クリエイティブ・ディレクター / CMプランナーのクドウナオヤさんがゲスト。
Adobe Fireflyを始めとした生成AIは、ビジュアルアウトプットを作るだけでなく、その前段階の「企画プロセス」においても有用。企画者として目指すべき、実現難易度の高い“前例のない企画”を生み出す発想法と、それを実現に向けて加速させる生成AIの活用術を実践を交えてお送りします。
前例のない数々の実績
TV CMやミュージックビデオなどの映像を中心に、様々な企画をプラン・実現しているクドウナオヤさん、先ずはまさに“前例のない”実績をいくつか紹介していただきました。
群馬の山の中に海の家、デコトラをADトラックにしてみたら、秋田犬でアイドル、こたつの上でホッケー、音楽に合わせてミックスジュースを作るマシン、等、どのように思いついたのか想像が出来ない数々の事例を解説していただきました。
案件ではなくパーソナルな企画として、「実のおじいさんにクドウナオヤさんの服を着せたら?」というSLVR. TETUYAは大きな話題となりました。
おもしろい企画とは?
「おもしろい」企画を考えるのがお仕事のクドウナオヤさんですが、「おもしろい」というのは極めて主観的なものであり、クドウさん自身も「おもしろい」を考えるということを止めてしまったとのこと。
「おもしろい」を「あたらしい」と置き換えることで、誰でも相対的な判断ができるようになり、あたる確率も上がり、コンセンサスが得られやすいということです。「あたらしい企画」つまり「前例のない企画」というのがクドウさんの企画の基礎となっています。
仕事として進めていく上において、あたらしいことに対してクライアントさんは慎重です。それを打破するためにクドウナオヤさんは生成AIを積極的に活用しています。
これまで見たことのないアイディアも、ビジュアル化することで共感を得やすくなり、結果としてコンセンサスに繋がります。でも従来このビジュアル化には非常に多くのリソースが必要でした。生成AIを活用することで、企画を言語化したクリエイティブディレクターが自らビジュアル化することができるようになります。また、自身が見えていなかった問題点に気付く事もでき、企画の精度を上げていくことができます。
前例のない企画演習
前例のない企画を「思いつき」でなく方法論で考えてみる、と題して「バナナをいろんな『視点』で見て『Break the bias』して新しいバナナを企画」という演習を紹介していただきました。
一般的に「バナナ」から連想される視点を列挙した後、それぞれに対して逆の概念を当てはめる、つまり「Break the bias」していきます。その中からアイディアを膨らませてビジュアル化していきます。
番組では視聴者からいただいたお題「サンタクロース」で、Break the bias演習を実施、前例のないサンタクロースをAdobe Fireflyでビジュアル化してみました。