照明を駆使して見やすい画作りをしよう!

A person standing next to a camera Description automatically generated with low confidence

みなさんこんにちは、SNS映像クリエイターのJohnsAn / じょんさん(TikTok : @john_pocket_vlog)です。「これからあなたもSNS動画クリエイター!知ると捗る動画制作のコト」第2回の今回は”照明”について解説をしていきたいと思います。

動画制作を始めた時は案外忘れがちな照明ですが、照明は使うカメラの重要性と同じくらいか、もしくはそれ以上大切と言っても良いかもしれません。

照明があるだけでこんなにも映像は変わる!

それでは早速、照明があるのと無いのとではどれだけ映像に差が出るのかを見てみましょう。

Application Description automatically generated with medium confidence

どうでしょうか。全く見た目が違いますよね。照明があるだけで、こんなにも映る画の質は変わります。また、一口に照明と言っても様々な種類があります。用途や予算に応じて、自分にとって適切な照明を用意することで、視聴者にとっても見やすい映像になります。

では、次に初心者におすすめの照明を紹介します。

初心者におすすめの照明の種類

おすすめの照明①【リングライト】

動画制作を始めたばかりの時は、リングライトが手軽で良いかと思います。

初回の記事でも紹介しましたが、動画制作の初期はスマートフォンでの撮影で全く問題ありません。そして、リングライトの中には スマートフォン用のホルダーが最初から付属しているタイプ が数多く発売されています。スマートフォンを使って動画制作をする方はそういったタイプを選ぶと、スマートフォンをどう配置するかを考える手間が省けて良いと思います。

また、給電の方式三脚の形状 も様々な種類が販売されています。給電については、直接コンセントに接続するタイプや、USBを使ってパソコンやモバイルバッテリーなどから給電できるタイプなどがあります。三脚の形状は、机の上で使うことを想定された小さなタイプ、地面に置いて使えるような大きなタイプ、中にはノートパソコンの上部に挟み込んで使うタイプなど、様々なタイプがあります。ご自身の撮影環境に適したタイプを選ぶことができれば良いですね。

値段も比較的安価に 2000~5000円前後 で売っているものが多いため、まずは手始めにリングライトを選ぶ という考えで良いかも知れません。

リングライトまとめ

<良い点>

<注意点>

おすすめの照明②【ソフトボックスがついた照明】

こちらはソフトボックス(照明の先についてる白い布が特徴)が最初から付いてくるライトです。「ソフトボックスライト」と検索すると様々な製品が出てきます。

リングライトよりは値段が高く、大体5000~1万円前後しますが、リングライトよりも光の質が柔らかくなり、照明を顔に当てた時にできる陰影が優しくなります。

A collage of a person Description automatically generated with medium confidence

一方で、リングライトよりも設置するために必要になるスペースが大きい ところが難点です。

撮影のためのスペースが用意できて、照明に使える予算も1万円前後ある場合は、ソフトボックスライトを使用した一段レベルの高い撮影をしてみてはいかがでしょうか。

ソフトボックスライトまとめ

<良い点>

<注意点>

ソフトボックスのライティングのコツ

続いて、ソフトボックスライトでのライティングのコツを紹介します。

まずは良くない例をお見せします。

Graphical user interface, application, website Description automatically generated

このようにカメラの真後ろに照明を置くと、顔がのっぺりとしてしまいます。もちろんこれでも照明が無いよりは良いことには違いありませんが、更に見栄えを良くするための照明の配置のコツをお伝えします。

Graphical user interface, website Description automatically generated

ポイントは 被写体の真正面からではなく、斜め45°からの光になるように設置場所と高さを調整する ということです。

こうすることで、顔に光の当たる部分と影の部分のメリハリが出ることで、被写体に立体感が生まれます

スマートフォンをリングライトに接続した場合は、このようなセッティングをすることができないかと思いますが、それ以外の独立した照明を使用する場合はぜひ参考にしてみてください。

Premiere Proを使ってホワイトバランスを調整しよう

最後に、Premiere Proを使って映像の質を向上させてみましょう。今回紹介するのは ホワイトバランスの調整 です。

撮影した映像が青みがかっていたり、反対に黄色味がかかっていたりする経験はありませんか?

A picture containing text, wall, person, indoor Description automatically generated A person in a black jacket Description automatically generated with low confidence



こういったことを回避するために、撮影後に映像の色味を元々の見た目(人間が見るような適切な色味の状態)に戻す ホワイトバランス調整 をしてあげましょう。

ホワイトバランス調整をする流れは下記の通りです。

1. 撮影の前に白い用紙を用意(コピー用紙など)

2. 撮影後にPremiere ProのLumetriカラーでホワイトバランス調整

それでは実際にやってみます。

まずは本編の撮影前や撮影後に、このように 白い用紙を画面上に出して数秒間静止した場面 を収録しておきます。

続いて、Premiere Proに移動します。

まずはPremiere Proの【ワークスペース】から【エフェクト】を選択しましょう。 A picture containing text, person Description automatically generated

次に【Lumetriカラー】を選択し【ホワイトバランスのスポイト】ボタンをクリックします。これで、準備が整います。

Graphical user interface Description automatically generated

最後に白い用紙の上で1クリックするだけで、Premiere Proが自動的に適切な色味に戻してくれます。

Graphical user interface, website Description automatically generated

このように編集することで、ホワイトバランスが調整され、実際の色味に近づけることができました。

A person in a black jacket Description automatically generated with low confidence

色味の表現に特に意図がない場合は、このようにホワイトバランスの調整をすることで、視聴者にとって見やすい色味になるためホワイトバランスの調整は大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。最初は気にしないことの多い照明ですが、撮れる映像の質が全く変わりますので、ぜひ今後気にかけながら撮影していただくことをおすすめします。