長編やエピソード編集のための Premiere Pro ワークフローガイド日本語版を無償で公開
出典: Adobe Stock/ Andreas Prott
アドビは、ポストプロダクション業界のリーダーとして、映画制作やエンターテインメント業界の支援に尽力しています。20 年近くにわたり、アドビは Premiere Pro を、特に長編とエピソードコンテンツのための、信頼できる編集プラットフォームへと進化させてきました。
この支援の継続の一環として、アドビは、映画やテレビの編集者を念頭に置いて、Premiere Pro のベストプラクティスおよびワークフローのガイドを作成しました。そして、2023 年 1 月 13 日より、この包括的なガイドの日本語版が無料でダウンロード可能になりました。アドビのエンジニア、業界のベテラン、受賞歴のある編集者の専門知識を集め、数年かけてつくり出されたガイドは、長年にわたり数えきれないほどの受賞番組、映画、プロジェクトを形にしてきた Premiere Pro の必須機能を深く掘り下げて紹介します。
Premiere Pro のすべてを学ぶ
編集者やポストプロダクションのプロフェッショナルは、プロダクションをはじめとする機能のあらゆる面を学べるでしょう。2020 年に初めて導入されて以来、プロダクションは、長編およびエピソードの編集チームのためにパフォーマンスとコラボレーションを大幅に改善しました。この機能の初期のバージョンは、Netflix の「MANK」、パラマウント・ピクチャーズの「Terminator: Dark Fate」、Netflix の「Mindhunter」、Netflix の「Dolemite Is My Name」、A24 の「Everything Everywhere All at Once」などのハリウッド作品で実戦テストされました。
プロダクション以外にも、ハードウェアと設定、ラッシュ映像での作業、マルチカメラ編集、After Effects との Dynamic Link、ターンオーバー、そして Frame.io などのツールを使ったリモートおよびクラウドワークフローといった、重要なトピックが含まれています。この記事にいくつかの見どころをまとめましたが、完全なガイドは以下のリンクから入手して確認してください。アドビとしては、このガイドがこれから何年もの間、世界中の編集者の役に立つ資料となることを願っています。
目次
- ハードウェアと設定
- ラッシュ映像での作業
- プロダクションの使用
- マルチカメラ編集
- After Effects との Dynamic Link
- ターンオーバー
- リモートワークフローとクラウドワークフロー
ハードウェアと設定
- Premiere Pro が最新のコンピューターハードウェアのパワーをどのように使用しているかを理解し、各自のニーズに合ったシステムを見つけられるようになります。ハイエンドのワークフローに関連する設定項目についても学べます。
ラッシュ映像での作業
- 業界の基礎から始めて、Premiere Pro がどのように幅広いポストプロダクションのパイプラインを統合しているかを学べます。ラッシュ映像を使ったワークフローの詳細な検証は、プロジェクトを正しい方向に向けて開始するために役立つでしょう。
プロダクションの使用
- プロダクションは Premiere Pro を使う編集チームにとって欠かせない機能で、Premiere Pro の使い方を根本的に変えました。この章では、プロジェクトをプロダクションに分解することにより得られるメリットや、クリップを参照する新しいパラダイムについて紹介します。
マルチカメラ編集
- Premiere Pro には高機能で柔軟なマルチカメラ編集ワークフローが搭載されています。この章は、どのワークフローがどのような状況に適しているかを詳しく説明し、自信をもってマルチカメラを設定し作業できるようになるための知識を提供します。
After Effects との Dynamic Link
- Dynamic Link は、タイトルやビジュアル効果のような After Effects での作業を、レンダリングせずに直接 Premiere Pro のタイムラインに表示できる強力な機能です。共同作業する編集チームが Dynamic Link を活用する方法を学べます。
ターンオーバー
- この章は、カラー、オーディオミックス、VFX をターンオーバーする際のベストプラクティスを含みます。自分のワークフローに最適なタイムラインの構成や設定方法を学びましょう。
リモートワークフローとクラウドワークフロー
- Premiere Pro は、数々のリモートワークフローやクラウドベースのワークフローをサポートする広大なエコシステムの一部です。利用可能なワークフローの最新情報はこちらをご覧ください。
この記事は 2022 年 07 月 27 日(米国時間)に公開された Adobe releases comprehensive Premiere Pro Guide for long-form and episodic filmmakers(著者: Van Bedient)の抄訳です