「副業を始めてから嬉しい変化ばかりだった」動画編集の副業が専業主婦におすすめの理由とは

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470万人のワーカーと76万社のクライアントをつなぐオンライン人材マッチングプラットフォームを開発・運営するクラウドワークス(CrowdWorks)の協力を得て、動画編集スキルで新たな働き方を見つけたクラウドワーカーを取材しました。動画編集で副業を始めたきっかけや魅力、新しい働き方を見つけたことによる変化などを紹介します。

今回は、経験ゼロから、Premiere Proを使った動画編集の副業に取り組んでいる専業主婦のワーカーさんに、始めたきっかけや考え方の変化について聞きました。

「動画編集の生きがいにもなっている」副業に挑戦したことでの変化とは

「専業主婦として一度家庭に入って、いざもう一度働こうとしたとき、どの方向に進めばいいのかわかりませんでした。 ですが、Premiere Proでの動画編集の副業に出会って一歩を踏み出せたことで、頑張っていきたい方向性を見つけることができました。今は何をするにも意味をもって前向きに取り組めるようになって、副業が生きがいにもなっています」

動画編集の副業を始めたことによる変化についてこう嬉しそうに語るのは、埼玉県に住むrisa.SSさん(クラウドワークス登録名)。risa.SSさんは、小学生と幼稚園生の2人を育てながら、2021年10月にPremiere Proを使った動画編集の副業を始めました。

「専業主婦をしていると大人の会話相手は主人に限られてしまって、自分の世界が狭くなっていくような感覚がありました。副業を通じて色んな人や世界とつながりが築けたことで、今まで知らなかった意見が聞けたり暮らしや働き方について新しい選択肢が持てたりと、副業を始めてからの日々は、私にとって嬉しい変化ばかりでした」

犬を撫でている女性
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「何を頑張ればいいのか」不安の中で出会った動画編集の仕事

元々ジュエリー販売やニューヨークで広告営業などを経験してきたrisa.SSさん。経験ゼロの状態からどうして動画編集の副業を始めることになったのか、きっかけをお聞きしました。

「ニューヨークに2年間住み、帰国後日本で仕事を探してみたものの、2人目の出産と時期が重なっていたことや保育園に入れなかったこともあって、正社員として働ける会社は見つかりませんでした。経験のあるジュエリー業界でパートを始めましたが、家での子育てと稼ぎの両立はやはり難しく、2度目の緊急事態宣言のタイミングでパートも辞めました。“働きたいという気持ちはあるのに何をどう頑張ればいいのか分からない”。そんなもどかしい気持ちがずっともやもやと心の中にありました。

そんな中、2021年8月に“これを使って何か仕事をしてみたら?家でできることもあるんじゃないかな”と主人がMacBook Proを買ってくれました。せっかくだから何か始めてみようと思って手をつけたのが動画編集だったんです。振り返ってみれば、子どもの幼稚園で卒業記念のDVD制作を任せてもらったりしたこともあって、以前から動画に対してなんとなく興味はあったんだと思います。またその際、制作会社に修正をするたび料金がかさむのを見て、自分の手で動画が作れたら便利だなということも考えていました。

パソコンを手に入れたこと、自宅で子育てを優先しながらでもできる仕事だということに背中を押され、仕事になるかはわかりませんでしたが、まずは動画編集を学んでみることにしました」

Premiere Pro購入の翌月には案件に挑戦。不安をどう乗り越えたか

2021年9月、Premiere Proを購入後、YouTubeなどでひととおり基礎に触れた後、なんと翌月にはクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」に登録し、すぐに案件を獲得したそうです。

「フリーソフトで実際に動画編集に触れてみて、1ヶ月もしないうちに“無料ツールでできることには限りがあるな”ということは初心者の私にも感じました。そこで、動画編集代行を仕事している知人に相談したところ“これを使いこなせれば仕事になるよ”とおすすめしてもらったのがPremiere Proです。購入費用はけっして小さくはなかったですが、趣味ではなく仕事にするなら必要だと考えてPremiere Proに切り替えました。

Premiere Proを購入した翌月にクラウドワークスに登録しました。スクールなどで基礎をじっくりと学んでから、とも考えましたが、子どもの習い事や学校の役員が忙しかったりする中でまとまった時間が取れないことや、どのようなスキル・アイデアが必要かは実際に仕事に触れながら学ぶのが早いという考えもあって、まずは飛び込んでみることに決めました。昔からじっくりと学んで準備するよりも、ひとまず飛び込んでみた先で方向性を決めていく方が力を発揮しやすいというタイプだったからということもあったと思います。

案件に応募する際は、初心者であることも、まだできない操作があることも隠さず率直に伝えるようにしました。極端な話、報酬は度外視でいいからまずは実際の案件に触れることと実績をつくることを優先にしたんです。私が見た限り、クラウドワークスは“初心者歓迎”としている案件が他のサイトよりも特に多かった印象なのですが、今のクライアントさんも初心者が働きやすい制度をしっかり整えてくれていて助かりました。作業内容や勤務体系が合うかをテスト案件を通じてお互いに確認した後で、スキルレベルや自分のペースに応じて仕事を任せてくれたので、家庭との両立の中で無理なく踏み出すことができました」

机の上にあるノートパソコンとテレビのある部屋 中程度の精度で自動的に生成された説明

risa.SSさんの作業デスク。パソコン1台で自宅が職場に

動画経験ゼロから初めてPremiere Proに触れてみて

そうして飛び込んだ動画編集の世界。初めて触れたPremiere Proの使用感や、スキル習得方法について、当時の心境も交えてお尋ねしました。

「Premiere Proを初めて使ってみて感じたことは、“思い描いたことは何だって形にできそうだ”ということです。テロップ一つとっても、色、サイズ、形、位置など、多彩で細かな設定が用意されていて、作りたいイメージのままに実現してくれるソフトだなと感じました。まだ私自身使いこなせているとは言えませんが、新しい操作に挑戦しようというときでも、多くのユーザーに広く使われているアドビ製品なら、YouTubeやGoogle検索をはじめ、情報が十分に揃っています。そこも初心者にとって安心で便利な点だなと思います。

私は特に、YouTuberのマナブさんやかふたろうさんの動画で基礎を学習しました。その後分からないことがあれば都度調べて解決しながら進めていき、実際に1本の案件をやり遂げたときには、“私でもできるんだ”と嬉しくなりました。もちろん、初めての作業に時間がかかったりつまずいたりすることもありましたが、慣れていけば乗り越えられそうだ、仕事にしていけそうだという手応えがありました。実際に、副業開始当時は1日かかっていた作業も、今ではコツが分かるようになり1時間ほどで済んでいます。

また、動画編集をやってみて気づいたのですが、意外と“性に合っている”と感じるところがありました。私は昔からテトリスやぷよぷよなどのパズルゲームが好きなのですが、動画編集の作業にも少し共通する感覚があるような気がします。配置のバランスを整えたり、文字数に限りのある中でぴったりとレイアウトが決まったりすると、パズルを揃えたような気持ちよさがあるんですよね(笑)気分が乗ってついつい夜まで作業に熱中してしまうこともあります。

動画編集というと専門的で高度なデザインセンスが不可欠なんじゃないかと高いハードルを感じる人もいるかもしれませんが、自分でも気が付いていない適性が意外な強みになる場合もあるのかもしれません。まずは触れてみながら自分に合うかを知ってみると良いんじゃないかと思います」

家庭を優先しながら将来に向けて実績を積み上げていく

2021年10月に初めて契約して以降、継続して案件を受注できているというrisa.SSさん。家庭と両立して副業に取り組む一日の過ごし方を具体的にうかがいました。

「10月に初めて契約して以降、ナレーション動画にテロップ(字幕)と背景を加える作業を担当しており、4ヶ月間で手がけた本数はすでに180本ほどになりました。1日の過ごし方に関しては平日は、子どもたちを送り出すのが落ち着いた9時ごろから幼稚園のお迎えがある13時半までで、2,3時間ほどを副業に当てています。10〜20分ほどの動画を2週間で30本ほど任せてもらっています。

あくまで家事と育児を優先したいので“何時から何時まで働く”といったノルマは決めずに状況に応じて柔軟に決めています。クライアントさんとも“平日に2時間程度”と余裕のある作業量で契約しているのですが、実際のところは、作業が楽しくて、子どもたちが寝た後や休日習いごとに出かけている間にも時間を見つけて追加で案件を進めていることも多いです。

子どもがまだ小さいことや保護者の役員活動が忙しいこともあって、今はまだ本格的に稼ぐというところまでは及んでいません。ただ、その中でも案件を重ねながらスキルを高めておくことはできるし、クラウドワークスであれば、実績をプロフィールページに積み上げていくことができます。

子どもが小学校に上がる春から本格的にペースアップしていこうと考えています。今の自分にできる範囲の中で、来るべきときに備えてコツコツとスキルと実績を積み上げていけることも副業ならではの働きやすさかなと思います」

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家族と過ごす時間も両立。自分のペースで取り組めるのも副業ならでは

動画編集の副業に挑戦する方に向けたメッセージ

最後に、これから動画編集での副業に挑戦する方に向けてメッセージをいただきました。

「専業主婦という立場の中で、“専業主婦だったら暇だよね”という待遇を受ける場面を何度か経験してきました。言葉にはしなくても、“会社員は忙しいから専業主婦の方に”と当然のように役割が回ってくることもあります。会社勤めの方の忙しさももちろん分かる一方で、そういった待遇に悔しさを感じることもありました。また、家庭に入ったことで社会からどんどんと遠ざかってしまっている、社会とのつながりが薄れていくような感覚もありました。

いま主婦をされている方の中には、私と同じような思いを抱えている方も少なくないのではないかと思います。動画編集の副業は、ぜひそのような方に挑戦してもらいたいです。今ある生活の形を犠牲にすることなく、プラスアルファの時間で自分のスキルを高めていくことができる。しかもそれが、いずれ子育てが落ち着いて本格的に稼ごうとなったときの評価実績にもなっている。頑張る方向性を見失っていた私にとって、これから何をするべきか、どう暮らしていきたいかを示してくれたのが動画編集の副業だったなと思います。実際に触れてみて気が付く強みもあると思うので、まずは一歩踏み出してみてほしいなと思います」

(記事協力:クラウドカレッジ

(ライター: 泉翔悟 )