Adobe Stockで伝える秋の訪れ：変化の季節を映し出す作品を販売

クレジット：Adobe Stock / Happy japanese family spending time outdoor

少しずつ、そして突然に――。アーネスト・ヘミングウェイはある小説で破産に至るまでの過程をこう表現していますが、同じような道のりをたどって、私たちはパンデミック前の生活を取り戻してゆくのかもしれません。部分的に活動が再開したかと思えば自粛生活へ逆戻り、という一進一退の1年の後、ばらつきはあるものの世界各地でワクチン接種が進み、にわかに北米の一部地域ではかつての日常が感じられつつあります。復帰が可能な人々は、はやる気持ちを抑えきれない様子で、すぐにでも元の社会生活に戻る準備はできていると言わんばかりです。こうした切なる思いは、オフライン・オンラインに関わらず、日常で私達が目にするビジュアルにはっきりと表れています。

秋といえば、家族の集いや爽やかなスタートの季節。暑かった夏の日々が終わり、心身ともにリフレッシュし、新たな集中力や目的意識をもって仕事や勉強にと、日常の生活に戻ります。この秋は、パンデミックによる失業や仕事の自粛、そして不安に見舞われた1年半を経て、元の日常のリズムを取り戻す準備をする人も多いでしょう。一方で、状況は変わらず、あるいは改善まで時間がかかり、再び自分の最も深い価値観、例えば、愛する人や生きがいとなる個人的な探求などに向き合う人もまた多いはずです。

ブランドが広告やメディアでこのような感情に訴えるビジュアルを強調する傾向は続くでしょう。そのため、Adobe Stockも、こうしでた世の中のタイムリーな関心事と、時を経ても色褪せない、いわゆる「エバーグリーンな」アイディアを念頭に置いて秋を表現すれば、商業的により訴求力の高いものになります。Adobe Stockの秋のコレクションは、家族の集まりやロードトリップ、豪勢な食卓、キャンプファイヤーでの静かな語らいをはじめ、楽しみあるいは思索に耽る秋という季節にぴったりの作品を取り揃えています。以下に紹介するアドビが考えるこの秋のトレンドをぜひ参考にしてみてください。

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自然そのもののようにつややかで豊かな色彩のカラーパレット

Autumn Tones & Textures は、私たちを取り巻く自然をそのまま映し出したかのようです。毎年秋になると、はっとするような夏のキャンディーカラーが、まるで熟していくかのごとく深みや温かみを増し、味わいのある色彩へと変わります。ストロベリーやチェリーのジャムのような赤とクランべリーや楓の葉のような官能的な赤紫の違い、あるいはレモンと干し草の黄色の違いなど、微妙な差ですが、誰もがその変化を感じます。

今年は、生まれつつある楽観主義や深い喜びを色合いの妙で魅せつつ表現するカラーパレットが好まれそうです。Adobe Stockが「Fall Flowers」と題したこのパレットは、溌剌としたフューシャパープル、ターメリックオレンジ、アメジストバイオレットが、ぬくもりのあるほっこりとした色味のイエローやシトリンとコントラストをなす色彩を提案します。つややかなジュエルトーンは、ファブリックや食品のほか、贅沢さや豊かさを表現するイラストなどに最適です。

こうした鮮やかな色彩を際立たせるのが、心地よい寛ぎのカラーパレット「Down to Earth」です。空気がひんやりとしてくると、ウールのセーターやお気に入りの陶器のマグカップに手が伸びるように、濃く彩度の高いクリムゾン（鮮やかな赤紫）やティール（青緑色）と、サンドやオークル、モカなどのこっくりとしたニュートラルカラーが互いを引き立て合います。秋めいた森や湖で散歩やハイキングを楽しんだ後のティータイムの温かいマグカップ、そんなイメージを抱かせる配色です。

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新学期はわずかながらも変化の兆し

Covid-19が世界中の教育システムを揺るがす以前から、教育関係者たちは従来の学習モデルに、バーチャルやリモート、オンラインでの学習を取り入れつつありました。特に進んでいたのは、働きながら学ぶ学生のために夜間コースやフレキシブルな選択肢を備える大学 のキャンパスです。パンデミックにより多くの若者が突然自宅での学習を強いられるようになりましたが、今秋に学生が戻るため、学校は授業形態の混合の仕方についてより理解を深めています。

対面授業が再開されれば、新学期用に新調した洋服やアクセサリーで自己主張をして、学生たちが登校してきます。学生や教育業界をターゲットとするブランドも、オンライン化が加速する小売環境に適応する必要がでてくるでしょう。

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身近な自然を探索する

ある推計によると、アメリカ人にはおよそ1兆7千億ドルの余剰貯蓄があるそうで、自粛や行動制限も1年を過ぎ、消費欲が高まっているとのこと（響きは良くないですが、リベンジ消費と呼ばれる現象）。今は世界中の人々が日常の戻る日を待ちわびながら、外出を控え、節約しています。一方で、旅への渇望感を身近な場所で紛らわす方法を探している人も大勢います。

世界各国で海外旅行の規制が続くなか、消費者は引き続き地元の探索を楽しんでいるように見えます。昨年のハリス世論調査によると「アメリカ人の69％は、ロックダウンが解除されて以降、外出したときの経験や周囲の環境に対する意識が高まったと述べている」そうで、安全な場所であると同時に大切に育んでいかなければならない自然の美しさや回復力へのありがたみが増しています。

アメリカでは、国内のアウトドア旅行も脚光を浴びており、ブランドやクリエーターは、RV（キャンピングカー）に荷物を積み込んで旅に出る楽しさや冒険心を表現している素材を求めています。ソーシャルメディアのフィードでは、快適な空間や整った住まいを離れ、テントや車の中で眠る素朴な楽しみのために大自然に飛び出していく人々の姿をよく目にするようになりました。日本ではどうでしょうか？行楽の秋を感じさせるコンテンツは多くの人に受け入れられるトピックかと思います。Adobe Stockのコレクション、Fall Outward Bound（秋の冒険）にはキャンプやハイキング、焚き火料理のほか、ちょっとしたアドベンチャーの画像が満載です。

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絆を深める行事は感謝と祝福を込めて

規模の大小にかかわらず、家族の集まりは近況を伝え合うだけの機会ではありません。共通の過去や様々な思い出で皆がつながり、時の流れに感じ入りつつ、絆を深めたり、新たな計画を練ったりする機会でもあります。特集コレクションFall Reunion（秋の集まり）は、パンデミックが解消されたら、皆で共に食事や料理、祈り、回想、宗教的儀式などの習慣や行事を行いたいという人々の欲求に寄り添うものです。

一方、Adobe StockのFall Holiday（秋の休暇）コレクションは、この季節の多種多様な祝祭の行事と、そうした伝統から生まれる共同体意識に敬意を表しています。ブランドは広告のターゲット層をよりグローバルに拡大し始めているため、世界各地の秋の行事、例えば、月餅を食べる中華圏の中秋節やメキシコの死者の日、朝鮮民族の祭日である秋夕、ヒンドゥー教のお祝いのディーワリー、ユダヤ暦の新年祭ロシュ・ハシャナーなどの画像やコンテンツへのニーズはこれまで以上に高まっています。

ハロウィンやサンクスギビングなどのアメリカの秋の主要行事に期待されるイメージは、豪華さや高揚感です。一方で、家庭での慎ましい夕食の後、地域の恵まれない人々に食事をふるまう家族もいるでしょう。

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感謝の季節にぴったりの作品をお待ちしています！

Adobe Stockは常に、季節感がより感じられる写真やビデオクリップ、イラストを求めています。秋にまつわるコンテンツを投稿するには今が絶好のタイミングです。

「パンプキン スパイス ラテ」に リンゴ狩り、カシミアのダスターコート。どれも現代ならではの秋のトレンドですが、人類の歴史を見れば、ほぼいつの時代も秋といえば収穫の時でした。いくつもの季節をまたいで、労力を惜しまず、手塩にかけて育ててきたものがようやく実を結ぶのがこの時期。そのため、様々な秋の休暇や習慣、儀式、集いに共通しているのは、感謝や分かち合いの精神です。

この1年を通じて、家族や友人同士、互いに感謝すべきことがたくさんあると気づいた人も多いのではないでしょうか。ブランドは、分かち合いのこの季節を連想させるような、多様性に富んだ誠実かつ新鮮なコンテンツも探しています。

更なるインスピレーションを求めるなら、Adobe Stockで2021年秋のコレクションをご覧ください。また、無料のAdobe Stockコントリビューターアカウントをご登録いただき、秋ならではの自信作の新たな画像やビデオをぜひAdobe Stockへご投稿ください。

この記事は2021年7月13日にBrenda Milisにより作成＆公開されたAutumn 2021: A season of change for stock imageryの抄訳です。