【初級】#2 文字とシェイプを思い通りに加工しよう|初心者のための「本当はむずかしくない」はじめてのPhotoshop


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第2回の今回はバナーデザインの模写を通してPhotoshopの文字や図形の加工について学びます。

Photoshopの基本的な操作については、第1回の記事「【初級】バナーの模写でPhotoshopをマスター」をご覧ください。ファイルの作成から文字の入力、制作したデータの書き出しまで解説しています。

※第1回で解説している機能は本記事では割愛しますので、はじめてPhotoshopを触る方は第1回の記事を御覧ください。

今回の記事で模写するバナーデザイン

今回は「転職診断」のバナーデザインを模写します。次の画像を右クリックメニューから保存してください。

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今回模写するバナーデザイン

また、Photoshopで作成したオリジナルのファイルもご提供します。こちらのダウンロードリンクから、画像ファイルをダウンロードしてください。

目次

  • 新規ドキュメントの作成と模写用バナーの配置
  • 袋文字の作り方
  • 吹き出しの作り方
  • シェイプのパスを調整
  • ファイルの保存と画像の書き出し

新規ドキュメントの作成と模写用バナーの配置

Photoshopを起動したら、まずは[新規ドキュメント]を作成して、模写用のバナーデザインを配置しましょう。一連の手順は、第1回の記事「【初級】バナーの模写でPhotoshopをマスター」をご覧ください。

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模写の準備が整った状態

袋文字の作り方

今回の模写用バナー画像にある「転職診断」という文字には、文字の周囲に枠線を付ける「袋文字」という加工が行われています。Photoshopの[レイヤースタイル]という機能で文字に[境界線]を付けることで、袋文字の加工が行います。

また、Adobe Fontsの「源ノ角ゴシック」というフォントを使うため、こちらのリンクからアクティベートしましょう。

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文字が「転職」と「診断」で分かれているので、2回に分けて入力します。

  1. 画面左側の[ツールバー]から[横書き文字ツール]を選び、「転職」の文字を入力し、画面右上の[○]をクリックして入力を完了します。。
  2. 改めてカンバスでクリックして「診断」を入力します。
  3. 文字色にはシアン(水色)を使っているので、カラーピッカーを開き「#00a0e9」を設定します。
  4. [移動ツール]を使って位置を調整します。
  5. [文字パネル]で文字のサイズを調整したり、[斜体]をクリックし、斜体にしたりします。

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「文字サイズ」と「斜体」の変更箇所

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「転職診断」の文字を打ち終えた状態

画面右側の[レイヤーパネル]にあるテキストレイヤー[転職]を右クリックして、[レイヤー効果]を選択します。

※テキストレイヤーの右端をダブルクリックして、レイヤースタイルを開くこともできます。

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レイヤースタイルダイアログボックスが開いた状態

[レイヤースタイルダイアログボックス]の左側のメニュー[スタイル]にある[境界線]をチェックします。

[境界線]のレイヤー効果を指定できるので、以下の値を入力して[OK]ボタンをクリックします。

  1. サイズ:「5px」
  2. 位置:「外側」
  3. 描画モード:「通常」
  4. 不透明度:「100%」
  5. 塗りつぶしタイプ:カラー「#ffffff」

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境界線のレイヤー効果を指定した状態

これで1つ目の「袋」の加工ができました。今回の文字は内側に「白の袋」と外側に「青の袋」の2段階の袋が付いています。

[レイヤースタイルダイアログボックス]の[境界線]の右にある[+]をクリックして、境界線をさらに追加します。

下側の[境界線]のレイヤー効果を選択して、以下の値を入力して[OK]ボタンをクリックします。

※下側の効果の[サイズ]を2倍の値にすることで、袋を二重に指定します。

  1. サイズ:「10px」
  2. 位置:「外側」
  3. 描画モード:「通常」
  4. 不透明度:「100%」
  5. 塗りつぶしタイプ:カラー「#00a0e9」

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二重の袋文字加工が完了した状態

レイヤースタイルはコピーして別のレイヤーへペーストできます。「転職」の[テキストレイヤー]を右クリックして、メニューから[レイヤースタイルをコピー]を選択します。次に「診断」のレイヤーを右クリックして[レイヤースタイルをペースト]を選択して、「転職」のレイヤースタイルを「診断」に適用できました。

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袋文字のレイヤースタイルをコピーした状態

続いて、上部の「あなたに最適な転職先が見つかる!!」と、下部の「いますぐ診断スタート」を模写しましょう。黄色い帯のカラーには「#fff100」を使っています。

吹き出しの作り方

吹き出しはシェイプの「円」と「三角形」を合体させて作ります。まずは、画面左側の[楕円形ツール]で正円を作ります。続けて[三角形ツール]で三角形を作り、幅を少し細長く調整します。

「円」と「三角形」の合体は、2つのレイヤーを選択した状態で、上部のメニューバーから[レイヤー]→[シェイプを結合]を行うことで、ひとつのシェイプに合体できます。

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「吹き出し」のレイヤーを複製して、下側に配置します。

吹き出しのしっぽの位置が異なるので、[移動ツール]で回転させて位置を揃えましょう。

吹き出しの中へテキストを入力して、吹き出しの完成です。

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吹き出し部分まで模写が完了した状態

シェイプのパスを調整

背景の斜めにカットされた帯を作成します。

[長方形ツール]で横幅いっぱいの長方形を作ります。画面左側の[パス選択ツール]を選択して、右上のアンカーポイントをクリックします。キーボードの[↑キー]で背景の位置と同じ位置までアンカーポイントを移動させます。

ます。

作成した長方形レイヤーのカラーを[#00a0e9]に変更して[レイヤーパネル]で一番下へ移動させます。

最後に、長方形ツールを使ってカンバスいっぱいに2pxの枠を付ければ完成です。

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すべての模写が完了した状態

ファイルの保存と画像の書き出し

お疲れ様でした! これで今回のバナーデザインの模写は完了です!

最後に、ファイルの保存と、作成した画像の書き出しを行いましょう。書き出し方法は、第1回の記事「【初級】バナーの模写でPhotoshopをマスター」をご覧ください。

まとめ

今回はレイヤースタイルを使った袋文字の作成や、シェイプの結合、パスの編集について解説しました。

次回は、グラデーションツールの使い方や切り抜きを行って人物を配置する模写ができるように解説する予定です。