Adobe Fontsの人気フォント「百千鳥」と「源ノ角ゴシック」がアップデート。さらにAdobe Originalsから欧文フォント「Chidori」をリリース

図形 が含まれている画像 AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。

文字に豊かな表現力を与えるフォントは、クリエイティブには欠かせない道具のひとつです。 Adobe Fontsの人気フォント、「百千鳥」と「源ノ角ゴシック」がアップデートしました。さらに新たな欧文フォントAdobe Originalsから「Chidori」をリリースしましたのでご紹介します。

文字組みをさらに美しく。「百千鳥」と「源ノ角ゴシック」がアップデート

「百千鳥」と「源ノ角ゴシック」が、フォントデザイナーによる細やかな調整により、文字組みがさらに美しく改善されました。アップデート内容は以下の通りです。

■百千鳥

アップデート1:拗音・促音(小書きの仮名)の表示位置の調整

拗音(ちゃ、ちゅ、ちょなど)、促音(っ)の小さく書く文字の表示位置見直し、文中でより適切なポジションになるように調整しました。

ロゴ, 会社名 AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。

テキスト, 図形, 矢印 AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。

アップデート2:一部の仮名のデザイン修正

「メ」の2 画目の形を調整。「を」のパスエラーを修正。

抽象, 時計, 挿絵 が含まれている画像 AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。

■源ノ角ゴシック

アップデート1:Unicode URO and Extension Aに完全対応

下記の文字が新しく追加されました。

U+9FF0, U+9FF1, U+9FF2, U+9FF3, U+9FF4, U+9FF5, U+9FF6, U+9FF7, U+9FF8, U+9FF9, U+9FFA, U+9FFB, U+9FFC, U+9FFD, U+9FFE, U+9FFF, U+4DB6, U+4DB7, U+4DB8, U+4DBA, U+4DBB, U+4DBC, U+4DBD, U+4DBE, and U+4DBF

テーブル AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。

アップデート2:新しいSVSesの追加

Unicode Version 16.0で追加された8つのSVSes(Standardized Variation Sequences)に対応しました。

<2018 FE00>(VS1) <2018 FE01>(VS2), <2019 FE00>(VS1) <2019 FE01>(VS2), <201C FE00>(VS1) <201C FE01>(VS2), <201D FE00>(VS1), <201D FE01>(VS2)

テーブル AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。

そのほか詳細情報に関しては、こちらgithubのサイト(英語)を参照ください。
https://github.com/adobe-fonts/source-han-sans/blob/release/SourceHanSansReadMe.pdf

フォントをアップデートする方法

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, アプリケーション AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。

今回アップデートされたフォントを使うには、Adobe Fontsのサイトにアクセスし、追加している各フォントを 一旦「削除」してから、再度「追加」または「ファミリーを追加」 してください。そうすることで、フォントが差し替わり最新のフォントをご利用いただけます。

「百千鳥」はこちらから
https://fonts.adobe.com/fonts/momochidori

「百千鳥VF」はこちらから
https://fonts.adobe.com/fonts/momochidori-variable

「源ノ角ゴシック」はこちらから
https://fonts.adobe.com/search?query=source+han+sans

Adobe Originalsに新しい欧文フォント「Chidori」が登場

ロゴ, 会社名 AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。

ロゴ, 会社名 AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。

新たな欧文フォント「Chidori」がAdobe Originalsから登場しました。

「Chidori」は、「百千鳥」フォントとの共同プロジェクトにより開発された欧文専用のバリアブルフォントです。「百千鳥」に含まれる欧文とは異なり、日本語との混植を前提としていないため、太さや字幅のバリエーションをより広くカバーでき、書体本来のダイナミックで精巧なデザインをそのまま活かすことができました。そのため「百千鳥」と比べてより大胆でインパクトのある表現も可能です。

RomanとItalicの2スタイルがあり、各スタイルには30種類のプリセットインスタンスが用意されています。「Chidori」は合計60フォントのファミリーとして構成されています。

同じ太さや字幅でも「百千鳥」に含まれる欧文は日本語と合うように調整されており、表示の結果は異なります。また、バリアブルフォントに対応していない環境向けに、従来のOTF形式による60フォントのスタティック版も提供されています。バリアブル版・スタティック版ともにAdobe Fontsから利用可能です。

テキスト, 手紙 AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。

テーブル AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。

「Chidori」はこちらから
https://fonts.adobe.com/fonts/chidori

「Chidori Variable」はこちらから
https://fonts.adobe.com/fonts/chidori-variable

ますます便利になったAdobe Fonts

Adobe Fontsで利用できる日本語フォントは1,000を超える充実のラインナップとなっています。

追加されたフォントを含め、Adobe Fontsの30,000を越える全てのフォントの見本はwebでご覧いただけますが、日本語フォントのラインナップをpdfで一覧できる見本帳「Adobe Fonts 日本語書体一覧」も以下からDLいただけますので、是非こちらもご活用ください。

Adobe FontsはAdobe Creative Cloudの有償メンバーなら追加料金もなく全てのフォントをお使いいただけます。

さらに、Adobe Fontsはアドビ製品だけでなく、WordやExcelなどのビジネスアプリや、iPad、iPhoneなどのiOS端末でも利用することができますので、多くの方に便利に使っていただけます。

ますます充実したAdobe Fontsを、是非みなさまのデザインワークに活用ください。