届け、一人一人のメッセージ - 2022年度 アーティスト開拓ファンド 募集開始!
イメージ: Adobe Stock / Carina Lindmeier.
魅力的なアートは、多様な環境で育まれます。Adobe Stock Advocatesは、純粋でインパクトがあり、現代のリアルなライフスタイルを伝えるビジュアル作品を紹介し、そのアーティストの活動を支援するプログラムです。昨年、包括的な社会を描く作品制作の支援に対する活動の一環として、「Artist Development Fund(アーティスト開発ファンド)」を立ち上げました。2022年も、このファンドを継続し、新たに40名のアーティストをサポートすることになりました。
このプログラムでは、ご自身が属するコミュニティを描くクリエイターにスポットライトを当て、これまで見過ごされてきた様々なテーマをインパクトとリアリティーある形で表現していただきます。ファンドの使い方は自由で、機材の購入やレンタル、モデルやロケーションに関する費用、小道具や衣装、材料の購入など、作品制作に必要な費用に充当していただきます。今年も2022年2月22日より、本年度のアーティスト開拓ファンドの募集をスタートいたしましたので是非ご参加ください。
インスピレーションを得て、作品を発表する
写真、ベクターアート、イラスト、動画など、あなたの作品を募集しています。インスピレーションを得るために、新しく生まれ変わったクリエイティブブリーフを用意しました。
テーマは以下の通りです。
- Circles of Activism (アクティビズム):人種的偏見や社会的不公正に対する「行動」を描くもの。気候変動や持続可能性に注目するあらゆる背景の人々 - 地域社会で集団行動に参加する学生や年配者など。
- Return of Veteran (退役軍人の帰還):退役軍人がどのように市民生活に復帰するか、また、こうした経験が性別、年齢、民族、文化的背景の異なる人々にとってどのように違って見えるかを示す。
- Beliefs and Rituals (信念と儀式):現代の精神的、宗教的な慣習について、また、あらゆる背景や信仰を持つ人々が伝統をどのように解釈し、独自のスタイルを作り上げているのかを紹介する。
- Taste of Heritage (伝統の味):食べ物や料理との関わり合いが、私たちの価値観、家系、民族性、生い立ち、将来の夢などが、どのように体現されているかを描く。
- Family Life(ファミリーライフ):両親、子供、そして家庭に対する愛や支えを与えるあらゆるタイプの人、親戚、愛する人など、あらゆる背景を持つ家族を称えるビジュアル。
- Celebration of Self (自己を称える):心の傷を癒すために内側に向かう様々な方法、そして身体的な練習を通して癒しを表現し体験する方法を探求しています。
- Joyful Rhythm (ジョイフル・リズム):ダンスやジェスチャー、楽器や音楽制作、その他の芸術的な表現を捉えた画像を紹介します。
また、今年は「Healing Reflections(ヒーリング リフレクションズ)」という全く新しいテーマが加わりました。これは、癒しにつながる儀式、瞑想、身体活動のエンパワーメントなど、あらゆる体型、肌質、年齢、性別、身体能力を含む、概念的かつ日常的なイメージを中心に据えたものです。
アーティスト開拓ファンドへの応募は、これらのクリエイティブブリーフの1つまたは複数を参考にしていただいて構いません。或いは、あなたの個人的な物語を共有するプロジェクトを提案していただいても構いません。
イメージ(左上から時計回りで): Adobe Stock / Lisa Weatherbee, Adobe Stock /Adam Perez, Adobe Stock / Lynne Hardy.
Adobe Stock Advocateの意義
このプログラムを特別なものにしているのは、社会から見過ごされ、過小評価されているグループやコミュニティに属するアーティストに重点を置いていることです。このプログラムを通して、当事者としての声や視点が一人一人の作品を通して広く届けるとともに、個人的な本物のストーリーを語ってくれるアーティストに焦点を当てていきます。
Adobe Stock Advocateのウェブサイトでは、最新のクリエイティブブリーフ、インスピレーションギャラリー、これまでのアーティストの作品やストーリーを見ることができます。その中の一部をご紹介しましょう。
Daniel Adamsは、クアラルンプールを拠点とするマレーシアの写真家で、ポートレートの中でジェンダー、アイデンティティ、文化的規範を探求しています。彼のプロジェクトは、色彩主義とクィア体験を検証しています。
クレジット: Adobe Stock / Daniel Adams.
“「このプロジェクトで、私は素晴らしいコミュニティチームと協力し、ダークスキンコミュニティの個人と彼らの織り成す体験を作品の中心に据えることを目指しました。”
iMichaela Oteri は、フロリダ州タンパを拠点とする、米国出身のクィアであり、ハンディーキャップを持つデジタルアーティストです。彼女の専門は、多様な人々や経験を描くことです。
クレジット: Adobe Stock / Michaela Oteri.
"私は、様々な背景を持った自己同一性障害の人達のために、仲間のアーティストに使ってもらえるような作品を広めたい"
ブルックリンを拠点に活動するアーティスト、Shawn Pridgenは、現代の社会運動や人種的正義のための闘いを照らし出すドキュメンタリー写真を制作しています。彼の作品は、多様なコミュニティ、フィットネス、スポーツに焦点を当てています。
クレジット: Adobe Stock / Shawn Pridgen.
"私の目標は、フィットネス、メンタルヘルス、ウェルネスを通じて、多様なコミュニティ、特に有色人種に焦点を当て、力を与えていくことです。"
自分自身を表現し、参加しよう
もしあなたが、自分の作品に登場するコミュニティや被写体に共感しているアーティストなら、ぜひこのプログラムにご応募ください。また、グローバルで40人に与えられるチャンスを、クリエイター仲間にもご紹介ください。
プログラムの詳細と参加方法については、Adobe Stock Advocates (英語のみ)のページをご覧ください。また、Adobe Stockでの作品販売はこちらのページをご覧ください。皆様のご応募をお待ちしております。
この記事は2022年2月22日にIrene Malatestaにより作成&公開された Artists wanted: Share your unique perspective on Adobe Stock の抄訳です。