Adobe Creative Cloud ビデオ製品12月アップデート

コンピューターのスクリーンショット 中程度の精度で自動的に生成された説明

Adobe Creative Cloud ビデオ製品の12月アップデートがリリースされました。
12月のアップデートも盛りだくさんです。
特に「キャプションをグラフィックにアップグレード」は日本からの要望が多く今回搭載された機能ですので、ぜひみなさんアップデートしてお試しくださいませ。

■Frame.ioの12月アップデート

Camera to Cloud Beta for RED is Here!

10月に開催されたAdobe MAXで、RED V-RAPTORおよびV-RAPTOR XLカメラとの新しい統合について発表しましたが、このたび、新しくベータ版ファームウェアが公開されました。

ハードウェアやハードディスクの必要なしに、プロダクションを進行することができ、8K RAW R3Dファイル、CDL、ProResプロキシファイル、WAV、そして各テイクに関連するカスタムLUTに関して、史上初のカメラからの自動送信を行いました。ベータ版のテストでは4TBの8K RAWファイルを、マグをダウンロードすることなく直接Frame.ioに送信しています。

詳細は以下の通りです。(英文サイト)

https://blog.frame.io/2022/12/06/camera-to-cloud-beta-for-red-is-here/

■Adobe Premiere Pro 12月アップデート

人, 記号, フロント, コンピュータ が含まれている画像 自動的に生成された説明

新しく更新されたバージョンの Adobe Premiere Pro では、アプリケーション全体でより迅速かつ効率的に作業できるように、クリエイティブ機能と組織機能が強化されています。

Team Projects における共同編集の改善からマスキングビヘイビアーの改善に至るまで、最新バージョンはより速く、より流動的で、カスタマイズ可能なだけでなく、プリプロダクションからポストプロダクションまでのコラボレーションも強化しています。

・キャプションをグラフィックスにアップグレード
キャプションをグラフィックスに変換することで、画面上のテキストをよりクリエイティブにコントロールすることができます。Adobe Premiere Proの音声のテキスト化で作成したキャプションを使用しても、スタイル化されたアニメーショングラフィックを作成できます。

・Adobe Premiere Proでの共同編集
Adobe Premiere Proのヘッダーバーから直接、共同編集者を追加でき、チームプロジェクトで現在作業している人を確認できます。

・シーケンスのロック
誰かがシーケンスで作業している場合、Adobe Premiere Proはそれを表示し、競合や重複を避けるために自動的にロックします。

・共同編集者と変更を簡単に共有
公開ボタンを使って編集内容を共有できます。Adobe Premiere Proの新しい「変更」列には、シーケンスが編集されたことが表示されるため、共同作業者はアップデート内容を確認することができます。

・複数のトラックのトグルスイッチを選択
Ctrl(Windows)または Command(macOS)を押しながら複数のトラックを選択し、可視性やロックなどのトラックヘッダースイッチの状態を有効、無効、または逆にすることで、トラックのターゲティングを簡素化できます。

・GPU deBayeringによるARRIRAWサポートの向上
ソース設定の拡張とGPU deBayeringによるリアルタイムの最高画質再生により、ARRIRAW映像の価値をさらに高めることができます。

・RED V-Raptor XLカメラのサポート
RED V-Raptor XL映像の読み込みに対応し、Apple SiliconではMetal GPU deBayering、WindowsではOpenCLが改善されています。

・拡張されたXAVC HDRのサポート
イントラおよびロングGOPエンコーディングの両方をサポートするRec.2100 PQ HDRでXAVCを書き出すことができます。

詳細は以下の通りです。

https://helpx.adobe.com/jp/premiere-pro/using/whats-new.html

■Adobe After Effects 12月アップデート

ブルー が含まれている画像 自動的に生成された説明

2022年12月(23.1)リリースでは、効率的に作業し、クリエイティブなビジョンを損なうことなく細部まで設計できるようにする新機能とユーザーが要求するワークフローの機能強化が提供されます。

このアップデートには4Dファイルとのシームレスな連携、3D要素の操作、After Effectsからの直接レンダリングを可能にし、Cinema 4D 2023 との統合と、安定性とパフォーマンスに関するいくつかの修正が含まれています。

詳細は以下の通りです。

https://helpx.adobe.com/jp/after-effects/using/whats-new.html