ACTF 2025 in TAAFに出展|アニメーション表現の魅力を広げるAdobe Creative Cloud

人, 民衆, 男, グループ が含まれている画像 AI によって生成されたコンテンツは間違っている可能性があります。

2025年3月9日(日)、東京アニメアワードフェスティバル2025実行委員会が主催する、「アニメーション・クリエイティブ・テクノロジー・フォーラム(ACTF)2025 in TAAF」にブース出展しましたのでご紹介します。

ブースにはAfter Effects、Photoshop、Illustratorの体験コーナーを設置

アドビブースでAfter Effects、Photoshop、Illustrator、最新のFireflyを体験

東京アニメアワードフェスティバルは、2002年から2013年まで開催されていた「東京国際アニメフェア」の一環として行われた「東京アニメアワード」を独立・発展させた国際アニメーション映画祭であり、2025年で12回目の開催となります。

昨年に続き2回目の出展となるアドビブースでは、モーショングラフィックスの業界標準ツールであるAfter Effects、最新のPhotoshopとIllustratorの生成AI機能、無料で使えるお絵描きアプリAdobe Frescoを紹介しました。

また、After Effectsのエキスパートである吉岡宏夫さん(@t_e_t_s_u_o)にもご協力いただき、来場者のみなさんと交流を深めました。

屋内, 人, コンピュータ, ノートパソコン が含まれている画像 AI によって生成されたコンテンツは間違っている可能性があります。

アニメーション業界に関係するさまざまな参加者がアドビブースに訪れた

アニメ制作の現場では、従来の手法に加え、デジタルツールの活用がますます重要になっています。After Effectsによるエフェクト処理、Photoshopを活用した背景やコンセプトアートの制作など、Adobe Creative Cloudのアプリはすでに多くのアニメーション制作現場で導入されています。

アドビブースでは、それぞれの製品のデモンストレーションを通じて、来場者の皆さんに最新機能を体験していただきました。特に、PhotoshopやIllustratorの生成AI機能には多くのアニメーション制作関係者が関心を寄せ、現場での活用方法や商用利用、著作権に関する具体的な質問が数多く寄せられました。最新技術を制作フローにどう組み込むかを模索する姿勢が見られ、生成AIが今後のアニメーション制作に与える影響への関心の高さがうかがえました。

人, 屋内, 男, 民衆 が含まれている画像 AI によって生成されたコンテンツは間違っている可能性があります。

生成AI機能に関する具体的な質問が多く寄せられた

ノートパソコンを見ている人たち AI によって生成されたコンテンツは間違っている可能性があります。

After Effectsの編集画面を興味深く覗き込む参加者

アニメーションの“リズム”と“深み”を実現する、After Effectsが魅せる日本アニメーションの真髄

アニメーション、ゲーム、遊技機、実写映像など、多彩なジャンルの映像制作を手がける総合デジタルスタジオ・株式会社グラフィニカ。同社で開発のリーダーとしてツールやAfter Effectsのプラグイン開発を行い、撮影監督なども務める吉岡宏夫さんは、長年にわたりアニメーション撮影や実写VFXを手掛け、After Effectsのエキスパートとしても知られています。

After Effectsのコーナーでは、吉岡さんによるアニメーション制作のデモンストレーションが行われ、来場者との活発なコミュニケーションが展開されました。

ノートパソコンを使っている男性 AI によって生成されたコンテンツは間違っている可能性があります。

グラフィニカ VFX部 吉岡宏夫 氏によるデモンストレーションを交えたコミュニケーション

アニメーション制作の現場では、“絵の表示順” “表示時間(フレーム数)” “カメラワーク” “エフェクト”などを細かく管理する必要があります。吉岡さんは、これらを適切にコントロールするための「タイムシート(指示書)」をアナログとデジタルの両方で活用し、さらに作業効率を向上させる独自のツールを見つけています。

「作業を短縮できる部分はツールで補い、作品のクオリティに関わる部分は自分の手と感性を使って、心を込めて作っています。」と、吉岡さんは言います。その考え方をもとに、After Effectsを駆使したレイヤー構築やエフェクト調整の実演が行われ、ブースを訪れた参加者にはその精緻な作業を間近で体感いただきました。

デスクトップコンピューターの画面 AI によって生成されたコンテンツは間違っている可能性があります。

タイムシート(指示書)を見ながら、After Effectsでの撮影作業が行われる

机の上のノートパソコンを見ている男性 AI によって生成されたコンテンツは間違っている可能性があります。

ペンタブレットとキーボードを使いAfter Effectsを操作

吉岡さんは、「レイヤーを重ねて作るものは、『リズム』を創ること」と表現します。
時間の流れと映像空間のリズムが交差し、複雑になるほどアニメーションの深みが増す——これこそが日本のアニメーションの最大の魅力だといいます。After Effectsは、この「リズム」を自在に操るための直感的な操作性を持ち、PhotoshopやIllustratorとの連携によって、より自由で高度な表現が可能になります。

デモンストレーションでは、映像効果の追加方法や編集の工夫、Photoshopを併用した背景制作のテクニックなど、実践的なワークフローが紹介されました。その緻密な作業を見た来場者からは、「アニメの見方が変わった!」という感嘆の声が上がり、After Effectsがアニメーション表現において重要な役割を果たしていることを実感する場となりました。

After Effectsだからこそ実現する、アニメーションのさらなる可能性。世界中から注目される日本のアニメーションの魅力を支えるツールとして、今後も多くのクリエイターの創造力を引き出していくことを実感していただけたのではないでしょうか。

空港で荷物を待っている人たち AI によって生成されたコンテンツは間違っている可能性があります。

多くの来場者で賑わう会場内

Adobe Creative Cloudを活用して、アニメーションの表現力をもっと自由に。もっとクリエイティブに。

デスクの上のパソコンと女性 AI によって生成されたコンテンツは間違っている可能性があります。

アドビブースでご対応した、グラフィニカ VFX部 吉岡宏夫 氏、アドビ マーケティング本部 シニアマーケティングマネージャー 久手堅幸恵、アドビ デザイン製品担当 岩本崇

本イベントを通じて、企業やユーザーのみなさんから貴重なご意見やフィードバックをいただき、我々の製品やサービスの強みや課題を理解する非常に有意義な時間となりました。

現在、After EffectsやPhotoshopはアニメーション制作の現場で広く活用されていますが、これからもその多彩な機能や柔軟性を活かし、プロフェッショナルなコンテンツ制作に欠かせないツールであり続けるよう、業界とともに成長していきたいと考えています。

今後もアドビのクリエイティブツールにご期待いただき、ぜひご活用ください!