今回は、メーカー系のマーケティング会社で働きながら、3コースを卒業された貞本幸宏さん(60歳)にお話を伺います。受講されたのは第4期Premiere Proコース、第5期Photoshopコース|基礎編、第6期Illustratorコース|基礎編。
連続受講の背景に秘められた、貞本さんのクリエイティブに対する思い、そして貞本さんが感じるクリエイティブカレッジ後のご自身の変化について取材しました。
https://www.youtube.com/watch?v=umoxVcoOJ5M
アドビ製品との出会いを教えてください
アドビを知ったのは大学に入った頃です。イラストを自分の思う通りに、コンピューターで描くことができる道具があるんだよと聞いて驚いたのを覚えています。
その後、初めて触ったのは26歳の時。そこから PhotoshopやIllustratorをもう35年ぐらい使って います。
当時はアドビ製品でどのように学ばれていたのですか?
最初は見よう見まねどころか、手当たり次第でした。マニュアルもありませんでしたし、全部のメニューをひとつひとつ開いてどんな効果があるのか試しながら、学習していました。
本も今のようなものではなく、分厚い本が、5,000円、6,000円ぐらいの値段で売られていました。それも秋葉原や神田の大きい本屋さんにしかないので、そこで「コンピューター関連」という棚から「あ、あった!Photoshop!」と探して読んでいましたね。
クリエイティブカレッジ受講のきっかけを教えてください
クリエイティブカレッジの存在を知ったのはアドビのホームページです。
今までクリエイティブを我流、自己流で何とかやってきました。でも、60歳になったこのタイミングで今まで何となく使っていたものを「これでいいのかな」と思うようになりました。人を感動させたり、思いを伝えたりするためには、我流じゃダメなんじゃないか なと。そこで 体系的にルールや手順を、もう一度ちゃんとおさらいしたい と思い、応募しました。
Premiere Proコース、Photoshopコース|基礎編、Illustratorコース|基礎編、それぞれの受講の経緯を教えてください。
「文字は見せるもの」という持論がありまして、それをもっと超越したのが動画でした。そこで、まず自分の武器にしたかったのが、Premiere Proです。卒業課題を最後に制作しなければならないということは分かっていたので、どうやって作ろうかなというワクワク感が始めからありました ね。それから学んでいくうちに、「ああ、ここに行くとこれが使えるから、こういう作品に変えられるな」とか、だんだん頭の中で最後に制作する卒業課題のテーマが見えてきました。作っていくのは大変でした が、過去の講座を見直しながら「こうだよね、ああだよね」と 試行錯誤してやっと出来上がった時は感動 しましたね。
次は第5期のPhotoshopコース|基礎編です。
長年Photoshopを触ってきた者としては、もう 目から鱗なことばかり でしたね。「今までのやり方はいったい何だったんだろう…。よくこんな恥ずかしいことをやっていたな。」とすら思いました(笑)。今まで 我流で何とかなっていた所もありますが、やはりそれじゃいけないということも改めてよく分かりました。
最後は第6期でIllustratorコース|基礎編を受講しました。
Illustratorも長年使ってきましたが、初めて知ることがたくさん ありました。例えばPhotoshopやLightroomなど、他のアプリと連携する方法 など。なんとなく使っていたものを、ようやく体系的に習得が出来た実感があります。
もしかすると今まではアドビ製品シリーズのラインナップの進化に頭がついていていなかったのかも知れません。もう 35年前の頃の、固定観念のまま でした。でも実際の今のバージョンはもっと進化しています。例えば 1時間かけていたものが1分で出来る。「これを使わない手はなかったよね、自分はなんて遠回りしていた んだろう」と思います。
でも、少なからず私みたいに我流で長年使用してきた同じご経歴の方もいると思います。内容は、そんなに初心者向けのものだけじゃないと私は感じたので、毎回新鮮な気持ちで受講できました。
継続できた理由は何だったのでしょうか?
講師の皆さんの多種多様な表現力、そしてお上手な伝え方 ですね。
もちろんベースにはアドビの製品力はあるんですが、続けられたのはそれだけではなく、講師の皆さんのユニークで、人を引き付ける話し方があったからです。
また、クリエイティブカレッジは決まった時間に配信されますが、どこでも見られる ことが良かったです。私は仕事柄あちこち遠方にも出張に出てまわりますが、講座は滞在先のホテルでも、移動中の新幹線でも見ることが出来ます。「時間の制約がない」、これが本当に助かりました。