データ×クリエイティブのオンリーワンだからできる、アドビのコンサルティングの魅力
「データとクリエイティブで最高の顧客体験を実現する」という唯一無二のサービスは、アドビだからこそ提供できるもの。田口恭平と小栗順平が、アドビの魅力や仕事の醍醐味、カルチャーについて語り合いました。
アドビのソリューションを導入したい企業、またはアドビ製品を活用してより高い成果を目指す企業に対し、具体的な戦略立案から実行まで一気通貫で支援するAdobe Customer Solutions(以下、ACS)。企業課題を解決するコンサルティングサービスは多々ありますが、「データとクリエイティブで最高の顧客体験を実現する」という唯一無二のサービスは、ACSだからこそ提供できるもの。そんなACSのトップとして働く田口恭平と小栗順平が、アドビというユニークな会社の魅力や仕事の醍醐味、アドビのカルチャーについて語り合いました。
デジタルマーケティングを軸に自分のキャリアを幅広く展開
アドビの事業は大きく「ソフトウェアライセンス」と「コンサルティングサービス」の2軸に分かれます。ACSはコンサルティングサービスに属しており、その営業を統括しているのが、プロフェッショナルサービス・セールス シニアマネージャーの田口恭平です。田口のミッションは、コンサルティングサービスの営業として、お客様のニーズに合った導入方法や製品の活用など提案すること。軸足はアドビのデジタルマーケティングソリューションに置きつつ、時には「マーケティング施策からデータを分析し、効果的なクリエイティブを制作したい」「業務のデジタル化を進めたい」といった幅広いリクエストに応えています。
そんな田口は前職、広告代理店で営業やプランニングを担当していました。やりがいはあったものの、広告代理店という立場で薄く広く課題を解決するのではなく、「データに根ざして深くお客様と関わり、自分のキャリアを伸ばしたい」と考えたそうです。そこで選んだのがアドビでした。
▲より顧客に深く関わるため、広告代理店から転職したSenior Manager PS Sales, 田口恭平
田口「実はアドビ入社時は営業職でした。その1〜2年後、買収によってお客様が激増し、サポートできる人員が足りなくなったため、コンサルタントになったんです。新しい分野にチャレンジしたいという思いがありました
アドビというと、クリエイティブやデザイン、またはPDFドキュメントという印象が強いのですが、コンサルティングという領域ではソリューションの垣根はありません。紙業務のデジタル化も、クリエイティブツールの使い方も、電子サインもなんでもあります。もちろん核となるのはデジタルマーケティングですが、それだけでなく、クリエイティブの力や、ドキュメントのデジタル化など含めて、世界最高峰のアドビのソフトをフルに活用し、デジタル変革を提案していく。それがアドビのコンサルテーションの醍醐味です」
こうしたお客様への提案を、現実のものとして進めていくのが、プロフェッショナルサービス・デリバリー シニアマネージャーの小栗順平が統括するチームです。たとえば製品導入前なら、お客様の戦略ややるべき施策、求めるパフォーマンスなどコンサルティングを行いますが、実際に製品を入れる段階になると、IT知識のある設計・開発担当が必要ですし、導入後にやりたい施策を行うにはそのノウハウとオペレーションを実行する人材が必要になります。こうしたニーズをすべてフォローするのが、プロフェッショナルサービス・デリバリーです。
小栗「もともとはSI企業のエンジニアでしたが、その後転職して様々なグループ企業を抱えるメーカーの社内コンサルタントとしてグループ企業のデータ活用を支援していました。その頃から、エンジニアグラウンドやデータ分析知識を生かし、ビジネスサイドに踏み込んでいく新しいキャリアを築きたいと考えていたんです。
そしてメディア企業に転職し、マーケティング企画を担当しました。こうして自分の専門領域を広げ、昨今のデジタルフォーメーション(DX)/デジタルマーケティングに携わるキャリアを深めたいと思い、アドビで働こうと考えたんです」
▲エンジニアのバックグラウンドをビジネスサイドで発揮するためにアドビに入社したSenior Manager, Professional Service Delivery, 小栗順平
キャリアのバックグラウンドや知見に違いはあれど、同じ部署で日々お客様サポートに当たる2人。コロナ禍においても毎日コミュニケーションを取り、ワンチームでお客様と向かい合っています。
「一気通貫でサポートできるのがアドビの強み」と言われた日
アドビのコンサルティングサービスは、ほかにはない大きな特徴があります。それはソリューションを導入・活用する事業会社のお客様と直にやり取りするケースが多いこと。ソリューションや製品を開発・提供するベンダーのコンサルティングでは、事業会社の開発パートナーと組んでプロジェクトに当たることが一般的ですが、アドビの場合は直接事業会社の課題解決に携わります。その理由は、「アドビなら、あらゆる課題に一貫性をもって、実行まで対応してくれる」というお客様からの評価があるからです。
小栗「アドビは会社の特徴を表現する上でよくアート&サイエンスという言葉を使いますが、まさに私たちのサービスは、コンテンツとデータをうまく活用してビジネスに活かすことを実現します。それができるのは、データテクノロジーからクリエイティブ、コンテンツを届けるところまで一気通貫でソリューションを持っているアドビだからでしょう。
1つひとつのソリューションで見れば競合もありますが、アドビでは、買収した製品やソリューションもしっかり既存の自社製品に組み込み、統合し、本当に一貫性のあるプラットフォームを作り上げることに意欲的な会社であると思います。データを統合・分析してユーザーを把握する技術、最適なコンテンツをマルチデバイスに配信する技術、そしてプライバシーポリシーに即してコンテンツを個々のユーザーに届ける技術、これらがあるからこそ、他社にはない一貫した提案が可能になる。『困ったことは、とりあえずアドビに相談すれば、それを最後まで責任をもって解決してくれる』と言われると、私たちもモチベーションが上がりますね」
実は田口も、あるお客様から同じことを言われたとのこと。
田口「デジタル変革の一環で、お客様のWebサイトのUI/UX刷新を提案し、制作を含めてご提案しましたが、当初の予算枠をオーバーしてしまったんです。そこで『制作は専門の制作会社にお願いするのはどうでしょう』と話したのですが、その時に『ほかで頼めず、一気通貫でお願いできるのがアドビの強みで、そこを評価しています』と返されました。この『一気通貫で対応できる』という価値は、年々上がっているように感じます」
データとクリエイティブで実現するデジタルトランスフォーメーション
とはいえ、アドビもはじめからデジタルマーケティングやDXに携わってきたわけではありません。Web解析ツールのベンダーをアドビが買収した時には、小栗も田口も「なぜアドビが?」と思ったそうです。
小栗「その後の進化の過程で、データから始まったビジネスを徐々にコンテンツ領域まで広げ、データとクリエイティブをつなげることで、アドビは独自の地位を確立しました。そういう意味では、とても意思が明確な企業だと感じています」
データとクリエイティブは別物ではなく、どちらもビジネスになくてはならない要素。その可能性をいち早く見抜き、マーケティングやDXの観点でソリューションを体系化していったところに、アドビのユニークさがあります。
ユニークな点はほかにもあります。それは、データや昨今のAIについての考え方です。すべてを機械で自動化するのではなく、「時間をかければできるけど、手間がかかる部分は機械に任せよう」というスタンスで、最新のAI技術をさまざまな分野で展開しているところです。
田口「アドビのAI基盤であるAdobe Senseiは、たとえば『合成した写真の明度を自動調整する』『メールの件名やタイトルを最適化する』など、アドビのさまざまなソリューションに適用されています。クリエイティブ/マーケティング領域において、“少しの手間”を楽にするという提案と最新技術を常に提供し続けている点は、個人的にとても面白いと思います」
ビジネスのあり方を変える大きなデジタル変革から、小さなデスクワークに至るまで、あらゆるフェーズでデジタルの可能性を提案するのは、アドビが標ぼうする「デジタル体験で世界を変える」を真に実践しているためなのかもしれません。
アドビのカルチャーが育む真摯さと優しさと多様性
アドビが大事にしているのは、純正・真正・本物という意味を持つ「Genuine」という概念です。田口は入社以来この言葉が好きで、いつもどこでも「真摯に」「誠実に」をモットーにしています。
田口「私自身、日常生活でも真摯な姿勢を大切にしていますが、それはアドビの社員みんなが同じなんです。困ったことがあって手を挙げると、国内でも海外の社員でも、みんながとても真摯に話を聞き、サポートしてくれる。これも入社以来ずっと感じているのですが、優しいんです。誰かに手を差し伸べて働くこと自体、とても良いこととされている文化があり、いつも伸び伸びと働ける。それはアドビの誇れるカルチャーですね」
会社としての理念や大切にしているコンセプトを、社員全員が共有・実行しているから、働きやすく、自分の行動もより良いものへと進化します。小栗も同じように、お客様に対しても、そしてチームメンバーに対しても、隠すことなく誠実に向き合う「透明性」を重視し、同時に目標を現実化する「実行力」を大切にしています。
そしてグローバルに展開し、さまざまな国籍やバックグラウンドを持つアドビだからこそ、培われたのが多様性(ダイバーシティ)だといいます。
小栗「アドビに入社してから、よりダイバーシティについて考えるようになったと思います。チームメイトを思えば、やはり海外の情勢が気になりますし、日常で多種多様な人材に囲まれ、だからこそ生まれるパフォーマンスについても実感しています。プライベートでも仕事のうえでも、ちょっとした違いやできないことにとらわれるのではなく、その人のパーソナリティや自分のパーソナリティの違いを踏まえ、理解していくようになりました。それもアドビのカルチャーがあってこそだと思います」
今後については、それぞれ「デジタルで本当に世の中を変える、そんな思いを持つ人を増やしたい」「ビジネス体験やそれまでの事業の世界観を変革するのなら、アドビが一番に想起されるようにしたい」という目標を持つ2人。そのためにも、常にお客様と向き合い、デジタル変革を目指すお客様の真に寄り添ってその未来を実現するべく、これからも高品質なサービスを提供していきます。