野島裕史さんが語るデジタル化のメリットとAcrobatを使う理由
「原稿や台本が紙からPDFになって本当に楽になりました」そう語るのは、声優・ナレーターとして活躍する野島裕史さん。この記事では、そんな野島裕史さんが、Acrobatやデジタル化で得られる仕事上でのメリットや便利さについてお話いただいています。
PDFは絶対に紙以上
事務所の方から「台本どうしますか」と言われて、「紙で出力しておきますか。それともメールで送りますか」と言われた時は、100%「メールでください」と言っています。PDFは絶対に紙以上ですね。
“PDFは絶対に紙以上です”
最大の便利さはiPadにすべて集約できること
枚数が多い原稿をiPadだけに集約して持つことができるという便利さが最大にあります。チェックをする時も、やはりこの辺はアナログなのですが、手書きでチェックを入れていきたい。だから、ちょっとシャーペンっぽいペンと、赤鉛筆っぽい、もしくは赤ペンみたいなペン2つをすぐ出るようにしておいて、それでチェックしています。
iPadで開いて、PDFのコメント機能を使って手書きで原稿を修正
ペーパーノイズなしでNGも出させない
あと、ペーパーノイズは大敵です。せっかく良い演技したのに、ペーパーノイズでNGになってしまうとすごく寂しい気持ちになります。でもiPadだと全くノイズが出ない。そこはもう今後全部PDFになったらいいのにと思います。
ペーパーノイズが入らない
文字をそのまま拡大できる
さらに言えば、老眼でちょっときつくなってきたなと思ったら、文字をそのまま大きくできます。これは絶対紙にはできないことですので、一度使ってみれば、絶対にPDFの方が便利だと思いますね。
文字の拡大操作も簡単
いつかは誰もがPDFに対応できるように
なかなかまだPDF化できていないものもあります。アニメの台本は、前日に修正リストが送られてきて、「この原稿の上にこの紙を貼ってください」という修正の場合もあります。これがもしクラウドで先方の方が修正してくれたら、そのほうがより正確です。さらに無駄な手間や紙が無くて良いと思います。この仕事の特徴は、最終的にはペーパーレスでできることだと思います。みんながPDFに対応できるようになったらうれしいですね。
“みんながPDFでペーパーレスになればうれしいですね”