Adobe Premiere ProとAdobe After EffectsがFrame.io for Adobe Creative Cloudを搭載

過去24か月の間、私たちチームが何百人ものユーザーの皆さんと対話する中で耳にしたのが、映像制作においてリモート環境でのコラボレーション、レビュー、接続性への関心とニーズが高まっているということでした。これらの要件は以前から重要でしたが、今その重要度はピークに達しているといえます。こうしたニーズに応えるべく、本日、Adobe Premiere ProAdobe After Effectsのサブスクリプションの一部としてユーザーの皆さんに「Frame.io for Adobe Creative Cloud」を提供開始したことをご報告します。Frame.ioは、適切な関係者同士がつながり、より迅速な承認プロセスを提供することで、より速く作品を完成させられるようにサポートします。

Frame.ioは、ビデオやコンポジションへのwebリンクを作成し、他のチームメンバーやクライアントなどの関係者と共有してレビューを依頼するための、プロフェッショナルかつ使いやすいワークフローを提供します。レビューアーはビデオにコメントしたり絵を描いたりすることができ、フィードバックにはタイムスタンプが付けられ、タイムライン上に直接表示されます。フィードバックを収集するために、わかりにくい電子メールのスレッドやスプレッドシート上の指示を「解読」する必要は、もうありません。ビデオ編集作業が完了したら、webリンクを送ったレビューアーにブラウザ上で直接、あるいはFrame.ioアプリを使って承認してもらうことができます。これにより、作品の完成を早めることができ、その使い勝手も抜群です。

また、Frame.io for Adobe Creative Cloudがあれば、必要なアセットをすべて一か所で管理することも可能になります。100GBのFrame.io専用ストレージが提供され、最大5つのアクティブなプロジェクトのメディアを直接クラウドにアップロードし、共有先のチームメンバーを指定することができます。Adobe Premiere ProやAdobe After Effectsを離れずにメディアやその他のファイルを素早くアップロードおよびダウンロードでき、別のサービスを利用する必要もありません。

Frame.io for Adobe Creative Cloudには「Camera to Cloud(英語)」サービスも含まれます。これは、フッテージの撮影が停止した直後にカメラからクラウドへのファイルの転送を始める機能で、撮影セッションがすべて終了するまで素材のアップを待つ必要がなくなります。さらに、アップロードやダウンロードに関わる手作業もディスクドライブも不要です。フッテージはほぼ瞬時に利用できる状態になるため、撮影セッションが続行中でも編集作業を開始できます。NBA加盟のプロバスケットボールチームGolden State Warriorsでは、Camera to CloudとAdobe Premiere Proを使って試合の様子を瞬時にソーシャルメディアに投稿しています。詳しくはFrame.ioのブログ記事(英語)をぜひご覧ください。

Adobe Premiere ProとAdobe After Effectsの最新バージョンをお使いの世界中のユーザーを対象に、本日からFrame.io for Adobe Creative Cloudの提供を段階的に開始します。アプリケーションを最新版にアップデートし、Adobe IDで「Frame.ioでレビュー」パネルにサインインしてください。古いバージョンをお使いの場合は、Frame.ioパネルを別途インストールするか、app.frame.io経由でFrame.io webアプリに直接アクセスすることも可能です。

Frame.io for Adobe Creative Cloudは、ビデオ制作の未来のために強力なプラットフォームの構築に向けた取り組みの重要な第一歩となります。私たちは、皆さんが作品をより早く、簡単に制作できるように、ビデオ制作チーム、多様なメディア、異なるワークフローをエンドツーエンドでつなぐ、完全なコラボレーションプラットフォームを目指して開発をしています。今後の展開にご期待ください。

Adobe Premiere ProAdobe After Effectsに加わった他の新機能もぜひお試しください。また、アドビは今年のNABに参加し、アドビファミリーの一員となったFrame.ioをユーザーやパートナーの皆さんにご紹介できるのを嬉しく思います。会場ではFrame.io for Adobe Creative Cloudやその他のビデオアプリケーションの素晴らしい新機能を詳しくご説明しますので、ぜひお越しください。

この記事は2022年4月12日(米国時間)に公開されたPremiere Pro and After Effects Now IncludeFrame.io for Adobe Creative Cloudの抄訳です。