Let’s Belong Together 一緒につくろう、みんなで進もう - Adobe For All Days 2023 –
今年もAdobe for All Daysがグローバルで開催されました。この毎年恒例のイベントでは、アドビの持つユニークな価値である従業員、製品、パーパスを全社を挙げて共有し祝福します。
アドビでは、創業者チャールズ ゲシキとジョン ワーノックのビジョンをもとに、従業員のウェルビーイングをまず第一に考え、コミュニティとの持続的なパートナーシップを育み、思慮深く責任あるテクノロジーリーダーであり続けることで、信頼と帰属意識の高いコミュニティを築いてきました。分断が進む今日の世界では、この仕事は繊細で難しいだけでなく、成すべきことが常にあります。私たちはAdobe for Allに引き続きしっかりと取り組み、進化させていくことが不可欠だと考えています。
今年のAdobe for All Daysのテーマは「Let's Belong Together」(一緒につくろう、みんなで進もう)です。これは、より公平な職場を築くために私たち一人ひとりが担う共同の責任を理解し、私たちのコミュニティで団結しようという呼びかけです。世界の各地域で、ゲストスピーカーや従業員が自分のストーリーを話すセッション、重要なトピックについての理解を深める機会やオフィスやオンラインでの交流会などが開催されました。
日本では、Adobe for Allと全社員会議を統合したメインセッションを行い、会場とオンラインで日本オフィス所属の従業員の大多数が参加しました。まず、Diverity, Equity and Inclusion(DEI)を推進する3つの従業員ネットワーク(女性活躍支援、LGBTQ+理解促進支援、障がいのある方の活躍支援)のこの一年の活動を振り返り、誰もが自分らしくあり互いを尊重しながらよい影響を与え合える会社のカルチャー醸成について想いをひとつにしました。
そして、ゲストスピーカーとして、日本におけるダイバーシティ推進の草分け的存在である株式会社イー・ウーマン社長、国際女性ビジネス会議プロデューサーの佐々木かをりさんをお迎えし、ダイバーシティとは、つまり「三人寄れば文殊の知恵」のことであり、色々な視点や思考が経営に入ることでイノベーションが生まれ、ビジネスの成長を加速させることをご自身のキャリアやご経験のストーリーをまじえてお話しいただきました。また、従業員代表のストーリーテリングでは、マーケティング部門の従業員が、ある深刻なライフイベントで立ち止まることを余儀なくされたとき、再び立ち上がる力を与えてくれたのは見過ごしていた何気ない日常が実は恵まれていることへの感謝であり、自分らしく今を生きることの大切さへの気づきだったことを話してくれました。他にも、インドと日本の混成プロジェクトチームが、文化の違いからくるすれ違いを、相互理解を深めるセッションの実施によって乗り越え、ビジネスを大きく成長させることができたストーリーが共有されました。
他にもこの日は、マイクロアグレッションとマイクロインターベンションについてのトレーニングセッションも行われました。無意識の偏見や思い込みから発せられる言葉が、意図せず誰かを傷つけてしまうことがあること、当事者だけでなく第三者が気づき介入するにはどんなアプローチがあるのかを学びあいました。
アドビは、職場と地域社会の両方に率先して良い変化をもたらすことが私たちの責務であると考えています。この信念のもと、すべての人に機会を創出するという当社のコミットメントを後押しするため、従業員のアドビでの経験をより良いものにするとともに、アドビとアドビのコミュニティにおける多様性、公平性、インクルージョンを推進するために取り組んでいます。
公平性と推進のためのイニシアチブ(EAI)を通じてNPOを支援
昨年、アドビは、公平性を推進し、制度的障壁を打破するための変革を推し進めるべく活動している11の非営利団体(NPO)と共同で、「公平性と推進のためのイニシアチブ(EAI)」を立ち上げました。この度、世界的な人種および社会的正義の実現に向けた取り組みを推進するために、アドビ財団からの資金援助により、EAI活動全体に対して1,000万ドルの追加助成を行うことになりました。今回の追加助成により、アドビ財団によるNPOへの支援総額は3,000万ドルに達します。アドビはEAIを通じて、ユニークかつグローバルで多面的なアプローチで、人材、製品、フィランソロピーを軸としたNPOとの協働を進めています。アドビからの製品寄付、従業員のボランティア活動、プロボノコンサルティング支援などの追加的な支援により、EAIの各団体は、ビジネスや地域社会にポジティブな変化をもたらす変革的な活動に戦略的に投資できます。
従業員のウェルビーイングを支援
アドビでは、従業員が個人的にもプロフェッショナルとしても成長するために必要なサポートとリソースを提供することに全力を注いでいます。イノベーションを強力に推進し、あらゆる業務分野の水準を高め続けるためには、チーム管理、仕事の分担、支援的な企業文化の構築において、従業員全員のウェルビーイングを確保することが最重要課題であると考えています。従業員のウェルビーイングを支援することで、より生産的で意欲的な従業員を生み出し、従業員が最高の仕事をし、会社全体の成功を分かち合うことができるのです。
来年からは、ウェルネス補助プログラムの対象を拡大し、従業員が財政面での健全性や、ペットの世話、緊急時の備えなどに関連する費用にウェルネス補助プログラムを利用できるようになります。またこのプログラムの拡充に伴い、アドビでは従業員とその家族がセラピーセッションを受ける費用12回分(10回分から増加)を支援します。
今年のAdobe for All Daysで掲げる「すべての人がともに働けるインクルーシブな職場」の実現に向けて、アドビでは引き続き、社員と社員が働く地域社会により大きな良い影響を与えるべく取り組んでいきます。一緒につくって、みんなで進みましょう!