今から始める Adobe Firefly 第 1 回:友人にシェアするクリスマスツリーを生成しよう!

もうすぐ今年もクリスマスがやってきます。Adobe Firefly は何かクリスマスらしい画像を生成できるのかと気になっている人のために、今回は「友人にシェアするクリスマスツリー画像」をテーマにして、いろいろな生成画像を紹介します。

準備は、Firefly サイトを開いて、生成ボタンを押すだけです。画面の左側にいろんなオプションを指定できるパネルが表示されますが、今回は SNS でシェアしたいので、「一般設定」>「縦横比」を「正方形 (1::1)」にしておきます。

そして、プロンプトに「クリスマスツリー」を入力して、生成ボタンをクリックします。

一瞬で、下のような画像が生成されました。実際には 4 枚の画像が生成されるのですが、その中の 2 枚を選んで掲載しています。

どちらも、一目でクリスマスツリーであることがわかる画像です。ただ、どちらも雰囲気が暗いのが気になります。友人にシェアするのであれば、もっとポップにしたいところです。

そこで、「スタイル参照(別の画像のスタイルを参照する機能)」を利用することにしましょう。左のパネルをスクロールして、「スタイル」>「参照」を探します。

自分の持っている画像をアップロードしてスタイルを参照させることもできますが、今回は「ギャラリーを参照」をクリックして、あらかじめ用意されている画像から選びます。

ギャラリーを開くと様々な種類の画像が並んでいます。クラフト感のある絵にしたいので、「3D」カテゴリーの最初の画像(3d 0)を選択してみましょう。そして、生成ボタンをクリックします。

ずいぶん可愛くなりました!でも、季節が冬であることが感じられません!

クリスマスらしさを表現するなら、雪の降る夜がよいかもしれません。ということで、プロンプトに「雪がちらつく雪景色、真夜中」を追加してみます。

夜の感じはあまり強調されていませんが、上の画像よりも少し季節感が出てきました。

ただ、ツリーの装飾がずいぶん寂しくなってしまったのと、雪がもっと欲しいので、「クリスマスツリー」を「雪が積もりオーナメントが飾られたクリスマスツリー」に変更します。更に「雪がちらつく雪景色」を「雪の降る冬景色」に変更します。

そして、「プレゼント」もプロンプトに追加してみます。

だいぶイメージに近づきました。特に左側の画像は、積もった雪と、プレゼントの箱で、賑やかさが演出されています。季節感、ポップな雰囲気、クラフト感、可愛らしさ、意外性などがあり、オリジナリティも感じられる絵になりました。ということで、これ ↓ を友人に送ろうと思います!

<番外編>

プロンプトは同じでも、指定する画像を変更することで、まったく違うテイストの画像が生成されるのがスタイル参照の面白い点です。以下は、別の画像を参照した時の生成例です。それぞれ個性があって、クリスマスカードに利用できそうなものもあります。

参照画像:「写真スタジオ」の 3 番目(photo studio 3)

紙で作ったような雰囲気。キュートです。生成された「ちぐはぐ」な部分が逆に本物のように見えるのはこのスタイルの特徴かもしれません。背景の色はまだまだアレンジの余地があるかもです。

参照画像:「デジタルイラストレーション」の 4 番目(digital illustration 4)

ポップでカラフルで良い感じです。3D イラスト感があります。

参照画像:「3D」の 16 番目(3d 16)

友人に送ることにした画像と同様にポップですが、カラーリングの異なる画像ができました。右側は、雪の結晶が冬の雰囲気を強く感じさせます。

参照画像:「水彩画」の 14 番目(watercolor 14)

雰囲気のあるイラストのような仕上がりになりました。空の色が綺麗です。

参照画像:「アクリルとオイル」の 15 番目(acrylic oil 15)

いかにも「生成しました」という感じの画像ですが、ブログ等の挿入画像としてはなかなか良いかもしれません。記事を邪魔しない感じがします。

参照画像:「アクリルとオイル」の 17 番目(acrylic oil 17)

イルミネーション風。寒色なので寒々とした雰囲気があります。

参照画像:「アクリルとオイル」の 6 番目(acrylic oil6)

絵本の挿絵のようです。「雪だるま」を追加してみたくなります。

※設定:上記全て、モデル= Firefly Image 3、高速モード、縦横比=正方形、コンテンツの種類=自動、スタイル【視覚的な適用量】=中、スタイル【強度】=中、効果無し、カラーとトーン=なし、ライト=なし、カメラアングル=なし