SDGsクリエイティブコンテスト締め切り直前!〜Q&Aと広がるSpark活用イメージ
GIGAスクール端末の活用促進をめざし開催するSDGsクリエイティブアイデアコンテスト。作品応募を希望する学校や教員に対し、SDGs学習のポイントやAdobe Spark活用事例など作品制作に役立つ情報をお届けするオンラインセミナーをレポートします。
朝日新聞 SDGs ACTION!とアドビが開催する「SDGsクリエイティブアイデア コンテスト2021」の応募締め切りまであとわずかとなりました。当コンテストではSDGsの達成に向けた解決のアイデアを全国の小、中、高等学校より募集しています。9月6日(月)、締切直前スペシャルとしてオンラインセミナー「SDGsクリエイティブアイデアコンテストQ&A」が開催されました。
応募方法や要件を最終チェック
セミナー前半では、アドビの教育市場部 松本聖子が応募手順の詳細を紹介し、よく寄せられる質問について解説しました。
このコンテストは、Adobe Sparkで自作の動画を含むウェブページを制作して応募するのがルール。応募は学校単位で受け付けているため、児童生徒の直接応募や、他校との共同制作は受け付けることはできません。また、応募作品に使用する写真、動画、音楽などの素材は十分に権利を確認することなどを改めて周知しました。
なお、iPadでSparkを使用する場合、ウェブブラウザでアクセスするのではなく、必ずアプリ版のSpark(Spark Post、Spark Page、Spark Video)を使用する必要があります。 GIGAスクール構想ではiPadが導入されている学校も多数あるので、おさえておきたいポイントです。
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アドビの教育市場部 松本聖子とエデュケーションエバンジェリスト 井上リサ_
Sparkのさまざまな活用事例を概観
続いてアドビのエデュケーションエバンジェリスト 井上リサが加わり、学校現場で広がるSparkの活用例を紹介しました。アドビでは、さまざまなSpark活用アイデアを集めたページを用意して活用のヒントを提供しています。
また、アドビの教育関連Facebookコミュニティ「Adobe Education Community JP」にもSparkに関する投稿が寄せられています。例えば、時間割表やポスターを児童自身がSparkで作成したという投稿や、手描きの絵にSparkでナレーション等を加えて動画でお話作りをしたという投稿などが紹介されました。
掲示物の制作や、図工と国語を連携させた作品作りについて、「印刷できるのでいいですね」「アナログとデジタルのみごとなフージョン!」「筆の暖かみと声もあわさって体温の感じられる素敵な作品ですね」と、井上と松本が感想を交わしました。
Facebook「Adobe Education Community JP」コミュニティへの投稿より。児童が教室美化ポスターを制作した例(左)、授業で手描きの絵から動画を作成した例(右)
こんなアイディアも!自由な発想で使ってほしい
さらに松本と井上からもSparkの活用提案です。松本からは、誕生日のお祝いカードをクラス全員がSpark Postで作成し、先生が全員のカードをウェブページにまとめて誕生日の本人にプレゼントするというアイデア。普段はクラスで手作業で行っていることをデジタルに置き換える発想です。井上はSparkで作ったラジオ体操のスタンプカードを見せ、手軽に見栄えよいデザインの印刷物を作れることをアピールしました。
クラスの誕生祝いカードまとめにSparkを使うアイデアを紹介
ほかにも、中学校の技術家庭科の事例から、金属加工でアクセサリーを制作し、それを販売する想定の仮想ウェブページをSparkで制作した活動を紹介。「保護者が学校に来なくても作品を見せることができ、Sparkを共有のプラットフォームとして使っていただいているのが面白い事例だと思います」と井上。クラウドで管理されるデジタル作品ならではのメリットです。
本コンテストの課題のようにSparkをプレゼンテーション手段として使うだけでなく、学校生活や授業の様々なシーンに組み込むイメージが広がりました。アドビのツールを活用するクリエイティブな先生のコミュニティAdobe Education Exchangeでは、さらに様々な活用事例に触れることができます。
締め切り間近の本コンテストへの応募はもちろん、その先も、クリエイティブ活動の手軽なツールとしてSparkの活用が広がるのが楽しみです。
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