ジェネレーティブAIセミナーを開催。最新の生成AI「Adobe Firefly」を紹介しました
アドビが提供するAdobe Fireflyは、2023年3月 Adobe Summitにてβ版のリリースを発表した、生成AIの最新テクノロジーです。
8月4日(金)、JPDA主催「ジェネレーティブAIって何?アドビに聞く、クリエイティブな未来」と題して、Adobe Fireflyセミナーを実施したのでご紹介します。
セミナー参加したのはデザイナーやパッケージデザイナーが多数
JPDA=日本パッケージデザイン協会とは、様々なセミナーやデザインコンペティション、展覧会、調査研究、国内外の交流、年鑑の発行などを通じてパッケージデザインの力を社会に伝える活動をしています。本セミナーでは当会員を含む約60名の方が参加されました。
本セミナーの本題であるジェネレーティブAI「Adobe Firefly」は、想像の赴くまま自由に試しながら、既成の枠にとらわれないものを作り出し、短時間で最大限の価値を生み出すことを可能とする技術です。アドビはこの技術を、開発に10年を費やしたAdobe Senseiの次の段階と位置づけ、 “未来”を感じ、“価値ある体験を創出する”、最新のテクノロジーとして開発をしています。
Adobe Firefly
https://www.adobe.com/jp/sensei/generative-ai.html
Adobe Fireflyの特徴とその創造性を知る
“価値ある体験を創出する”生成AI「Firefly」を紹介
AIとは、人工知能(Artificial Intelligence)の一種で、シンプルな言葉や入力情報からすばらしいコンテンツを作り出すことができるテクノロジーです。本セミナーでは、世の中における⽣成AIツールの昨今の爆発的な普及と、企業および消費者の高い導⼊率を数値化して紹介しました。ChatGPTをはじめとするこのAI技術は、歴史上もっとも速いスピードで様々な企業やサービスに採用されています。このような状況下で、デザインの世界に身を置く本セミナーの参加者のみなさんが、この技術に高い関心をもち、将来のクリエイティブに期待を持っていることが真剣な眼差しで聴講する表情から窺えました。
アドビが提供するAdobe Fireflyは、その特徴として「安⼼して商⽤利⽤できる画像⽣成AI」であること、「クリエイターの味⽅」という点が上げられます。これはビジネスにおいてみなさんのクリエイティブワークに直結する非常に重要なポイントかと思います。本セミナーではまずこの2点を理解いただくべくご紹介しました。
Firefly特徴と他サービスとの差別化を紹介
テキストプロンプトから新しいオブジェクトを生成するデモでは会場内から驚きの声が
すでにPhotoshop(Beta版)デスクトップアプリケーションに搭載されている生成AIの機能をデモを交えて紹介する時間では、画面を熱心に見つめる参加者のみなさんの姿が見られました。
これまでもPhotoshopの「選択ツール」や「コンテンツに応じた塗り」など、アドビ製品には数多くの AI機能を提供してきましたが、この生成AIはイメージング能力をもう一段階引き上げる新たな機能です。シンプルなテキストプロンプトを入力するだけで、非常に精緻な新しいコンテンツが生成される技術は、参加者のみなさんの創造力に刺激を与えたのでは無いでしょうか。
仕事で活用できるIllustrator、Photoshopの最新機能を紹介
Photoshopの最新機能“削除ツール”の紹介
また、PhotoshopとIllustratortの最新機能として、白黒写真をカラー化して復元する「ニューラルフィルター」や、「円柱ワープ」を使ってテキストをボトルに巻き付けるデモを見ていただきました。Illustratorの「3D機能」の紹介では、シンプルなパスからあっという間にリアルな3Dオブジェクトが生成されると、会場から「おお〜」という驚きの声が聞こえてきました。昨年に機能強化されたこの3D機能ですが、まだまだこの機能を活用いただける場が多くあることをわたしも再認識しました。是非これらの機能もみなさんの日々のクリエイティブワークに活用いただければと思います。
セミナー内容を熱心にメモを取る姿も多く見られた
Adobe FireflyをCo-pilot=副操縦士として強力なパートナーに
AIという未知なるテクノロジーに若干の不安のある方もいたかもしれません。しかし本セミナーを通じて、Adobe Fireflyは安心して商用利用できる生成AIであり、クリエイターの味方だということを本セミナーを通じてご理解いただけたかと思います。
セミナー終了後のアンケートでは、「AIの活用、商用利用など安心して使え便利だと感じた」「自社の価値をどのように生み出し提供するのか考えていきたい」「Fireflyの商用利用の安全性を知れた事は大変良かった」「クリエイターとして本質を見極める審美眼や、プロンプトを開発する指示部分のクリエイティブ部分の成長が求められるなと気が引き締まった」など、クリエイティブの現場に身を置くみなさんからの率直な感想をいただきました。近い将来、商用利用が可能となりデザインワークに活用できることを心待ちにし、Adobe Fireflyに手応えを感じていただけたのではないでしょうか。
質疑の時間では実務における疑問点や、生成AIの使い方についての質問が上がった
本イベントを実施されたJPDAのメンバーとイベントに参加いただいたみなさん
デザインとAI技術の関係は協力的なものであると同時に、それを使うデザイナーのみなさんの専門性と創造性が不可欠です。AIの技術を適切に活用することで、デザインの領域がより革新的で効果的なものに進化する可能性は大いにあるでしょう。
我々アドビが提供する新しいテクノロジー「Adobe Firefly」は、皆さんのクリエイティブをサポートし共に成長していくCo-pilot=副操縦士として活用いただくべく、日々開発を進めています。この技術を活かした近い未来のクリエイティブワークに、是非期待してください。
Adobe Fireflyはこちらからお試しいただけます
https://www.adobe.com/jp/sensei/generative-ai/firefly.html