DX道場 ～セグメント・計算指標の基本編～ ②セグメントビルダーの使い方

アドビのカスタマーサクセスチームは、Adobe AnalyticsやAdobe Targetをはじめとした、Adobe Experience Cloud 各種製品を使い始めた方向けのコースを中心とした無償オンラインセミナー『DX道場』を定期的に開催しております。このシリーズでは、DX道場の内容を各テーマに沿ってご紹介します。今回は『セグメント・計算指標の基本』コースより、セグメントビルダーを使用し、基本的なセグメントを作成する方法についてご紹介します。

セグメントビルダーの起動

セグメントを作成する際、まず初めに「セグメントビルダー」を起動する必要があります。セグメントビルダーの起動方法は以下3通りあります。

①画面最上部メニューの『コンポーネント』⇒『セグメント』を選択

②プロジェクトメニューの『コンポーネント』⇒『セグメントを作成』を選択

③コンポーネントエリアのセグメントセクション右上の『＋』をクリック

いずれかの方法を実行するとセグメントビルダーが起動し、以下の様な画面が表示されます。

この画面の各エリアについて、以下の図を使ってもう少し詳しくご説明します。

①作成するセグメントのタイトル(セグメント名)を入力します。タイトルはセグメント作成後にも変更することができます。

②コンポーネントエリアからディメンションや指標をドラッグ&ドロップし、作成するセグメントの定義を指定します。また左上のドロップダウンボックス(点線枠内)では、セグメントをどのコンテナで作成するかを選択することが出来ます。

③作成するセグメントのプレビューを確認することができます。主要指標の数値が実数、パーセンテージ、およびドーナツグラフで表示されます。

セグメント「携帯電話からの訪問」の作成方法

それでは、セグメントビルダーを使って実際にセグメントを作ってみましょう。今回は、「携帯電話からの訪問」という条件のセグメントを作成します。

手順①

作成するセグメントのタイトルを設定します。(この例では「携帯電話からの訪問」というセグメント名を入力)

手順②

セグメントの定義・コンテナを指定します。この例では「携帯電話からのアク訪問」という定義を作成したいので、まずはコンポーネントエリアから『モバイルデバイスタイプ』のディメンションをドラッグ&ドロップで「指標、セグメント、ディメンションをここにドラッグ&ドロップします。」という表示のある枠内に持っていきます。

すると、以下の様に『モバイルデバイスタイプ』のディメンションが適用されます。

この画面上の右側に「値を選択」というエリアがあります。ここでは、適用させたディメンションの項目の中から、作成したセグメントの定義に合致したものをプルダウンで選択することができます。この例では、「モバイルデバイスタイプ＝携帯電話」という定義にしたいので、選択肢の中から『携帯電話』を選択します。

続いて、左上のドロップダウンボックスからコンテナを指定します。この例では、「携帯電話からの訪問」という訪問コンテナのセグメントを作成したいので、ドロップダウンリストから「訪問」を選択します。

定義を指定出来たら、最後に右上の「保存」をクリックします。すると、セグメント『携帯電話からの訪問』が新たに作成・保存されます。

作成したセグメントの確認・編集方法

作成したセグメントは、デフォルトのセグメントと同様にコンポーネントエリアに格納されます。該当のセグメントの内容を確認・編集したい場合は、まずセグメントの右端に表示されている「i」アイコンをクリックします。

すると下図の様なポップアップ画面が表示され、セグメントの内容を確認することができます。さらにこの画面の右上にある鉛筆アイコンをクリックすると、セグメントビルダーが立ち上がり、セグメントを編集することができます。

作成したセグメントのレポートへの適用例

作成したセグメントは、以下の例の様に様々な活用が可能です。

①ディメンションの代わりに適用

ディメンションの代わりにセグメントをレポートに適用し、セグメント別で指標を分類することが出来ます(クロス集計も可)。

②指標のフィルタリングや比較に使用

指標をセグメントでフィルタリングし、ディメンション別で分類して比較することが可能です(例: 初回訪問者と再来訪者の日別推移など)。

まとめ ～セグメントとは～

この記事では、セグメントビルダーを使用し、基本的なセグメントを作成する方法についてご紹介しました。

セグメントビルダーでは、様々な指標やディメンションを使用し、分析に活用したい定義のセグメントを自由に作成することが可能です。

次回の記事では、セグメント作成にあたり、複数の指標やディメンションを適用する際に設定することが出来る「条件」や「比較演算子」についてご紹介します。

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