デジタルハリウッドSTUDIO福岡にてセミナー開催。「Photoshop」と「Adobe Firefly」を学び、最新機能を体験
Creative Cloudのクリエイティブツールはプロだけが使うものではありません。学生はもちろん、これからデザインを学ばれるみなさんも、クリエイティブスキルを身につけることで、より有利に、早く自身のステップアップに繋げることが出来ます。
5月26日(日)、デジタルハリウッドSTUDIO福岡にて、参加者約30名に向けて「【特別講座】アドビ登壇!生成AIの最新スキルを楽しく学ぶ!新PhotoshopとFireflyで出来るデザインツールの最新機能を体験しよう!」と題してセミナーを開催しましたので、ご紹介します。
在校生・卒業生、一般の方など多くの方がセミナーに参加
Adobe Community Evangelistであり、デジタルハリウッドSTUDIO福岡の卒業生でもあるパパ氏
デジタルハリウッドは「デジタルでつながる世界をもっと楽しく!自分らしくまなぶ、はたらく。」を理念とした日本にある教育機関です。デジタルハリウッドSTUDIO福岡では、グラフィックデザイン・Webデザイン・映像制作・3DCGなど、デジタルコンテンツを学ぶカリキュラムを提供し、社会人から学生まで幅広く受講しています。
本セミナーは同校の在校生と卒業生に加えて、一般の希望者のみなさんが参加しました。
セミナー講師はわたし岩本に加えて、Adobe Community Evangelistであり、同校の卒業生でもあるパパさん(@StudioT_ppp)が登壇。同校卒業生のセミナーと言うこともあり、パパさん自身のキャリアパスやプロのクリエーターとして活躍する実務経験の共有に期待が寄せられました。
ハンズオン形式でアドビの生成AI「Adobe Firefly」を体験
PhotoshopとIllustratorは使ったことがあるが、Fireflyは初めて使うという参加者がほとんど
参加者の多くがPhotoshopやIllustratorは使ったことがあるが、「Adobe Firefly」は初めて触る方々です。セミナーはハンズオン形式で、全員でひとつひとつの操作を確かめながら参加者自身のデバイスを使って機能を体験しました。
パパさんからは、効果的なプロンプト入力方法の解説や、Firefly活用のアイディアを織りまぜながらデモンストレーションと共にセミナーは進行しました。多くの参加者がその内容を熱心にメモを取る姿が見られ、高い学習意欲と関心をうかがう事ができました。
また、パパさん自身の実践経験に基づくFireflyの活用法として、「Fireflyは新しいものを作り出すだけでなく、既存のものを消すことにも非常に有効です。この使い方は圧倒的に便利です!」とデモを交えて紹介するなど、参加者にとって非常に参考になる内容となったのではないでしょうか。
その他にも、Fireflyで作った画像にPhotoshopの新機能「色調補正プリセット」を使いワンクリックでイメージを変えるなど、様々なテクニックを披露しました。
セミナー参加者全員でFireflyの機能を体験
セミナーを聞きながら熱心にメモを取る多くの参加者の姿が見られた
プロの卒業生クリエーターとの連携で、在校生のクリエイティブリテラシー向上を支援
しばしば岩本とパパ氏との掛け合いで会場内の笑いを誘った
前述のとおり、今回のセミナー講師であるパパさんは同校の卒業生です。「デジハリでの学びが今の自分を作りました。今回セミナー講義という形で母校に恩返しができたことは、とても嬉しい」と、パパさんは言います。
在籍する多くのトレーナーが卒業生である同校は、現場で活躍するプロフェッショナルに学習指導や講義を依頼することで教育環境を整えておられます。卒業生は自身のキャリアパス、成功体験、失敗談を共有し、実践的なアドバイスを提供することで、学生にとって身近なロールモデルとなり、モチベーションの向上に寄与します。
また、同校の運営はWeb/映像の制作と人材サービス事業を行う会社が手掛けており、現場のプロとして講義や転職支援を行い、クリエイティブ業界の発展と育成をサポートしています。卒業生が母校の学生を自分の職場に積極的に推薦するなど、業界との連携を深めることで、双方にとって価値のある連携体制が構築されています。このような取り組みにより、同校と卒業生との間に強固な信頼関係が築かれているのでしょう。
パパさんからは、「クリエイティブは、生成AIで作ったもので完結するものではありません。大事なのは、生成AIで作られたモノが、良いのか悪いのかを見極めるための“選美眼”です。その眼を養うためには、手を動かし、勉強をすることが非常に重要です。Adobe Fireflyを、ご自身の強力なパートナーとして活用していってください」と、基礎を学ぶことの大切さを参加者のみなさんへのメッセージとしてセッションを締めくくりました。
自身のパソコンを使って、Fireflyの様々な機能を試す参加者
全員の視線がモニターに映るデモンストレーションに注がれる
Fireflyの技術を強力なパートナーとして活用することで、クリエイティブの可能性は無限大に
Illustratorの生成AI機能「テキストからベクター生成(ベータ版)」に加え、Adobe Express、Adobe Stock、Adobe Fontsなどのデザインツールを紹介
質疑のコーナーでは生成AIの活用方法について多くの質問が寄せられた
わたし岩本からは、Fireflyの技術が搭載されたIllustratorの機能紹介として「テキストからベクター生成(ベータ版)」をデモを交えて紹介しました。
その他にも、Photoshop web版や、Adobe IDさえもっていれば誰でも使うことのできるAdobe Express、Adobe Stock、Adobe Fontsなどのデザインツールを紹介するなど、参加者のみなさんの今後のクリエイティブ活動に役立つ多くの情報を持ち帰って頂けたかと思います。
グラフィックデザインに革命を起こすAdobe Illustratorの最新バージョン
セミナー終了後のアンケートでは「とても勉強になった。知らない機能の学びに役立った」「さらなる作業時間の短縮の可能性などがはっきりと見えた」など多くの感想をいただき、手応えを感じていただけたのではないでしょうか。
また、「現役で活躍されている先生のお話を聞けてよかった」という声も多く、プロのクリエーターからのリアルな話を聞けたことは、参加者のみなさんにとって有意義な経験となりました。
Adobe Fireflyの技術を使い、すでに世界各国のクリエーターによって35億を超えるイメージが作られています。このAdobe Fireflyの速いスピードの普及と同時に、クリエイティブコンテンツへの需要はここ2年で倍になり、さらに2年後には5倍になると我々は考えています。クリエイティブワークに効率化とスピードが求められる中、Adobe Fireflyは今後必要不可欠な存在となります。是非この技術をご自身のクリエイティブワークに活用してください。
セミナー終了後も参加者との様々なコミュニケーションがとられた
本セミナー講師のパパ氏と、アドビ デザイン製品担当 岩本
本セミナーを通じて、Photoshopと、Adobe Fireflyの大きな成長と今後のクリエイティブにおける可能性について紹介しました。我々アドビはAdobe Fireflyをユーザーのみなさんに、アイデア、探求、制作スピードを加速させるクリエイティブな“副操縦士”であると考えています。今回の体験で、この技術がみなさんのクリエイティブワークをサポートする強力なパートナーであることを実感いただけたかと思います。
変化の激しいビジネス環境では、新たな課題に対応し、異なるアプローチを模索する能力が求められる時代です。このセミナー体験をきっかけに、Adobe Fireflyの技術をご自身のスキルアップに繋げていただければと思います。
アドビは学生のみなさんへ、学校教育におけるクリエイティブスキル向上をサポートします。