MAX Challenge 2023 グランプリ決定!応募総数は780作品

A close up of a logo Description automatically generated

Adobe MAXのロゴをモチーフにしたオリジナル作品を投稿するデザインコンテスト「MAX Challenge (マックス チャレンジ)2023」。今年は「グラフィック部門」「モーション部門」「Adobe Express部門」の3つの部門で開催。初めて応募される方のための初参加賞に加えて、生成AI機能を使用した作品に生成AIチャレンジ特別賞も設けました。「Dream Bigger」をテーマに作品を募集し、合計780作品が集まりました。ご応募いただいたクリエイターのみなさま、ありがとうございました!

それでは、各部門の入賞作品の発表と、特別審査員による選評コメントを紹介させていただきます。

グラフィック部門

計344作品が集まりました。気になる方は #AdobeMAX #グラフィック部門 でBehance、InstagramまたはX(旧Twitter)で検索してください!

グランプリ作品

moーmoーさん

審査員 – 森本千絵さんのコメント

MAXのタイポグラフィ以上に迫り来るMAXな命たち。圧倒的に強いエネルギーに満ちていて音が聞こえ、その勢いに巻き込まれそうだ。文字で描くこと以上のその先を描いていて魅力的だ。

準グランプリ作品

kuwaanzuさん

審査員 - 森本千絵さんのコメント

古代壁画の現代版と行っても良い。好きなものから恐怖までの信仰の渦に呑み込まれているMAX。その背景は水と火の循環。多くの物語を感じる。その世界観にも関わらず、MAXの中心ではのんびりとそれを 楽しむ「私」と「猫?」の存在。そのギャップが非常にチャーミングなイラストレーションとして完成度が高い。

初参加賞作品

西島 理子さん

Behanceで作成過程など更に詳しくご覧いただけます:こちら


審査員 - 森本千絵さんのコメント

ギラギラとキラキラした瞳の光線、MAXという文字すらも潤い輝いている。色彩や構成が美しく、一度目が合うと離れられなくなる。popで強いMAXの誕生だ。

モーション部門

計125作品が集まりました。気になる方は #AdobeMAX #モーション部門 でBehance、InstagramまたはTwitterで検索してください!

グランプリ作品

tsubasa.さん

審査員 – DAITO MANABEさんコメント
オートメーションのカーブを用いた表現などポップで楽しいアイディアが際立つ作品。動きの流れとリズムに対する理解が見事に反映されており、それが作品に生命を吹き込む要素となっています。色使い、形の変化、そしてタイミングの精度が組み合わさることで、視覚的に魅力的で、観る者を引き込むエネルギッシュな体験が生まれています。

準グランプリ作品


MIYASHITAさん


審査員 – DAITO MANABEさんコメント
連鎖反応を通じてスケールがどんどん大きくなる様子をテンポよく表現できている作品でした。スケールが徐々に拡大していく様子を、リズミカルかつ巧妙に表現しており、視覚的な連続性と拡大する動きの組み合わせが見事に同期しています。展開の各ステージで緻密に計算されたタイミングは、見る者を作品の世界へと引き込む力を持っています。

初参加賞作品

るるんぶさん


審査員 – DAITO MANABEさんコメント

コミカルで可愛らしいタッチのイラストレーションと、軽快な動きのモーションデザインが見事に融合し、心地よい視覚体験を提供しています。キャラクターと動作に込められたユーモアが、作品全体に温かみと親しみやすさをもたらしており、見る者に明るい気持ちを与えます。

Adobe Express部門

計311作品が集まりました。気になる方は #AdobeMAX #AdobeExpress部門 でBehance、InstagramまたはTwitterで検索してください!

グランプリ作品

みたさん/コラージュアーティストさん

https://twitter.com/nagomian_nise/status/1706836052189884588

審査員 - 灰色ハイジさんのコメント

見た人の想像を掻き立て、夢を見させてくれるこちらの作品をグランプリに選ばせていただきました。「Dream Bigger」というお題に対して、頭から想像が広がるビジュアルや空を描いた人は他にもいましたが、みたさんさんのコラージュが飛び抜けて美しかったです。MAXロゴとオブジェクトの重なりや、人物の頭部の切り抜き、縦書きの文字の処理など、Adobe Expressを駆使した技術が光る作品です。

準グランプリ作品

kentaro saishoさん

Behanceでの作品はこちら


審査員 - 灰色ハイジさんのコメント

他の応募作品とは異なる作風が一際目を引きました。シンプルに見えて、人物と文字の重なりや、画面下の余白の使い方、文字の処理など、巧さが際立っています。イラストは生成AIでしょうか。MAXロゴをイラストに取り入れたアイデアも秀逸です。イラストの人物がここから夢を叶える物語が始まるような雰囲気に、ワクワクしました。

初参加賞作品

Nula。さん

https://twitter.com/806movie/status/1718637416280682926

審査員 - 灰色ハイジさんのコメント

日時や会場の記載は必須条件ではありませんでしたが、多くの参加者が加えてくださいました。その中でもNula。さんの作品は、日時と会場をユニークで分かりやすく配置している点が印象的です。多様なグラフィック要素を用いながらも、見事にまとめています。「試行錯誤を繰り返した」とコメントにあるように、工夫が伝わってきました

生成AIチャレンジ特別賞作品


Megumi Shibataさん


Behanceで作成過程など更に詳しくご覧いただけます:こちら



審査員 - タマケンさんのコメント

地球が気球のように浮かんでいるアイデアが面白いです。

生成した素材をMAXのロゴのテクスチャーに使ったり、そのまま装飾として使ったり、様々な見せ方で使っている所が魅力的です。



ICO(イコ)さん

https://twitter.com/ICO36/status/1717013111083827423


審査員 - タマケンさんのコメント

迫力があり、見ているだけでワクワクする作品です。

地上には色んな種類の宇宙人がいて、大量に生成した素材を1つ1つ丁寧に合成しているのが伝わってきます。

スマホではなく大きなモニターで楽しみたいと思える作品です。

Yuri Morimoto さん


Behanceで作成過程など更に詳しくご覧いただけます:こちら


審査員 - タマケンさんのコメント

吸い込まれるようなダイナミックな動きが魅力的な作品です。

目を開けると想像の世界が広がっている。

この短い動画のストーリーは、想像した画像を簡単に作り出せる生成AIと重なるものがあります。

素材はすべて生成AIで作ったとのことで、まさに生成AIチャレンジ特別賞に相応しい作品です。


ここで、審査員を務めてくださいました4名の素晴らしいクリエイターをご紹介します。

グラフィック部門審査員 – 森本千絵さん

アートディレクター / クリエイティブ・ディレクター。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科客員教授。青森県三沢市生まれ。武蔵野美術大学卒。1999年博報堂入社。2007年株式会社goen°設立。博報堂在籍時から、広告のグラフィックやCM制作のほか、商品企画、パッケージデザインなどを幅広く担当。特にMr.Children、松任谷由実、Official髭男dismなどミュージシャンのアートワークやMVの制作が多く、また、山田洋次、是枝裕和ら映画/演劇系の宣伝美術なども手がける。

社名のgoen°は「ご縁」から来ており、人や商品との出会いを大切にし、そして新しく創り出したいという想いが込められた。人や商品を最大限に魅力化するのが目的であり、案件ごとにアプローチが変わるのは自然なことだとする社風のため、アウトプットするメディアや作風、規模等は様々である。

現在は広告の企画演出、商品開発、装丁、映画・舞台の美術、地域再生プロジェクト、教育デザイン、動物園や保育園の空間ディレクションなど、業態や領域にとらわれずにあらゆる形のコミュニケーションデザインを行っている。

また、2023年4月からNHKいないいないばぁっ!のキャラクターデザインを手がけている。

【受賞歴】

N.Y. ADC賞、ONE SHOW、朝日広告賞、アジア太平洋広告祭、 東京ADC賞、JAGDA新人賞、SPACE SHOWER MVA、 ADCグランプリ、日経ウーマンオブザイヤー2012、 50th ACC CM FESTIVALベストアートディレクション賞、 伊丹十三賞、日本建築学会賞、第4回東奥文化選奨賞など。

【著書】

「MORIMOTO CHIE Works 1999-2010 うたう作品集」

「アイデアが生まれる、一歩手前の大事な話」など


モーション部門審査員 – DAITO MANABEさん

A person in a black jacket and hat Description automatically generated

アーティスト、プログラマ、DJ。

2006年Rhizomatiks 設立。

身近な現象や素材を異なる目線で捉え直し、組み合わせることで作品を制作。高解像度、高臨場感といったリッチな表現を目指すのでなく、注意深く観察することにより発見できる現象、身体、プログラミング、コンピュータそのものが持つ本質的な面白さや、アナログとデジタル、リアルとバーチャルの関係性、境界線に着目し、様々な領域で活動している。



Adobe Express部門審査員 - 灰色ハイジさん

A person with red hair looking to the side Description automatically generated

プロダクト&ブランドデザイナー

サンフランシスコ在住。新潟県生まれ。米国のプロダクトスタジオ All Turtles で、アプリのデザインを手がける。また、ビデオコミュニケーションアプリのmmhmmのブランディングにも携わっている。著書に『デザイナーの英語帳』(ビー・エヌ・エヌ新社)がある。現在、ニュースレター版のデザイナーの英語帳も配信中。

ニュースレター:https://eigo.substack.com/

ポートフォリオ:https://summary.haiji.co/

X (Twitter):@haiji505



生成AIチャレンジ特別賞審査員 - タマケンさん

A person wearing glasses and a black shirt Description automatically generated

Webデザイナー/グラフィックデザイナー。

著書『新世代Photoshop 超入門』

Twitter、YouTube、ブログにて、Adobe PhotoshopやAdobe Illustratorを中心にデザインのTIPSを発信中。

Twitter:https://twitter.com/DesignSpot_Jap

YouTube:https://www.youtube.com/@design_spot

ブログ: https://design-spot.jp/

最後に

今年は780作品の素晴らしい作品が集まりました。たくさんの素敵な作品のご応募ありがとうございました。ぜひ次回 のMAX Challenge へのご参加もお待ちしております。来年も皆さんの素敵な作品を拝見できますことを楽しみにしております。

【お問い合わせ 】

MAX Challenge 2023 キャンペーン事務局
AdobeJapanCampaign@edelman.com