#481 After Effectsを通してゼロからはじめる映像制作 - 佐藤智幸
VFXディレクター / VFXデザイナーの佐藤智幸さんをゲストにお迎えし、著書『After Effects FIRST LEVEL 改訂版:ゼロからはじめる映像制作基礎テクニック』をベースにAdobe After Effectsを解説いただきます。After Effectsが出来るようになると「こんなに楽しい」となる必見回です。
ゲスト:佐藤智幸/VFXディレクター、VFXデザイナー
Website | tomoyuki-sato.themedia.jp
佐藤智幸さんのテレビ、そして映画の世界での実績、そして経験に基づく良著
音楽活動を経た後CDデザイナーへ転身、テレビ、CM、映画でのVFXに多数携われた佐藤さん。今回紹介いただいた著書After Effects FIRST LEVELは、音楽という異なるベースから現場を通してAfter Effectsを学んでいった佐藤さんの学習ノートそのものです。実際の現場のワークフローに沿って、映像制作に必要なことがすべて網羅されている素晴らしい入門書となっています。
番組内では取り上げられなかった佐藤智幸さんが携わった作品は、佐藤さんのサイトで確認できる
映像の基礎
一般的にAfter Effectsに関する書籍は、ある事が理解できている前提条件があることが多い。結果として初心者は、ネットで検索しながら等々、別途リファレンスを参照しながら読むことが多いのではないかと思います。本書の第1章は「映像の仕組み」がまとめられている。「映像=連続した静止画」、「映像の単位」、「色―三原色と三属性」に始まり「フレームレート」、「インターレスとプログレッシブ」、「ドロップフレーム&ノンドロップフレーム」等々、“あたりまえ”とされることの説明が網羅されています。
豊富なチャートを用いて、あくまで初心者目線で必要な映像用語、After Effects用語が解説されている
ガイドをなぞってアニメーションを学ぶ
多くの解説書と同様に本書もサンプル画像をダウンロードして学べるようになっていますが、本書では読み始めたところから学べるように、同じサンプルだとしてもそのステップに沿ったものがダウンロードできます。
特にユニークなのが「アニメーション」。減衰して跳ねる軌跡のガイドが用意されており、それに沿ってなぞるように手を動かすと、パスを思うようにコントロールすることができるようになります。
パスの作り方を実践的に学ぶ
なぜか充実の「サウンド」の章
本書を制作するに当たって「入れさせてくれ」と条件にした第12章「サウンド」、先ずは「音」そのものについて、がっつり解説しています。また、シンセサイザーをプレイする佐藤さんならではの解説も充実。エンベロープなど一瞬無関係と思いがちですが、昨今のミュージックビデオの音ハメといった編集も、この知識があると本当に役に立ちます!
エンベロープの解説
後半は「ワークフロー」をAfter Effectsのプロジェクトで実演
後半は、After Effectsにサンプルを読み込んで、第3章「ワークフロー」を実演します。
番組では書籍にない加工まで実演
目次:
・佐藤智幸さんの自己紹介
・全章解説(PFDで実際に書籍を見せながら)
第1章 映像に関する知識
第2章 作業を始める前に
第3章 ワークフロー
第4章 レイヤー
第5章 スイッチ
第6章 描画モード
第7章 マスク
第8章 時間
第9章 アニメーション
第10章 エフェクト
第11章 テキスト
第12章 サウンド
第13章 Sci-Fi Graphics
第14章 メイキング映像制作
・CM(After Effects 1分解説!真の3Dワークスペースを使ってみよう)
・After Effectsの実演(第3章 ワークフロー)
・書籍には書いていない解説(エフェクト、3Dオブジェクトの追加)
・佐藤智幸さんのWebsiteと書籍ページ
・ノートパソコン「RAZOR BLADE 16」の紹介
・エンディング(Creator's しりとりリレー:佐藤智幸)
書籍:『After Effects FIRST LEVEL 改訂版:ゼロからはじめる映像制作基礎テクニック』佐藤智幸著
ボーンデジタル書籍サイトURL:https://www.borndigital.co.jp/book/9784862465870 - _blank
書籍内容紹介のデモリール(Vimeo):https://vimeo.com/947757794
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