor Description automatically generated

スマートフォンにも外付けのジンバルを使うことで、映像の上下動や急な加速が抑えられるので、撮れる映像の動きが驚くほど滑らかになります。緩やかな動きのシーンを撮りたい方は、ぜひジンバルの導入を検討してみることをおすすめします。

撮影時のポイント

SNSの動画制作において、すぐに役立つ撮影時のポイントをここで1つお伝えします。それは、画面を縦横それぞれ2つの線を引き、その交点や線に沿って被写体や被写体のポイントを置くことです。この考えを三分割法と言います。

A picture containing shoji, building Description automatically generated

このラインに合わせて、映像を撮ってみると下記のように画のバランスが取れます。

A picture containing person, indoor, bowed instrument Description automatically generated A picture containing sky, outdoor, light, cloudy Description automatically generated

このように、三分割を意識した撮影をすることで、今後の撮影がグッとレベルアップをしますので、ぜひ頭の片隅に入れておいてください。

また、この考えは縦構図でも同じく応用できますので、縦構図のSNSを利用する際もぜひ参考にして見てください。

A picture containing shoji, building Description automatically generated

Premiere Proを使った画の位置・大きさ・角度の調整

先ほどは三分割法のことを解説しましたが、撮影時に完璧に位置の調整できなくてもPremiere Proを用いて後から編集を行うこともできます。

まずはPremiere Proの【ワークスペース】から【エフェクト】を選択しましょう。

Premiere Proのワークスペースで【エフェクト】を選択しましょう

次に【エフェクトコントロール】を選択します。 エフェクトコントロールを選択しましょう

エフェクトコントロールの中では様々な情報を選択できますが、【位置・スケール・回転】の3つを調整することで、かなり自分の思い通りに画の位置調整を行うことができます。

【位置・スケール・回転】などを調整しましょう

まとめ

いかがでしたか?最初はお持ちのスマートフォンでも全く問題なく動画クリエイターになることができます。一方で、もう少しクオリティを上げたい!という方も、自分が表現したい内容に合ったカメラを選択したり、撮影や編集のコツを知ることができれば、楽しく動画制作ができるはずです。ぜひ今後アップされる第2回の記事もお楽しみください。