未経験から4ヶ月でプロのデザイナーに。「好き」を本業にしたキャリアチェンジ方法とは

キッチンに立っている女性
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昨今、新しい働き方として、リモートワークや兼業・副業、フリーランスなど、多様な働き方への関心が高まっています。さらに、デジタル人材の需要拡大を背景に、デジタルスキルを身につけることで、柔軟な働き方やキャリアアップを目指す人が増えています。

今回は柔軟な働き方を目指して「SHElikes(シーライクス)」のマルチクリエイターコースで4ヶ月、Photoshopやデザインの勉強をしたのち、SHE株式会社に転職してデザイナーとして働く嶋田花織さんを取材しました。

前職では一般事務の仕事をしていた嶋田さん。未経験から、4ヶ月という短い勉強期間でデザイナーへのキャリアチェンジに至った経緯や、得意を活かして働く現在の心境について聞きました。

これといったスキルもなく自信がなかった日々。キャリアチェンジの背中を押したのは「デザインが好き」という想い

新卒から6年間、事務職として働いていた嶋田さんは、2021年2月にSHE株式会社に転職し、デザイナーへの転身を果たします。そんな嶋田さんにも、未経験からデザイナーの世界に飛び込むまでの、葛藤の日々がありました。

「もともとは、特に何かのスキルがあったわけでもないので、働くことにあまりポジティブではなかったんです。就活の時は、“稼げればいいや、とりあえずIT系の企業に入っておけば強みになるかな”くらいの気持ちで、IT企業に就職して事務職に就きました。ただ、子どもの頃から絵を描くのが好きだったので、趣味程度に友達に頼まれてイラストを描いたり、社内向け記事の挿絵を作成する機会がありました。社内向け記事を作る際に、デザイン要素に強くこだわる自分に気づいて、“デザインへのこだわりが、私の強みなのかな”と思うようになりました。

新卒で入社した会社に4年間勤めた後、別の会社も見てみたいとスタートアップの会社に転職しました。とても自由な会社で、“社内新聞を作りたいです”と提案したところ受け入れてもらえました。社内新聞のデザインを自身で手掛けるのが本当に楽しくて、段々と“デザインを本業にしたい”という思いが強くなっていったんです。でも、当時は、デザインの仕事をする人は、大学などで専門的に勉強して、新卒からデザイナー職に就いているという思い込みがありました。“今からデザインの道に進むには遅いんじゃないか”と思い、なかなか踏み出せなかったんです。

でも、社内新聞を作っていると、社内のデザイナーから“楽しそうだね” “よくできてるね”と褒めてもらうことが増えました。そこで改めて“私はデザインが好きなんだな。せっかくなら、ちゃんと勉強しようかな”と思い、デザイン関連のスクールの情報収集を始めました。いろいろなスクールの事例を知っていくうちに、未経験でもクリエイティブな職種に就けることが分かったんです。そして複数のスクールを検討した結果、SHElikesに決めました。決めた理由としては、最初は自分が何に特化して勉強すればよいか、まったく分からなかったので、PhotoshopやIllustrator、そしてマーケティングスキルなども幅広く学べる講座“マルチクリエイターコース”があったことでした。クリエイターとして転職する、という確信はありませんでしたが、“後悔したくないし、とりあえずやってみよう”という思いでした。社会人6年目で、やっと本格的にデザインの道へ踏み出せました」

Photoshopを猛勉強した4ヶ月間。「デザイナーとして生きていける」確信が生まれた

SHElikesの「マルチクリエイターコース」で4ヶ月間の学習を始めた嶋田さん。仕事と並行しての勉強の日々を駆け抜け、「デザイナーとして生きていける」確信をつかんだ出来事についてお聞きしました。

「Photoshopはスクールに入ってから始めて触れました。Photoshopは画像を編集するだけのものだと思っていたのですが、デザインもできることがまず驚きでした。スクールの課題をこなすうちに、基本操作やショートカットを覚えて、できることがどんどん増えていくのが本当におもしろかった。特に、Photoshopの写真の切り抜きの精度や加工機能には感動しました。今でも積極的に使う機能です。

スクールでの最初の制作物は、Photoshopを使った英会話のキャンペーンバナーでした。作ってはボツにしたり何回もやり直したりして、ようやく完成した時はとても嬉しかったです。今でも、時々見返して初心に帰る思い出深い制作物ですし、このおかげでPhotoshopのスキルも身につきました。

仕事と並行して学ぶ4ヶ月間は大変でしたが、やっぱりデザインすることが楽しかった。何より、制作物ができあがった時の達成感が大きかったです。スクールの講師や同期の仲間からフィードバックをもらえることもモチベーションになりました。オンラインでの繋がりでしたが、“1人じゃないんだ”と思えたことが、4ヶ月間の私の支えでした。

スクールの修了間近に、LPのデザインからコーディングまでをこなす課題がありました。講師にデザインを褒めてもらい、制作物を見た社内のデザイナーにも“これなら仕事をもらえるよ”と言ってもらえたんです。“もしかしたら仕事にできるかも”と、そこで初めて転職が視野に入りました。課題で作ったデザインをポートフォリオにまとめて、転職活動を始めました。いろいろな会社の話を聞いて選考も受けましたが、最終的にはSHE株式会社への転職を決めました。私自身、未経験からキャリアチェンジできることに、すごく驚いたし本当に嬉しかった。それを叶えてくれたSHEの力になりたい、サービスをもっと良くしていきたい、その想いが決め手になりました」

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, チャットまたはテキスト メッセージ
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時折見返して初心に帰る、Photoshopを使った初めての制作物

仕事ならではの“スピード感”に驚き。そして出会えた新しい自分

SHE株式会社でデザイナーとしてのキャリアをスタートさせた嶋田さん。働いてみて驚いたこと、「好き」を仕事にした自身に起こった変化についてお聞きしました。

「働き始めてまず驚いたのは、“デザイナーって、1週間でこんなたくさんのクリエイティブを作るんだ”ということ。スクールで学んでいた時は、1つの課題に向き合えばいいのですが、仕事となると同時に複数の仕事に向き合います。スピード感が全然違うんです。また、納期までの進め方やコミュニケーションなど、分からないことだらけで最初は苦労しました。要件が不明確なところは早めに確認するなど、工夫しながら段々と仕事の流れやスピード感に慣れていきました。

バナー制作からスタートして、入社から半年目にはLPデザインも任せてもらえるようになりました。経験を積むうちに効率的な仕事の方法を見つけられスピード感を持つことができているので、自分の成長を常に感じています。デザインを作っている時は楽しくて、忙しくても辛くないんです。かつては辛いことや大変なことがあると、どうしても他責な思考になってしまうこともありました。でも今は、自分ごと化して考えられるようになって、仕事に対してとても前向きになりました」

グラフィカル ユーザー インターフェイス
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入社半年目には、キャンペーンLPのデザインも手掛けるように

キャリアチェンジで手に入れた、自分のスキルで生きていく自信

デザイナーとしての実績を積み上げてきた嶋田さん。自分のスキルを活かして働く現在の心境や、これからの目標についてお聞きしました。

「デザイナーの仕事を始めて約1年半経ちました。今は、広告バナーやイベントバナー、LP、WebサービスのUI/UX(ユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンス)など、幅広く担当させてもらっています。デザインのスキルはもちろんですが、Webサービスの改善に必要なUI/UXの知識や、バナーの訴求軸を考えるうえで必要なマーケティング視点など、スクールで身につけた幅広い知識を活かして仕事ができていると実感しています。

今後は、クリエイティブ表現の幅をもっと広げていきたいです。そのために本を読んだり、いろいろなデザインを見たり、自己研鑽を続けています。例えば、いいなと思ったデザインを分析して、「大人っぽい雰囲気を出すためにこういう工夫をしている」「ターゲットはこういう人だろう」などと言語化する、デザイナーの先輩に教わったトレーニングも実践しています。

PhotoshopやIllustratorは機能の数がすごいので、私が知っているのはほんの一部。まだまだ学べることは無限にあります。どんな機能があるのかを知っておけば、いつかその機能を使いたい時に調べながらできると考え、普段からPhotoshopやIllustratorの機能をまとめた本を読むようにしています。学び続けていれば、例えば、好きなアーティストのCDジャケットを、いつか私がデザインすることも夢じゃないかもしれない。今、それくらいポジティブな気持ちになれています。自分のスキルを活かして、役に立てているという自信がついたからだと思います」

屋内, 人, テーブル, ノートパソコン が含まれている画像
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キャリアアップや副業に挑戦したい方に向けたメッセージ

最後に、キャリアアップや副業に挑戦したい方、自分のやりたいことを見つけたい方に向けてメッセージをいただきました。

「前職までは、ずっと漠然とした不安と自信のなさがあったけど“働いているから、まぁいいか”って自分を納得させていたんです。でも今は、スキルを手に入れて、それを仕事にできていることが大きな自信になっています。“このスキルがあれば、私は大丈夫。どこでもやっていける”そう思えるようになったんです。自分のキャリアに不安や自信のなさを抱えている方は、何か1つスキルを身につけることが、現状を変えるきっかけになるかもしれません。

特に、クリエイティブのスキルは、どんな仕事にも活かせると思っています。PhotoshopやIllustratorが使いこなせれば大抵のものは作れるので、おすすめできるスキルです。私の場合、独学だと仕事を言い訳にやらなくなってしまうと思ったので、スクールを選びました。仕事が忙しい人などは、ちょっとした強制力があった方ががんばれるので、スクールで学ぶのが合っていると思います。実際にデザイナーとして活躍されている講師からフィードバックをもらえますし、独学よりも実践的で幅広いスキルが身につくのではないでしょうか。

自分のやりたいことが見つからなかった頃、“10年後に自分が在りたい姿”について考えたことがあります。その時、“場所にとらわれずに働く” “自分のスキルを活かして社会に貢献する” そんな姿を思い描いていました。そこから逆算して考えた時に、“私が得意で活かせそうなのはデザインなのでは?”と思い至ったことが、キャリアチェンジのヒントになりました。今、やりたいことが見つからない方は、10年後に在りたい姿を思い描いて、それを叶えるために、逆算して今できることを考えてみてください。すぐに答えが出なかったとしても、動いてみることで見えてくる何かはきっとあると思います」