【インタビュー】事業投資企業のファイル送信作業を効率化したAcrobat Pro
出版、ラジオ、WEBに映画と、あらゆるメディアに精通するメディアインキュベート代表の浜崎さん。メディア業界においてAdobe Acrobat Proは、どのように役立っているのでしょうか。
浜崎正己
大学でメディアの学士を取得後、WEBメディアを中心に活動。2016年3月、生まれて10000日目に株式会社メディアインキュベートを起業。新聞、ラジオ、出版社の新規事業開発に従事。出版社のCFOを経験する他、メディアの業界紙「Media Innovation」の立ち上げメンバーでもあり、デジタルメディアの研究・開発に特化した新会社・KODANSHAtechにも所属。
2022年、「未来プロジェクト」と題して、未来を見据えた取組みも開始。メディア的活動を行いながら事業創造していくことを大切にしており、コミュニティ起点で、相互に助け合い、コラボレーションしていく仕組みを構築中。
情報を発信して人を集め、集まった方々に提供する何かを考える
Q. まずはメディアインキュベートの事業内容について教えてください。
浜崎さん「メディアインキュベートでは、メディア事業推進の支援を行っています。テキスト、動画、音声など総合的にメディアの立ち上げをサポートする立ち上げ支援。メディアの課題を分析し、体制構築から解決までをサポートする分析・解析支援。資金調達からマーケティング、製作物の作成までサポートするライセンスビジネスの支援。テキスト、動画、音声、IP含め、コンテンツ製作をサポートする番組・コンテンツ作成の支援。この4つが主な事業内容となります。
2023年の2月からは『MI Startup Boost』という、スタートアップ起業を対象とした支援プログラムをスタートしました。また3月からは、アスリートに特化したインフルエンサーキャスティング、マーケティング支援事業を開始しています。これまで50メディア以上、数千名のコミュニティ構築を支援してきたノウハウを活かせればと考えています」
Q. 浜崎さんはなぜ、「メディア」をテーマに創業をしようと思ったのでしょうか。
浜崎さん「メディアを通して、社会の貢献に寄与したいんです。メディアに寄り添い、メディアの発展を通して、社会に貢献する。それがメディアインキュベートの方針です。私は創業前から、大手紙メディア、大手ポータルサイト、女性向けメディア、経済メディア、動画メディアなど、様々なメディアの立ち上げや運営に携わってきました。
ここでいうメディアとは、『人々の集まる場所』と定義します。人々を集めるためには、様々な方法が必要になります。例えばテキスト、動画、イベント。そういったコンテンツを生成するには、企画が必要であり、コンセプトが必要です。情報を発信して人を集め、集まった方々に提供する何かを考える。メディアインキュベートは、そこに圧倒的な強みを持っていると自負しています」
Q. メディアインキュベートの今の目標を教えてください。
浜崎さん「ひとつは異分野結合です。ありがたいことに、今アスリートの方々とご一緒する機会が増えています。その一方でメディアインキュベートは、東京大学先端技術研究センターと提携したり、農林水産省の『フードテック官民協議会』に入会するなど、食領域についての知見を深めています。そういった領域からも、アスリートを支援できたら嬉しいですね。もうひとつは、映画です。これまでにもVR映画『なぎさにて』などに関わってきましたが、今後さらに映画関係者の方に光を当てていきたいです」
*写真はメディアインキュベートが株式会社サケドア共同出資のもと「株式会社サケドアインキュベート」を設立したときのもの
Acrobat Pro導入のきっかけは圧縮機能
Q. 普段のお仕事で、PDFはどのように活用されていますか?
浜崎さん「媒体資料に提案書、大量のプレスリリースなどPDFをやりとりするシーンはたくさんあります。他にも作ったホワイトペーパーですとか、出版の原稿もPDFデータとして扱っていますね」
Q.そんな中でAdobe Acrobat Proはどのように役立っていますか?
浜崎さん「クライアントからPDFで貰った資料を修正したいということがよくあります。そのために一度パワーポイントのデータに変換するのですが、これまで他のソフトではデザインが崩れてしまうことが多かった。Acrobat Proだと崩れが少ないので助かっています。簡単な修正ならPDF上で編集できるようになったのも、とても楽ですね。皆さん結構PDF=最終確認というイメージを持っているようで、PDFを編集するという発想がなかったりするんですよね。なので私が『こちらで直しておきますよ』とお伝えすることで、双方の負担軽減になっています」
Q.他にもよく使う機能があれば教えてください。
浜崎さん「あとはファイルサイズを縮小、圧縮する機能もたくさん使わせていただいています。普段やりとりにメッセンジャーを使っているのですが、メッセンジャーで送れるのは20ギガまでなんです。ファイル送信サービスもありますが、それだと手間がかかる。ファイル送信サービスでデータを受けとることはあっても、こちらから送る際にはサイズを圧縮して送っていますね。元々Acrobat Proを導入しようと思ったのも、この圧縮機能を使いたかったからなんです」
Q.では最後に、今後Acrobat Proで使ってみたい機能があれば教えてください。
浜崎さん「ひとつのPDFデータを複数人で共有し、コメントを入れ合う機能を使ってみたいですね。出版業界は、原稿を紙で出力し、そこに赤字を書き入れてスキャンして送るということがよくあります。その場合赤字が正しく読めなかったり、読めてもテキストを打ち直さなきゃいけなかったり…そういったわずらわしさを解消できればと思います」
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