Adobe Stockアーティスト開拓ファンド:最終受賞者15名のご紹介
クレジット:Adobe Stock / Dedraw Studio
2022年に実施したAdobe Stockアーティスト開拓ファンドにおける最終受賞者15名が決定しましたのでご紹介します。このプロジェクトは、アーティストが制作活動を行っていく上で目の当たりにする障壁を乗り越えられるよう、意義ある資金支援を行うことを目的としています。
今回受賞された方々は、Ajay Abalakaさん、Malik Afegbuaさん、Sophia Andreazzaさん、Rose Callahanさん、Jonathan De Guzmanさん、Tiago Diasさん、Roxanne Gonzalesさん、Mario Guerraさん、Teri Hoffordさん、Maria Louceiroさん、Kevin Outaさん、Kartika Paramitaさん、Ryan Rileyさん、German Torresさん、Emily Tseさんです。受賞者の皆さんのクリエイティブな功績をここに称えます。以下、アーティスト開拓ファンドの内容と、受賞した方々についてご紹介します。
クレジット:(左上)Adobe Stock / Rose Callahan、(右上)Adobe Stock / Roxanne Gonzales、(左下)Adobe Stock / Kartika Paramita、(右下)Adobe Stock / Maria Louciero
アーティスト開拓ファンドとは?
Adobe Stockでは、ストック写真、イラスト、ビデオにおいて、さまざまな地域や民族、ライフスタイルのコミュニティの正確な描写をサポートし、そうした素材にスポットライトを当てるとともに、正確性の向上に取り組んでいます。このプログラムもそうした活動の一つで、開始以来、Adobe Creative Residencyプログラムとも連携しながら、80名近くのアーティストに資金を提供してきました。これらのアーティスト達の多くは、ストック素材の世界ではまだ新顔ではありますが、ファンドを利用して自身のクリエイティブビジョンを貫きながら、正確に、心を込めて、自分自身のストーリーやコミュニティを表現しています。
Adobe Stockでは、Adobe Stock Advocates(Adobe Stock支援プログラム)の一環として、アーティストを選定および表彰し、資金支援を行っています。選考においては、応募作品の中身に加え、アーティスト自身が属するコミュニティならではの観点をもって制作する能力を持ち合わせているかという点を判断基準としています。Adobe Stockは、多様なバックグラウンドを持つ世界中のアーティスト達と協働することを通じて、あらゆる人々をありのままに写し出し、世界中のクリエイターにインスピレーションを与えるような、真にインクルーシブな世界トップのストック素材のコレクションを作り上げていこうとしています。各アーティストのページをぜひご覧ください。以下では、アーティストの皆さんをご紹介します。
クレジット:Ajay Abalaka
Ajay Abalaka
Ajay Abalakaさんはナイジェリアのアブジャ出身の映像作家兼写真家です。現在は、現代のナイジェリアにおいて、若者やクィアのアイデンティティにより伝統が揺らぐ姿を制作活動のテーマとしています。
クレジット:Malik Afegbua
Malik Afegbua
ナイジェリア出身のMalik Afegbuaさんは、母国を拠点に、コンテンポラリーアーティスト、バーチャルリアリティのキュレーター兼映像ディレクターとして活動しています。
クレジット:Sophia Andreazza
Sophia Andreazza
Sophia Andreazzaさんは、ブラジルのサンパウロを拠点とするフリーランスのイラストレーター兼グラフィックデザイナーで、さまざまな身体やジェンダーのあり方、生き方や存在意義を肯定的に表現することの大切さを伝えようとしています。
クレジット:Rose Callahan
Rose Callahan
Rose Callahanさんは、アメリカのニューヨークを拠点に活動する写真家兼ディレクターで、ジェンダーやファッションの境界を押し広げる人々のポートレートを撮影することで、スタイルの変容力を称えています。
クレジット:Jonathan De Guzman
Jonathan De Guzman
Jonathan De Guzmanさんはフィリピンのマニラを拠点とするフリーランスの写真家です。人と人をつなぐポジティブなスポーツの力をテーマとする写真を制作しています。
クレジット:Tiago Dias
Tiago Dias
ポルトガルのリスボンで生まれ、現在も故郷を拠点にフリーランスの映像作家として活動するTiago Diasさんは、独自の視点でドキュメンタリーやコマーシャル、ミュージックビデオを制作しています。
クレジット:Roxanne Gonzales
Roxanne Gonzales
イギリス系フィリピン人のRoxanne Gonzalesさんは、イラストレーターとしてイギリスのロンドンを拠点に活動し、フィリピン文化や自己表現、アイデンティティ、コミュニティといったテーマを中心として制作に取り組んでいます。
クレジット:Mario Guerra
Mario Guerra
グアテマラを拠点に商業・芸術写真家として活動するMario Enrique Velásquez Guerraさんは、自身の作品を通じて人々の意識を動かし、変革やインクルージョンを促すことを目指しています。
クレジット:Teri Hofford
Teri Hofford
カナダのマニトバ州ウィニペグ生まれのTeri Hoffordさんは、ボディイメージに関する教育者・写真家・作家兼ポッドキャスト配信者として、人々が自らの身体のイメージに対する偏見や固定観念に立ち向かい、もっと自分を肯定できるように背中を押すことを使命としています。
クレジット:Maria Louceiro
Maria Louceiro
ドイツのベルリンを拠点にフリーランスの写真家兼アートディレクターとして活動するMaria Louceiroさんは、自身のコミュニティの存在を社会に訴え、希望やエンパワーメント、ポジティブさを伝えることを目指しています。
クレジット:Kevin Outa
Kevin Outa
ケニアのナイロビを拠点に活動するKevin Outaさんは、独学で写真家兼映像作家となりました。実在の人物が語るリアルなストーリーに焦点を当てたドキュメンタリー形式のプロジェクトに取り組んでいます。
クレジット:Kartika Paramita
Kartika Paramita
インドネシア出身のイラストレーター兼パターンデザイナーであるKartika Paramitaさんは、祈り、祝祭、食事など、自身のコミュニティにおける日常を描く作品を手掛けています。
クレジット:Ryan Riley
Ryan Riley
独学で写真家となったRyan Rileyさんは、アフリカンディアスポラに焦点を当て、アイデンティティをテーマとする作品を手掛けています。
クレジット:German Torres
German Torres
アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスを拠点にディレクターとして活動するメキシコ系アメリカ人のGerman Torresさんは、社会から取り残された人々のストーリーを伝え、共感を築くことを目指しています。
クレジット:Emily Tse
Emily Tse
Emi Tseさんはイギリスのロンドンを拠点にイラストレーター兼モーションデザイナーとして活動しています。インクルーシブなイラストのシリーズを通して、女性の活躍、文化の多様性、マインドフルネスといったテーマを探求しています。
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この記事は2023年3月30日に Irene Malatesta により作成&公開された Congratulations to 15 new Adobe Stock Artist Development Fund recipients の抄訳です。