アドビ、ビデオ分野でのリーダーシップをさらに強化:Adobe FireflyにおけるAIによる新たな制作体験と、Adobe Premiereにおいて編集者向けの全くカラーグレーディング体験を提供

Adobe Fireflyを使ったビデオ生成や編集、Adobe Premiereによるカラーグレーディングや複雑なシーケンスの編集、あるいはFrame.ioでの分散チームによる共同編集まで、アドビの新たなビデオイノベーションは、魅力的なビデオの制作、編集、共有の方法をさらに進化させます。

本日発表された強力な新機能は、以下の通りです。

これらはアドビのクリエイティブポートフォリオ全体にまたがる進歩であり、「empowering everyone to create」という私たちのミッションと取り組みを反映しています。

Adobe Fireflyを活用するビデオクリエイターにとって、最高の時代へ

Adobe Fireflyは、業界をリードする30以上のモデルと世界最高峰の編集ツールを備えた、アドビのオールインワンAIクリエイティブスタジオです。そして本日、ビデオ制作においてその機能が大幅に強化されました。

Adobe Firefly 動画エディター:生成から編集、仕上げまでのすべてを1か所で

Adobe Firefly 動画エディターは、Adobe Fireflyで生成したコンテンツを完成したストーリーへと仕上げる、ブラウザーベースのエディターです。生成されたクリップや音楽、あるいは既存のフッテージを軽量なマルチトラックタイムライン上で組み合わせ、タイムラインまたはテキストベースで編集し、ストーリーを伝えるのに最適な形式でファイルに書き出せます。ユーザーからのフィードバックをもとに開発を続けてきており、今回のアップデートでは、

Adobe Firefly 動画エディター内で直接コンテンツを生成する場合でも、既存のフッテージをアップロードする場合でも、これまで以上に簡単にスタジオ品質の成果物を作成できる、以下の新機能を追加しました。

これらのアップグレードは、「クイックカット」のような新機能と併用することができます。クイックカットを使えば、未編集のフッテージから構成の整ったファーストカットを数秒で作成できます。これにより、Adobe Firefly 動画エディターは、アイデアの構想から完成したストーリーに仕上げるまでの、ビデオ制作の全工程を完結させるのに最適な場所となります。加えて、Adobe Firefly はAdobe Premiereともシームレスに連携します。Fireflyボードでは、アイデアの可視化、ストーリーボードの作成、Bロールの生成が可能です。そして、企画段階から制作フェーズに移行する際には、画像や動画をAdobe Premiereデスクトップ版へ直接送信でき、プロジェクト内で編集可能なアセットとして開くことができます。手動でダウンロードやインポートする必要はありません。

Adobe Fireflyに新たに搭載されたKling 3.0およびKling 3.0 Omni

Kling 3.0は、ストーリーボード作成と映像・音声の同期に重点を置いた、強力で汎用性の高いAIビデオモデルとなっており、迅速かつ高品質なビデオ制作に最適です。Kling 3.0 Omniは、より高度なバージョンであり、プロレベルの高度なコントロールと一貫性を実現します。ビデオ内の登場人物の生成、より強力な一貫性、そして各ショットの長さ、アングル、カメラの動きを指定できます。これらのモデルは、Nano Banana 2、Veo 3.1、Runway Gen-4.5など、Adobe Fireflyですでに利用可能な30以上の業界をリードするモデルに加わります。これにより、多くのビデオ生成の選択肢がすべて1か所で提供されることになり、クリエイターはこれまで以上に多様な動画生成方法を選択できるようになります。

Adobe Fireflyの新機能の詳細はこちらをご覧ください。

Adobe FireflyアプリでKling 3.0を 使用して作成

本日のアップデートにより、ビデオ制作のあらゆる工程がより強力になりましたが、私たちはそれぞれの工程自体を変えるような新機能の開発にも取り組んでいます。その一環として、アドビのクリエイティブエージェントを活用した新しいアシスタント「Adobe Firefly AIアシスタント」がまもなくAdobe Fireflyアプリに登場します。これは、アドビアプリのパワーと精度を活かした新しい制作アプローチです。どんな作品を作りたいかを言葉で説明するだけで、アシスタントがAdobe PremiereAdobe FireflyAdobe PhotoshopAdobe LightroomAdobe Expressなどのアドビクリエイティブアプリを横断して複雑かつ多段階にわたるワークフローをシームレスに調整・実行します。詳細はこちら(英語)をご覧ください。

世界をリードするメディアおよびエンターテインメント企業も、Adobe Fireflyを大規模に活用しています。生成AIモデルのカスタマイズサービスAdobe Firefly Foundry(英語)を利用することで、スタジオやクリエイターは、Adobe Fireflyの商用利用に適したAIモデルを独自のブランドやフランチャイズコンテンツに合わせて調整でき、クリエイティブなコントロールを損なうことなく、アイデアの構想からポストプロダクションに至るまでのストーリーテリングを加速させることができます。Adobe Firefly Foundryの詳細についてはこちらをご覧ください。

カラーモード:編集者のために0から設計された、画期的なカラーグレーディング体験

かつてビデオの編集といえば「カット」することを意味していました。しかし昨今、編集者であればおそらく他の工程を含むすべてを自分で手がけており、特にカラーグレーディングが最も難しい作業に感じられるでしょう。長きにわたり、カラーグレーディングには2つの選択肢しかありませんでした。プロのカラリストに任せるか、あるいは編集作業から完全に引き離され、編集者向けにデザインされていないプロ仕様のアプリケーションを学びながら格闘するか、のどちらかです。

そこで、本日、Adobe Premiereに「カラーモード(ベータ)」を導入します。これは、現場の編集者の考え方や作業スタイルに合わせて特別に設計された、これまでにないカラーグレーディング体験です。プロ仕様のカラーツールがいつもの作業環境に寄り添い、カラーグレーディングを編集作業の自然な延長として直感的に行えるようになります。

カラーモードでは、映像が常に最優先されます。期待通りに反応するインターフェイスと、やりたいことが高度化すればそれにも応えてくれるシステムを提供します。ちょっとした調整をしたい場合でも、フッテージを深く掘り下げたい場合でも、カラーモードはユーザーのニーズに応えます。カラーモードを使用した編集者からは、この新しい体験によってカラーグレーディングが楽しいものになったという声が寄せられています。クリエイティブな決定一つひとつに専門的知識を要求するのではなく、好奇心、実験、そして遊び心を誘う体験となっています。

これにより編集者は初めて、プロジェクトのあらゆるレベルにおいてカラーの調整のフローを完全に把握できるようになりました。すべての決定が可視化され、すべてのグレーディングはユーザーの思考に合わせて整理され、作業とフッテージの関係は常に意図した通りのものとなります。

カラーモードは、大規模なプライベートベータテストを通じて現場の数百名の編集者との直接的なコラボレーションによって開発されました。この機能は本日よりすべてのAdobe Premiere有料プラン利用者を対象にパブリックベータ版として提供され、2026年内中に正式リリースされる予定です。今すぐお試しください

ベータ版のカラーモードに加え、新しいAdobe Premiere 26.2ではワークフローの高速化を目的としたさまざまな改善も施されています。これには、Film Impactを活用した新しいエフェクトやトランジション、「シャープ」および「スムーズ」を備えたオブジェクトマスキング、複雑なタイムライン内でも目的の場所に移動できる検索可能なシーケンスインデックスパネルなどが含まれます。また、ドライブやプラットフォームをまたいで機能するパス追跡機能を改善し、オフラインメディアの再リンクをより高速かつスマートに行えるようにしました。Adobe Premiere 26.2の詳細についてはこちらをご覧ください。

Adobe Fireflyにおけるカラー機能の改善

ビデオワークフローのカラー機能の改善は、Adobe Premiereだけにとどまりません。Adobe Firefly 動画エディターにもシンプルなカラー調整コントロールが追加されました。直感的なスライダーやワンクリックで適用できるルック機能により、エディター内で直接、露出、コントラスト、彩度、色温度を微調整できるため、生成あるいはアップロードしたフッテージを、常に最高の状態に仕上げて書き出すことができます。

Adobe After Effectsで、これまで以上に迅速にマットを作成・調整

業界をリードするモーショングラフィックスソフトウェアであるAdobe After Effectsでは、AIを搭載した新機能「オブジェクトマットツール」により、ロトスコープやマスキングの作業が劇的に高速化されました。動く被写体にカーソルを合わせクリックするだけで正確なマットを作成できるほか、「クイック選択ブラシツール」で数回ストロークして微調整を行ったり、「エッジを調整ツール」を使ったりすることで、髪の毛や細かいディテールなどの最も難しい部分も完璧に仕上げることができます。Adobe After Effects 26.2の詳細はこちらをご覧ください。

今後の展望:生成動画のさらなる進化

アドビの研究チームは常にビデオの革新をその先へと導く新たな方法を模索しており、最近では「MotionStream」(英語)をプレビューしました。これは、クリエイティブプロフェッショナルが生成されたビデオの一部を変更したり調整したりする際に活用できる新しいクリエイティブコントロール機能に焦点を当てたものです。

Frame.io Driveでクリエイティブチームの連携を強化

現代のビデオ制作はかつてないほど分散化が進み、要求も高まっています。ファイルやステークホルダー、バージョンの数が増加する中、複数の拠点で作業を行うチームにとって、これらすべてを統合するインフラは、クリエイティブな作業そのものと同じくらい重要になっています。

そこで本日、アドビはFrame.io Driveをリリースします。これは、Frame.ioのプロジェクトをコンピューターに直接マウントし、メディアをローカルに保存されているかのように扱える新しいデスクトップアプリケーションです。ダウンロードや同期を待つ必要はもうありません。

Frame.io Drive を使えば、編集者、デザイナー、モーションデザイナーは、Adobe Premiere、Adobe Photoshop、Adobe After Effects のいずれを使用している場合でも、必要な瞬間に同じ共有プロジェクトから作業を開始できます。ドライブの送付、転送リンクの共有、ばらばらのストレージシステムはもう不要です。メディアは必要な時にリアルタイムでストリーミングされ、ローカルキャッシュ機能により、巨大なファイルを扱う場合でも高速なパフォーマンスを維持します。チーム全体が1つの信頼できる共有ソースから作業できるのです。また、コンテンツはFrame.io内に安全に保管され、第三者と共有されることはありません。

Frame.io Driveおよびマウントストレージは段階的に提供が開始されます。本日よりエンタープライズ版で一般提供を開始し、その他全てのFrame.ioプランでも今後提供予定です。ウェイトリストにご登録いただくと、提供開始になり次第ご案内いたします。

すべてのビデオクリエイターを支援

アドビの使命は、誰もが創作活動を行えるようにすることです。クリエイティブな道のりのどの段階にいても、どのようなビデオを作成していても、アドビは皆様のために存在します。

この記事は2026年4月15日(米国時間)に公開された Adobe extends leadership in video: unleashing new AI-powered creation in Firefly, reinventing color for editors in Premiere の抄訳です。