#521 写真×落書きで世界を広げる表現方法 - sara

ユニークなフォーマットで素敵な作品を発信し続ける2人組アーティスト「sara」のAraiさんとsakoさんをお迎えします。作品アイディアの源泉、制作フロー、完成した作品をどのように魅せるかについてお話しいただきます。

彼女が僕の作品に落書きする ... て?!

今回のゲスト「sara」は、フォトグラファーのAraiさん、イラストレーターのsakoさんによる2人組アーティスト。Araiさんが撮る美しい風景写真に、sakoさんが手描き感溢れるシンプルなラインイラストを重ねるというユニークな作品、ポエムとも言えるコメント、そして、その制作プロセスの動画を主にSNSを通じて発信、80万人以上のフォロワーを誇ります。

白い壁の前にいる男女 AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。

最初にバズった作品『線香花火

最初のコラボとなる『線香花火』が生まれるきっかけについて、二人の意見は異なります。「写真をなにかに見立てたコンテンツはバズる」と聞き、自身が提案したというAraiさんに対し、sakoさんの主張は、Araiさんのこの写真からイラスト重ねたらもっと面白いことになる、とsakoさんから提案したというもの。そんなエピソードやストーリー、作品が楽しめる書籍もリリースされました。

写真 × 落書き × ショートストーリー『君と紡ぐ日々』

どのように制作しているのか、聞いてみました

Araiさんが作品の世界観を考えてsakoさんにイラストを依頼する場合と、sakoさんが作品のイメージを固めてそれに沿う写真をAraiさんに撮ってきてもらうという、大きく2パターンの制作工程があるとのこと。

ベースとなる写真は、LightroomやPhotoshopを用いて整え、場合によってはその世界観を創り上げるために合成や削除といったことも行います。

グラフィカル ユーザー インターフェイス, アプリケーション AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。

星空と下弦の三日月をPhotoshopで合成

書籍『君と紡ぐ日々』のカバーにもなっている作品『口実』の撮影写真と作品を比較すると、どのような編集を行ったのかが良く分かります。

作品『口実

落書きを実演

番組後半では、sakoさんがAdobe Frescoを使ってライブで“落書き”してくれました。ライブドローイングはエンドロール時の「クリエイターズしりとりリレー」のコーナーでも実演いただいてますので必見です。

コンピューターの画面を見ている人たち AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。

Adobe Frescoを使って生落書き

グラフィカル ユーザー インターフェイス, アプリケーション AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。

クリエイターズしりとりリレー コーナーでの実演

ゲスト:
sara(Arai & sako)/写真に落書きするアーティスト
ポートフォリオサイト | htsara2626.com
Instagram | @ara2626_if
X | @sara2626_if
TikTok| @sara2626_if
YouTube | 彼女が僕の写真に落書きする
Note | sara

目次:
・saraさんの自己紹介
・活動のきっかけ
・作品の制作フロー解説
・メイキング動画(リール)の制作フロー
・落書きの実演(Adobe Fresco)
・saraさんのSNS
・抽選会「落書きしてほしい写真」結果発表
・エンディング(Creator's しりとりリレー:sara)

#eee

sara 初の作品集

君と紡ぐ日々
〜彼女が僕の写真に落書きする〜

判型:A5判 128ページ
定価:本体1,800円+税
ISBN:9784768330029