Illustratorパブリックベータ版で文字組みが進化!バージョンアップに伴う文字位置の確認に対応する新機能も登場

テキスト 自動的に生成された説明

2024年8月28日にアップデートされたIllustrator パブリックベータ版(バージョン29.0 #15)では、文字組み機能が大幅に強化され、新たに「文字組み更新」機能が搭載されました。
今回の記事では、新機能とその他のアップデート内容についてご紹介します。

テキストエンジンの進化とレイアウト変更確認機能

2024年5月と7月にAdobe Blogで紹介された、Illustratorのテキストエンジンのアップデートが、ついにパブリックベータ版に実装されました。この新しいテキストエンジンは、デフォルト(標準設定)での文字組み品質の向上 を目的としています。

さらに、「文字組み更新」機能が追加され、従来のデータと比較してバージョンアップに伴う文字位置情報を簡単に確認できるようになりました。この機能を使用することで、変更内容が画面上で確認できることにより、修正作業が効率化されます。

この機会に、進化した文字組み機能と新機能を活用して、レイアウトの確認作業を体験してみてください。

<過去の記事>

「予告|Illustratorの文字組み機能・テキストエンジンが進化|いまから備えよう!Illustrator 2023(27.7)以降で再保存のお願い」

続報|Illustratorの文字組み機能・テキストエンジンが進化|事前準備とプレリリース参加のお願い

新機能の利用方法:ベータ版アプリのインストール

「文字組み更新」機能を利用するには、以下の手順でIllustratorベータ版をインストールします。

Illustrator ベータ版(バージョン29.0 #15)を開くには、Creative Cloud デスクトップのアプリケーションよりインストールします。

  1. Creative Cloud デスクトップアプリケーションを開き、アプリパネルで、「ベータ版アプリ」を選択します。
  2. 利用可能なベータ版アプリの一覧が表示されます。
  3. Illustrator (Beta)の「インストール」、または「アップデートが利用可能」を選択します。

すでにインストールされているベータ版の場合、画像のようにアプリを「開く」か「アップデートを選択できる。※アプリ上のアイコンの位置など、見え方が画像と異なる場合があります。

アドビのベータ版の詳細については、Adobe Creative Cloudベータ版のよくある質問を参照してください。

新しい機能についてのフィードバックのお願い

「文字組み更新」機能を使ってみた感想や不具合についての報告は、Illustratorベータ版(バージョン29.0 #15)の「文字組み更新」パネル内にある「フィードバックを共有」から簡単に送信できます。フィードバックは何度でも送信可能ですので、ぜひご意見をお寄せください。

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パネルの下にある「フィードバックを共有」をクリックするとフィードバックを送るウィンドウが開く

プレリリースプログラムに参加して開発に参加しよう

アドビでは、「文字組み更新」機能の品質向上に協力していただけるプレリリースプログラム参加者を募集しています。このプログラムに参加することで、フィードバックの提供だけでなく、他のユーザーや開発メンバーとコミュニケーションを取りながら、製品の改善に参加できる機会となっています。興味がある方は、この機会にぜひ参加をご検討ください。

Illustrator「文字組み更新」プレリリースプログラムへの参加はこちら