【インタビュー】HR支援企業の資料作成と管理を効率化したAcrobat Pro

株式会社インプレスマネージ

働く女性を支援するインプレスマネージ。今回は、その代表を務める岩瀬さんにお話を伺いました。キャリアサポートというジャンルで、Adobe Acrobat Proはどのように活用されているのでしょうか。

岩瀬保奈美

株式会社インプレスマネージ 代表取締役

業界未経験の状態で、ゼロからマツエクサロンとエステサロンを開業。サロンの立ち上げからスタッフの採用・雇用・育成、組織化するための社内制度の構築、事業のブランド化、2事業売却までの「初めから、終わりまで」を経験。

現在は、女性に働く場を提供する「プチっとサポート」と、女性のスキルアップを目的とした「プチっとスクール」の2つを軸に女性支援の活動に奮闘している。

テーマは拡大よりも充実

Q.初めに、インプレスマネージという会社について教えてください。

岩瀬さん「インプレスマネージは今、12期か13期目になります。創業当初からHR(ヒューマンリソース)関連の事業にずっと携わっていて、教育研修のお仕事や採用のお手伝いを行っています。ジャンルは異なりますが、HR関連の事業を行いながら過去にはエステサロンとマツエクサロンを立ち上げたこともありました。こちらは業界未経験の状態でしたが、立ち上げからスタッフの採用、育成などを経てブランド化を果たし、当初からの目標だった売却にまでたどり着くことができました。初めから終わりまでを経験させていただきました」

Q.その中でも、今特に注力されている事業があるとお伺いしました。

岩瀬さん「インプレスマネージでは、昨年の1月から『プチっとサポート』というサービスに力を入れています。お客様へのサポートをオンラインで行うというもので、メンバーはワーキングマザーやシングルマザーの子がメインになります。オンラインや在宅でお仕事をしたいという子たちが登録してくれているんです」

Q.お客様へのサポートとは、具体的にどんなサポートをするのでしょうか。

岩瀬さん「メインはPRサポートですね。例えばSNSの運行代用であったり、プレスリリースの文書作成であったり。SNS用の動画作成はもちろん、HRでの経験を活かした採用支援のSNS運用やeラーニング教材の撮影、編集もマルっと承っています。私は普段お客様への営業を担当していますが、eラーニングの撮影では私が講師として登壇することも多くあります」

そんな岩瀬さんが「プチっとサポート」を始めようと思ったのは、お友達とのとある出来事がきっかけだったと言います。

岩瀬さん「学生時代のお友達から、相談を受けたことがあったんです。その子は金銭的な部分で旦那さんと色々あったのですが、そこでただお金を渡すというのは友人としてちょっと違うかなと。何かできることはないかなと考え、自宅で出来るWeb記事の作成をお願いしたんです。その子としてはやはり、1万円でも2万円でも月の収入が増えれば生活が変わってきますからね」

「女性を支える」。お友達との経験から岩瀬さんはその思いを事業化し、そして「プチっとサポート」と名付けました。

岩瀬さん「『プチっとサポート』を立ち上げてから1年ほどで、16名のメンバーに登録してもらうことができました。色々なピンチを乗り越えてきた女性が多いので、みんな熱意を持ってお仕事をしてくれるし、スキルを磨くことの大切さも認識してくれています。メンバーのおかげで、色々なお仕事を進めていくことができています」

Q.しかし集まってくれたメンバーは、元々PRやHRの経験者だったわけではありません。岩瀬さんはどのようにして、現在のようなプロ集団を作り上げたのでしょうか。

岩瀬さん「まずは、無料のオンラインスクールを準備しました。何かを学ぼうと思うとお金がかかりますが、学べなければスキルを磨くことはできません。知らないことを知らないままでは、できるようにはなりませんからね。未経験でも知らなくても、まずはたくさんの女性に無料で学んでいただく場を提供したいと思ったんです」

在宅・リモートで働くためのスキルに特化した「プチっとスクール」。岩瀬さんの言葉の通り、このオンラインスクールは、女性であればメンバー以外でも無料で受講が可能です。

岩瀬さん「他にも定期的な勉強会を開催していますし、マニュアルも準備しています。またコンシェルジュという役職のメンバーがいて、マネジメント業務を行ってくてれています。他のメンバーのサポートをし、お客様が望んでいるものと相違がないように修正するのがコンシェルジュの役割です」

Q.では「プチっとスクール」は今後、どのように展開していくのでしょうか。2年目の目標を教えてください。

岩瀬さん「スクールの強化と、社内的な仕組みの整備の大きく2つですね。1年目ってどうしてもガムシャラに走るので、大雑把にグチャグチャに進めてしまったことも多くありました。それを整えながら、スクールの認知度を上げることを目指しています」

メンバーの人数を増やすことには、それほど注力していないと岩瀬さん。そこには、岩瀬さんのこんな思いがあるようです。

岩瀬さん「テーマは、拡大よりも充実。ただ人数を増やすよりも、お客様にいいものを提供するために、メンバー1人1人がスキルアップすることが大切です。急ぎたいという気持ちもありません。発展スピードは遅いけど、着実に1歩1歩進めている実感があるんです。事業も人間も身の丈にあっていないことをすると歪みが出るんですよね、なので、1年でドーンと進まなくても、たとえ10年かかっても、着実なほうがみんなの雇用を確実に守れると私は思っています」

インプレスマネージでのPDFの使い方

岩瀬さん「研修などで使う教材を作成するときは、必ずPDFのデータにします。元データはパワーポイントで作りますが、お客様にチェックしてもらう時にPDFにしてお渡しします」

岩瀬さんは普段Macを使っているのだそう。お客さんがWindowsの場合、パワーポイントでやりとりをすると不具合が出ることも多いのだとか。

岩瀬さん「パワポのままだと、フォントが変わってしまったり、レイアウトがズレてしまうことがあるんです。あと容量の問題もあります。データが大きくなってしまうと、お客さんがダウンロードするときに手間になってしまいますからね。PDFにして、さらに画像などが多いファイルで容量が大きくなってしまった場合は、さらに圧縮してデータを小さくしてからお送りしています。データがバラバラの場合もご負担になってしまうので、ひとつにまとめてPDF化しています」

Q.では、Adobe Acrobat Proを導入して改善された点を教えてください。

岩瀬さん「とくに重宝しているのが、PDFに直接コメントを入れられる機能です。色々と見返さなくてよくなり、管理が絶対的に楽になりました。今ではひとつのPDFデータを共有することを社内ルールにしています」

「他にも」と岩瀬さんは続けます。

岩瀬さん「お客様から『こんな感じで』とイメージをPDFデータでいただくのですが、そのPDFデータをパワーポイントに変換できるので、イメージのズレが出にくくなりました。細かなニュアンスのズレはありますが、大幅なズレがなくなったのは大きいですね。ゼロから作ると、お客様が何のフォントを使っていたのか覚えていないこともありますし、お客様の要望を忠実に再現しづらいんです。また、PDFの元のベースがあって、それに作って欲しいというご要望もあります。そういったケースでも、ゼロベースから作るよりかなりスピーディに作ることができます。以前は元データがPDFしかない場合は、ゼロから手打ちで作り直すという作業をしたこともありましたからね。これからも様々な便利な機能を使っていきたいですね」

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