coldrain主催「BLARE FEST. 2026」にアドビブースが初出展~Adobe FireflyとAdobe Expressで、来場者が"自分だけのフェスグッズ"を制作
2026年2月7日・8日の2日間、名古屋・ポートメッセなごやで開催された音楽フェスティバル「BLARE FEST. 2026」。ラウドロック/メタルコアシーンを代表するバンド・coldrainが主催するこのフェスに、アドビがオフィシャルブースを初出展しました。
ブースでは、生成AI「Adobe Firefly」を使ったオリジナルロゴステッカーの制作と、オールインワンデザインツール「Adobe Express」を使ったマイタイムテーブルのタトゥーシール制作という2つのクリエイティブ体験を提供。2日間で400を超える作品が生まれ、来場者一人ひとりが"自分だけのフェスグッズ"を手にしました。
事前のSNSキャンペーンから当日のブース体験まで、その全容をレポートします。
BLARE FEST. 2026の会場となったポートメッセなごや。雪が舞う中でも、多くの来場者の熱気に包まれた
音楽フェスの新しい楽しみ方を提案。アドビが「BLARE FEST. 2026」にブースを初出展
BLARE FEST.は、名古屋で結成されたバンド・coldrainが主催する音楽フェスティバルです。「BLARE」には「鳴り響く」という意味があり、ジャンルやシーンの壁を超えて音を響かせたいという想いが込められています。2020年、2023年に続いて3年ぶりに開催された本フェスには、10-FEET、ONE OK ROCK、SiM、[Alexandros]、HEY-SMITH、LiSA、マキシマム ザ ホルモン、THE ORAL CIGARETTESなど国内のトップアーティストに加え、MEMPHIS MAY FIREなど海外アーティストも出演。雪が舞う寒さにもかかわらず、会場は朝から多くの来場者の熱気で包まれていました。
ラウドロック/メタルコアシーンには、バンドのロゴをTシャツやステッカーで身につけ、自分の好きな音楽やカルチャーを表現する「ロゴカルチャー」が根づいています。ファンがバンドロゴを通じて自らのアイデンティティを表現するこの文化は、「Creativity for All: すべての人に『つくる力』を」を掲げるアドビの理念と自然に重なるものでした。
そこでアドビは、フェスのロゴを用いて、来場者が自分の手でオリジナルデザインを生み出し、思い出として持ち帰れるブース体験を企画しました。来場者からも「フェスにアドビのブースがあるのは初めて見た」「珍しくて気になった」といった反応が数多く聞かれました。
事前のSNSキャンペーンで650件超の応募。開催前から高まるフェスの熱量
フェス当日のブース体験に先立ち、2026年1月16日から25日までの10日間にわたってSNSキャンペーンを実施しました。用意したのは2つのチャレンジ企画です。
1つ目は「BLARE FEST. オフィシャルロゴ リデザインチャレンジ with Adobe Firefly」。BLARE FEST.の公式ロゴを、Adobe Fireflyの生成AI機能で自由にカスタマイズし、X(旧Twitter)やInstagramにハッシュタグ「#BLAREwithAdobe」「#AdobeFirefly」をつけて投稿するというものです。
2つ目は「マイタイムテーブル作成チャレンジ with Adobe Express」。フェス当日の出演スケジュールをAdobe Expressで自分好みにデザインし、同じくSNSに投稿するキャンペーンです。
いずれも大賞受賞者にはBLARE FEST. 2026の2日間通し券をプレゼント。coldrainのドラマーであるKatsumaさんが審査に参加しました。応募総数は650件を超え、フェスへの期待と来場者のクリエイティブへの意欲の高さがうかがえる結果となりました。
Katsumaさんは選考後、「人間の頭で考える力と、それを具現化するテクノロジーの共存に可能性を感じた」とコメント。多くの応募作品に込められたファンの想いの強さにも触れ、フェスの熱量は開催前からすでに高まっていました。
ブース前に設置された告知パネル。左がAdobe Fireflyのステッカー体験、右がAdobe Expressのタトゥーシール体験。多彩なデザインサンプルが並ぶ
事前のSNSキャンペーンで投稿したデザインと、それをステッカーにした完成品。Xの投稿画面を見せるだけでブースで受け取れる仕組み
当日のブース体験。Adobe FireflyとAdobe Expressで2つのクリエイティブ体験を提供
フェス当日のアドビブースでは、事前キャンペーンと連動した2つの体験を提供しました。事前にSNSキャンペーンで投稿した来場者は、ブースで投稿画面を見せるだけで自分の作品をステッカーやタトゥーシールとして受け取れる仕組みです。もちろん、その場で初めて体験する来場者も大歓迎。スタッフのレクチャーを受けながら、制作から印刷まで約15分で完成します。
Adobe Fireflyでオリジナルロゴステッカーを制作
1つ目の体験は、Adobe Fireflyを使ったオリジナルロゴステッカーの制作です。BLARE FEST.のロゴをベースに、Fireflyの「構成参照」機能でロゴの形状を保ったまま、テキストプロンプトで好みの背景やエフェクトを生成します。
「炎、爆発、エネルギー」「ネオン」「宇宙」「パステルカラー」「モノクロ、ダーク」・・・来場者が入力するキーワードは実にさまざま。同じロゴをベースにしていても、一人ひとりまったく異なるオリジナルデザインが生まれます。
Adobe Fireflyは、Adobe Stockやオープンライセンスのコンテンツをトレーニングデータとして活用しており、アドビのFireflyモデルで生成した画像は商用利用も可能です。Adobe PhotoshopやAdobe Illustratorとも連携しており、プロのクリエイターからデザイン初心者まで、幅広い層のクリエイティブを支えるツールとして活用が広がっています。
来場者が手にした2枚のステッカー。モノクロのシンプルなデザインと、炎をまとったダイナミックなデザイン。同じロゴベースでもプロンプト次第でまったく異なる表情に
宇宙をモチーフにしたデザイン。青を基調としたクールな仕上がりになった
Adobe Expressでマイタイムテーブルのタトゥーシールを制作
2つ目の体験は、Adobe Expressを使ったタイムテーブルのタトゥーシール制作です。Adobe Expressは、SNS投稿やポスター、チラシ、ロゴなど幅広いデザインに対応するオールインワンのデザインツール。豊富なテンプレートに加え、Adobe StockやAdobe Fontsを活用でき、直感的な操作でデザイン初心者でもすぐに使い始められるのが特長です。
来場者は、BLARE FEST. 専用のテンプレート上で、観たいアーティスト名やステージ名(FIRE STAGE/WATER STAGE/THUNDER STAGE)を自由に配置し、自分だけのタイムテーブルを作成。完成したデザインは転写シールとして印刷され、腕に貼ってそのまま会場を回ることができるという、実用性も兼ね備えた企画です。
腕に貼ったタイムテーブルのタトゥーシール。出演アーティスト名と時間が一目でわかる実用的なデザイン
ピンクからイエローへのグラデーション背景がおしゃれなタイムテーブル。会場の雰囲気の中で映える
友人同士で並べたお揃いのタトゥーシール。ギターのイラスト入りで、フェスのリストバンドとの相性も抜群
「楽しい」「無限大」という来場者の声。十人十色のクリエイティブ体験
ブースでは、体験を終えた来場者に感想をうかがいました。デザインの方向性も制作プロセスも一人ひとり異なり、それぞれの個性が作品にはっきりと表れていました。
「ピンク、猫、蝶付き、キラキラ」——プロンプト一つで広がる表現
普段からデザインに携わっている猫好きの来場者は「ピンク、猫、蝶付き、キラキラ」というプロンプトで、可愛らしいデザインを生成しました。一方、普段デザインツールを使わないという来場者は「モノクロ、ダーク」というキーワードからシンプルなデザインを目指し、「面白かった。無限大で楽しい」とコメント。デザイン経験の有無にかかわらず、それぞれのペースで楽しみ方を見つけていたのが印象的です。
「ピンク、猫、蝶付き、キラキラ」のプロンプトから生まれた可愛らしいオリジナルステッカー
可愛いキリンと恐竜、カラフルな抽象画——各々の性格が出たデザインに
友人同士で体験した来場者は、それぞれまったく異なるテイストのデザインを制作しました。ある人は可愛いキリンと恐竜をモチーフにしたポップなデザイン、別の人はカラフルな抽象画のようなデザイン、そしてもう一人はネオンの光が走る宇宙的なデザインに。来場者のお一人から「デザインに性格が出ますね」というコメントが出て、全員が大きくうなずいていました。
3人の来場者が手にしたステッカー。カラフルな抽象画、ネオンの宇宙、可愛いキリンと恐竜。テイストは三者三様
「サイバーパンク風」——こだわりの2段階制作
サイバーパンク風のデザインに挑戦した来場者は、文字部分を先に作り、背景を白色で別途生成して2回に分けて制作するなど、独自の工夫を凝らしていました。普段から写真編集ソフトを使い、AIにも詳しいというこの方の作品は、こだわりが詰まった仕上がりに。ツールの使い方を自ら発見していく姿が印象的でした。
1日で4〜5パターン——ExpressとFireflyの両方を楽しんだ来場者も
中には、Adobe Expressでの自由制作とAdobe Fireflyでの生成AI体験の両方に挑戦し、1日で4〜5パターンを制作した来場者もいました。「両方楽しめるのがすごくいい。自分のインスピレーションで作れる部分と、AIが背景画像などを生成してくれる部分のバランスが良い」とコメント。
また、「操作に困らずに、すぐに楽しめる」という評価も。Adobe Expressの操作性が、デザイン専門ではない来場者にも受け入れられていたことがうかがえます。
ピンク/パープルの華やかなデザインと、浮世絵を思わせる和風のブルーデザイン。同じBLARE FEST.ロゴがまったく異なる表情を見せる
「ポジティブなエネルギー」をテーマにつくられたデザイン
モノクロ系のデザインにチャレンジしたという来場者
音楽フェスとクリエイティビティが交差した2日間
来場者に今回の企画の感想を聞くと、喜びの声が多く集まりました。
「ステッカーはサイズ感がちょうどよく、ライブ中に荷物にならないのがいい」「フェスの思い出として、ステッカーをスマホの裏に貼りたい」といった声のほか、「ロックフェス以外のイベントや他の分野でもこうした体験企画を展開してほしい」という今後への期待も寄せられました。
音楽フェスの企業ブースといえば、飲食のサンプリングや物販が中心になるのが一般的です。しかし今回のアドビブースでは、来場者自身が能動的にクリエイティブな行為に参加し、その場で生まれた「世界にひとつだけの作品」を持ち帰るという、新しい体験を実現しました。今回の取り組みについて、BLARE FEST. 実行委員会は次のように振り返ります。
「アドビさんの協力により、事前のSNSキャンペーンから当日のブース体験まで、フェスの熱量を大きく高めることができました。来場者が自分だけの作品を生み出し、音楽とともに思い出として持ち帰る体験は、BLARE FEST.ならではの新しい形となり、主催者としても非常に印象深いものとなりました。
フェスのコンセプトである『壁を壊す』というメッセージとも親和性が高く、音楽とクリエイティブが自然に交差する場を共につくれたことに感謝しております。 」
coldrainが掲げる「ジャンルやシーンの壁を超えて音を響かせたいという想い」と、アドビが掲げる「Creativity for All: すべての人に『つくる力』を」。2つのメッセージが交差したBLARE FEST. 2026のアドビブースは、音楽フェスにおけるクリエイティブ体験の新しい可能性を示す2日間となりました。coldrainのKatsuma (Dr.) さんは、今回の体験がもたらす意味について次のように語っています。
「BLARE FEST.は『音楽のジャンルの壁を壊す』というコンセプトのもと始動しました。今となっては、壁なんてものを感じなくなるほど、様々な音楽やカルチャーがひとつのフェスで共存する時代となったと感じています。こういった新たなクリエイティブツールによって自分の思い描いたものが形になる喜びを来場者に感じてもらえたことは、今後切り離せなくなるであろうAIの能力と、人間特有の感情や思考との共存を促し、表現することに対するハードルや壁も壊すきっかけになるなと思いました。 」
また、アドビのFirefly製品担当の轟啓介からは次のようなコメントが寄せられました。
「想像を超える多くの来場者に熱気あふれるフェスの現場でブースを体験いただき、Adobe Firefly や Adobe Express を通じて『自分の中のクリエイティビティ』が形になる瞬間に立ち会えたことを嬉しく思います。
coldrainの皆様の熱い想いとアドビの生成AIが融合することで、テクノロジーを通じてファンとアーティストが双方向につながる新しいフェス体験が生まれました。アドビはこれからも、クリエイターを中心に据え、透明性と権利保護を重視したAIとともに、創造性が広がる未来を支えていきます。」
アドビは今後も、より多くの人の創造性を引き出し、クリエイティブワークの楽しさに出会える機会を創り出していきます。